時間や場所を選ばず自由に働けるフリーランスエンジニア。ふとしたきっかけから憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、なりたい気持ちがある一方で、
「フリーランスエンジニアって会社員と何が違うの?」
「フリーランスエンジニアについて知りたい!」
「フリーランスエンジニアになってから上手くいくか不安…」
と疑問や悩みを抱えている方もいるはず。
フリーランスエンジニアへ独立するなら事前に必要な情報は知っておきたいですよね。
そこで今回は、フリーランスエンジニアの仕事内容からメリット・デメリット、なる方法や実態まで網羅的に解説します。
この記事を読めば、フリーランスエンジニアについて理解できるだけでなく、独立のイメージも湧きますよ。
目次
フリーランスエンジニアとは?
フリーランスエンジニアとは、会社に所属せずに働くエンジニアを指す言葉です。仕事(案件)の獲得から納品までを個人で請け負います。
仕事する時間や場所を自由に決められるため、週末に働く方や在宅ワークがメインの方など、働き方はフリーランスエンジニアよってさまざまです。
働き方の自由度が高い一方、日々のスケジュールを自分で決定・管理しなくてはならないのが、フリーランスの大きな特徴ですね。
フリーランスエンジニアの仕事内容
フリーランスエンジニアの仕事は大別して「常駐型」と「在宅(非常駐)型」にわけられます。そのため、獲得した仕事が常駐型・在宅型案件かによって仕事内容が異なるわけです。
とはいえ、言葉の違いを聞いてもイメージは湧きませんよね。ここからは常駐型と在宅型案件の仕事内容をそれぞれ解説していきます。
常駐型案件の仕事内容
常駐型案件は取引先から指定された場所で業務を行う仕事です。
一見、働く時間や場所を自由に選ベるイメージの強いフリーランスエンジニアですが、募集案件の多くは常駐型が占めています。
自社システムの機密情報が漏洩しないよう、外部ではなくオフィスでシステムの管理や運営を行ってもらうためです。
常駐型案件は取引先から指定され場所や時間で働く一方、在宅型案件と比べ単価の高い傾向があります。また中長期的な契約になるケースが多いため、フリーランスエンジニアの安定収入に繋がるのが特徴です。
とはいえ、「フリーランスなのに会社員と同じじゃん…」と感じた方もいるでしょう。確かに働く場所や時間が指定されているという面で大きな違いはありません。
しかし、フリーランスは依頼された範囲で仕事を遂行すれば良いため、会社員エンジニアにありがちな管轄外の仕事を任されたりすることはないのです。
常駐型案件はシステムの管理や運営を行うエンジニアならではの働き方ですね。
在宅型案件の仕事内容
在宅型案件は取引先の要望に沿う成果物の納品を請け負う仕事です。
多くの方がイメージする一般的なフリーランスの働き方ですね。働く場所や時間の自由度が高い一方、納期までに取引先の要望に沿う成果物を納品しないと報酬が支払われません。
在宅型案件の主な仕事内容はシステムの開発です。あるプロジェクトへチームメンバーの一員として参加し、個別で納品できる開発業務を行います。
もちろん、能力次第ではプロジェクトやチームをマネジメントする上流工程の案件も受けられますよ。
もちろん、常駐型と在宅型のどちらが良いという話ではありません。自分の生活や理想に適した案件選びが大切です。
下に記事ではフリーランスエンジニアが在宅案件を獲得する方法について詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→まだ悩んでるの?フリーランスエンジニアが在宅案件を獲得する方法とスキル、仕事を紹介
フリーランスエンジニアになる3つのメリット
フリーランスエンジニアとして働くメリットは下記の3点です。
それぞれ解説していきますね。
仕事場や働く時間を自由に選べる
これまでも触れてきましたが、仕事場や働く時間を自由に選べるのはフリーランスならではのメリットです。
もちろん、常駐型案件のように場所や時間を指定される仕事もあります。しかし、請け負う仕事の種類も含め、自分が理想とする働き方に適した仕事を選べるのはフリーランスだからこそ。
会社に所属する従業員では享受し得ない大きなメリットといえるでしょう。とはいえ、自由度が高いから理想の仕事を獲得できるわけではありません。
理想の仕事を獲得できるかどうかは、フリーランス生活の命運を分ける重要局面です。下の記事ではフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法を詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→フリーランスエンジニアの仕事探しの方法7選!収入を劇的に上げる秘訣とは?
今以上の高収入が獲得できる
フリーランスエンジニアになれば今以上の高収入が獲得できる可能性があります。下記の引用からもわかる通り、フリーランスの報酬は自らの能力や実績に比例するからです。
フリーランスの場合、得られる報酬は、本人の能力に比例する。最新の技術を保有し、高い開発能力を持つなど、需要が高い人材には高い報酬が支払われることになる。
フリーランスの収入は、個々に契約した仕事に対して支払われる報酬で成り立っているため、年功序列による年齢や勤続年数の影響を受けない働き方と言える。
引用元:IT人材白書2016
そのため、自分が持つ能力や実績次第ではフリーランスエンジニアとして働いた方が年収や報酬が高くなるケースもあるわけです。言い方を変えれば、能力や実績に自負のある方がフリーランスへ独立しているともいえますね。
下の表からも能力や実績次第という点がうかがえます。
平均年収 | 年収1000万円 | 年収2000万円 | |
---|---|---|---|
会社員エンジニア | 550万円 | 2.5% | 0.4% |
フリーランスエンジニア | 630万円 | 10.6% | 1.5% |
出典元:IT人材白書:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
下の記事ではフリーランスエンジニアの平均年収や単価についてより詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→最大2000万!?フリーランスエンジニアの平均年収を職種別に紹介
生活の自由度が増す
こちらも上記で触れましたが、仕事する場所や時間を選べるフリーランスエンジニアの働き方は、生活の自由度が高い特徴があります。
もちろん、自由が高い一方でスケジュールの管理や生活リズムを整える必要が出てくるため、会社員の時以上に自己管理が求められる働き方ともいえるでしょう。
フリーランスエンジニアのメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事を合わせて見てくださいね。
→人気な理由がわかる!フリーランスエンジニアのメリット8選から向いてる人
フリーランスエンジニアになる3つのデメリット
フリーランスエンジニアのメリットを抑えたところで、下記からはデメリットを解説しますね。
フリーランスエンジニアとして働くデメリットは下記の3点です。
こちらもそれぞれ解説していきますね。
収入が不安定になる
会社員エンジニアと比べ収入が不安定になる点は、フリーランスエンジニアのデメリットといえるでしょう。
上記でも解説しましたが、フリーランスは自分が請け負った仕事の成果に応じて報酬を獲得します。そのため、会社員のように働く前から収入が確保されているわけではありません。
常駐型案件のように中長期的な契約のもと報酬が支払われるのであれば、安定した収入は見込めます。しかし、基本的には成果の分だけ報酬を獲得するのがフリーランスエンジニアだということを頭に入れておきましょう。
会社からの保証がなくなる
保険や福利厚生といった会社からの後ろ盾がないのも、フリーランスエンジニアのデメリットといえるでしょう。
フリーランスエンジニアは会社に所属しない立場のため、保険や福利厚生などのサポートを受けられません。そのため、会社員の時と比べ支払う保険料が高くなったり、税金を自己申告する手間が生まれます。
金銭的なサポートだけでなく、仕事にまつわる手続きも自分で行うわけです。フリーランスエンジニアはまさに「自分の身は自分で守る」がモットーの働き方ですね。
代えが利かなくなる
フリーランスエンジニアに自分の代えは利きません。
会社員であれば、仮に自分が風邪で休んでも周囲の方が仕事を代行してくれますよね。しかし、フリーランスエンジニアの場合そうはいきません。
個人で仕事を請け負っているため、自分が休めば仕事はその分進まないことになります。フリーランスに自己管理が必要なのも仕事を代行できないからにほかなりません。
一見すると当たり前のことではありますが、請け負った仕事をこなすのは自分自身です。会社員の時と同じ感覚でいると痛い目を見るでしょう。
フリーランスエンジニアのデメリットについてさらに知りたい方は、以下の記事も良ければ合わせて見てくださいね。
→【焦るな危険】フリーランスエンジニアのデメリット8選と回避方法
フリーランスエンジニアに必要なスキル【目的別】
フリーランスエンジニアへの独立に特別な条件や資格は必要ありません。しかし、肝心なのはフリーランスエンジニアになれるかどうかではなく、理想の報酬や生活を実現できるかどうかです。
フリーランスへ独立したのに仕事を獲得できない・続かないでは元も子もありませんよね。そこでフリーランスエンジニアが理想を叶えるのに必要なスキルを目的別に紹介します。
どちらのスキルも積み重ねてこそ実る能力です。今のうちから意識して磨いていきましょう。
ワークスキル
上記4つのワークスキルは、フリーランスエンジニアが仕事をしていく上で根本的に必要となるスキルです。
先にも解説しましたが、フリーランスエンジニアは仕事の獲得から納品までを自分で行います。そのため、プログラミング言語を扱えるスキルはもちろん、案件を獲得するための営業力や仕事で起こる問題を解決に導く自走力が重要になります。
仮にどれか1つでも欠ければ、フリーランスエンジニアとして理想を実現するのは非常に厳しくなるでしょう。
下の記事では4つの中でも根幹を成す「プログラミングスキル」について詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→【2021年最新】フリーランスエンジニアの稼げる言語5選!メリット・デメリットなども紹介
ライフスキル
先に紹介したワークスキルは勉強や練習に励めば誰でも身に付けられるハードスキルです。
しかし、上記4つのライフスキルは日々の生活で習慣的に積み重ねないと身につきません。それだけ習得するのが難しいスキルなんです。
とはいえ、生活の中で養えれば仕事における生産性や収入の向上はもちろん、幸福度の向上にも繋がります。
結果、フリーランスエンジニアとして理想的な活躍ができるでしょう。1つひとつのスキルをより詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
→できなきゃやばい!フリーランスエンジニアの8つの必須スキルとおすすめ言語やスキルアップ方法も紹介
フリーランスエンジニアの実態と現実
「フリーランスエンジニアって実際はどうなの?」と実情が気になっている方もいるはず。そこでここからはフリーランスエンジニアの実態と現実をデータと口コミから紹介します。
【データ編】フリーランスエンジニアの実態と現実
まずはフリーランスエンジニアの実態と現実をデータから見ていきましょう。下記にフリーランスエンジニアの年代別平均年収(会社員エンジニア比較)をまとめました。
フリーランスエンジニア | 会社員エンジニア | |
---|---|---|
20代 | 約700万円 | 約388万円 |
30代 | 約800万円 | 約388万円 |
40代 | 約860万円 | 約663万円 |
50代 | 約630万円 | 約720万円 |
出典元:IT人材白書2016令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省
上の表から、フリーランスエンジニアは年代を問わず会社員エンジニアよりも高い年収を獲得しているのがわかります。
これは先にも解説した通り、フリーランスエンジニアの報酬は能力や実績に比例するからですね。しかしそうなると、上表からは高い能力や実績を持つフリーランスエンジニアが平均額を引き上げているとも受け取れます。
そのため、誰もが上表の平均年収を獲得できるわけではないという点を抑えた上で参考にするのが賢明でしょう。
また、下の記事ではフリーランスエンジニアの実態を職種・言語別の平均年収などのデータも用いて解説しているので、良ければ参考にしてください。
→【適性診断付】フリーランスエンジニアの実態を項目別に徹底検証
【口コミ編】フリーランスエンジニアの実態と現実
続いて、フリーランスエンジニアの実態と現実をTwitterの口コミから見ていきます。
上記の口コミからもわかるように、働くスタイルや生活によって実態はさまざまなようです。
とはいえ、フリーランスエンジニアとして「どんな生活がしたいのか」「理想の報酬額はいくらなのか」など理想を見据えて行動しているかどうかが命運をわける決め手だといます。
後先考えない非計画的な行動では、フリーランスエンジニアを続けていくのは難しいでしょう。
また、下の記事では今回紹介した口コミ以外の情報も元にしてフリーランスエンジニアの実態について解説しているので、良ければ参考にしてください。
→知ってた?フリーランスエンジニアの現実を口コミやデータから徹底調査
フリーランスエンジニアの末路
先に解説したフリーランスエンジニアの実態と現実に伴い、上手くいかなかった場合の末路や年齢事情が気になっている方もいるはず。
そこでここからはフリーランスエンジニアが上手くいかなかった際に辿る末路や年齢事情を解説します。フリーランスエンジニアの方はもちろん、これから独立する方は自分へ釘を刺すつもりで参考にしてください。
フリーランスエンジニアの末路
上の口コミから、計画性のない勢い任せの行動や下積みを経ない独立は後悔する可能性が高いのがわかります。また一方で、成果の大小に問わず成功体験を積み重ねていくのも大切なようです。
仕事や生活はもちろん、理想を実現できるかどうかは自分次第なのがフリーランスという働き方。独立前に理想の報酬を獲得するために必要なスキルや実績を理解し、習得した上で独立を果たすのが賢明でしょう。
下の記事では、フリーランスエンジニアの末路について今回紹介した口コミ以外の情報も用いて詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→やめとけ!?フリーランスエンジニアの末路が悲惨!現役の口コミを元に解説
フリーランスエンジニアの年齢事情
まず結論として、フリーランスエンジニアに年齢の限界はありません。
これまでも解説してきましたが、あくまでフリーランスエンジニアの需要や獲得できる報酬は本人の能力や実績に応じて決まるからです。
とはいえ、仕事を依頼する取引先はフリーランスエンジニアの年齢による身体の衰えを加味して案件へ年齢制限を設けているケースがあります。
プロジェクトの規模や期間によっては、体力を必要とする仕事もあるためです。
また、年齢による身体の衰えから稼働時間が短くなったり、体調を崩しやすくなるケースもあります。会社の後ろ盾がないフリーランスエンジニアにとっては年齢によるパフォーマンスや体力の低下は無視できない障壁になるでしょう。
フリーランスエンジニアとして継続的に活動するなら、上記も踏まえ若いうちに逃げ切れるだけの資金作りに励むのもおすすめです。
下の記事では、フリーランスエンジニアの年齢事情ついてより詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→限界あり?フリーランスエンジニアの年齢事情を口コミや平均年齢・年収を交えて解説
フリーランスエンジニアになるための3STEP
ここまで読んできた方の中には「フリーランスエンジニアについてはよくわかったけど、なるには何から始めればいいの?」と疑問をを抱いている方もいるはず。
フリーランスエンジニアになる肝心の方法がわからないことには、いくら理解を深めても宝の持ち腐れですよね。
ここからはフリーランスエンジニアになる方法を下記の3STEPで簡単に紹介します。
それぞれ順を追って解説していきますね。
STEP1:ポートフォリオを作成する
まずフリーランスエンジニアに必要なポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオとは、自分のスキルや実績をまとめた作品集です。就活や転職時はもちろん、フリーランスが案件を獲得する際に活用します。
ポートフォリオの媒体としてはWebサイトが一般的ですね。これまでの成果物や取得資格、人柄などを1つのファイルにまとめておくことで、取引先へ自分をアピールできます。
フリーランスエンジニアの場合、最たる実績やスキルを証明できれば、案件を獲得しやすくなりますよ。
また、ポートフォリオの作り方について以下の記事で詳しく解説しているんで、良ければ参考にしてください。
→フリーランスエンジニアが参考にするべきポートフォリオ5選!作成手順や注意点まで
STEP2:案件を獲得する
ポートフォリオが作成できたら、実際に案件を獲得しにいきましょう。
クラウドソーシングやエージェントサービスを活用すれば、あなたの条件に適した案件が見るかりますよ。もちろん、理想の案件を獲得できるかどうかはスキルや実績によるため、始めのうちは希望の仕事を獲得できないかもしれません。
そのため、未経験の方やフリーランスになりたての方は自分の現状に見合う案件から獲得しましょう。受け取った案件で成果を上げ、実績を積み重ねていけば自ずと理想の案件を獲得できますよ。
企業や事業主がインターネット上で仕事を依頼できたり、個人が仕事を獲得できるWebサービス。
・エージェントサービス
理想の条件に適した仕事を提案・紹介してもらえるサービスです。転職希望の会社員はもちろん、フリーランスを中心とした個人の方を支援しています。
また、下の記事ではフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法をより詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→これで完璧!フリーランスエンジニアの仕事の取り方7選から増やすポイントを紹介
STEP3:SNSやブログを通じて自己発信する
SNSやブログを通じた自己発信は、実績や新しい案件の獲得に繋がります。
閲覧数の多いブログはそれだけ多くの方を営業できているという実績に、フォロワー数の多いSNSアカウントは多くの見込み客を抱えている何よりの証です。
つまり、SNSやブログで多くの閲覧やフォロワーを獲得できれば、「営業力のあるフリーランスエンジニア」という信頼に繋がります。閲覧者やフォロワーの方に取引先がいれば、新しい案件の獲得につながるかもしれませんね。
もちろん、SNSやブログがフリーランスエンジニアに必須というわけではありません。しかし、自分の実績や新しい案件の獲得に繋がるのも事実です。
まだ始めていない方はこの機に挑戦してみても良いですね。下の記事ではフリーランスエンジニアにブログが適している理由から書くべきテーマまで詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→書かなきゃダメ?フリーランスエンジニアにブログが適している3つの理由
また、今回紹介したフリーランスエンジニアになる方法をより詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてください。
→誰でもできる!未経験でフリーランスエンジニアになる7STEPを徹底解説
フリーランスエンジニアになる際の注意点
最後にこれからフリーランスエンジニアへ独立する方に向け、下記2点の注意点を解説します。
2点ともフリーランスエンジニアに重要なポイントなので、忘れないよう念頭に入れておきましょう。ではそれぞれ解説していきますね。
理想の手取り額を決めておく
フリーランスエンジニアへ独立する前に、理想の手取り額は決めておきましょう。
下記の表からもわかるように、フリーランスエンジニアの年収と手取り額は異なります。
これはフリーランスの支払う税金や保険料の金額とタイミングが会社員とは異なるからです。フリーランスが支払う税金や保険料は会社員より多く(会社員の場合は一部を会社が負担してくれる)、タイミングも年収が確定した翌年からになります。
つまり、フリーランスが支払う税金や保険料は「後払い」かつ会社員の時よりも多いのです。
そのため、会社員の時と同じ解釈で捉えていてはいつまでも理想の金額を獲得できないどころか最悪、生活に支障が出る危険もあります。
理想の生活を実現するためにも、手取り額の仕組みを理解し獲得したい金額は決めておくと良いですよ。フリーランスエンジニアの手取り額や仕組みについては下記の記事で詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→意外と少ない!フリーランスエンジニアの手取りを年収別に公開し増やす方法も紹介
継続案件を獲得する
獲得した案件は継続できるよう努めましょう。
上記でも解説しましたが、フリーランスは成果の分だけ報酬を獲得する働き方のため、給料が保証されている会社員と比べ収入が不安定になります。
仮に1か月の間案件を獲得できなければ、その月の収入は0になるわけです。そのため、フリーランスエンジニアにとって安定収入が見込める状況を作れるかが非常に重要になります。
常駐型案件の獲得はもちろん、在宅型案件を獲得した際には取引先と良好な関係を築き、獲得した案件の継続に努めましょう。
また、案件獲得時にエージェントサービスを活用するのも手段の一つです。エージェントが新しい仕事の紹介や提案をしてくれたり、取引先との間に入り良好な関係作りをサポートしてくれますよ。
1人で継続案件を獲得できるか不安な方にはおすすめです。下の記事ではフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントサービスを詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→【徹底調査】フリーランスエンジニアエージェント12選はこれ!仕事に困らない厳選リスト
まとめ
今回はフリーランスエンジニアの仕事内容からメリット・デメリット、なる方法や実態まで網羅的に解説しました。
自由度の高いフリーランスエンジニアは幸福度の高い働き方である一方、日々の努力や積み重ねが問われます。
もちろん、フリーランスエンジニアには誰でもなれます。しかし、だからといって甘い蜜を吸える働き方ではありません。
理想のフリーランスエンジニア生活が実現できるよう、この記事を参考に然るべき準備を整えましょう。