Kotlinエンジニアのフリーランス独立ガイド!平均年収や案件例も紹介

「Kotlinだけでもフリーランスに独立できるのかな?」
「Kotlinを扱うフリーランスってどんな仕事をしているの?」

フリーランスへの独立を検討しているものの、踏み切れない人は多いですよね。

会社員とフリーランスの働き方の違いや独立に必要なスキル、仕事の獲得方法など、フリーランスの詳細を把握しないまま独立すれば「会社員のままでいればよかった…」と後悔しかねません。

そこで、この記事ではKotlinを扱う会社員エンジニアがフリーランスへ独立するメリット・デメリットを、平均年収や働き方なども交えて紹介します。独立を判断するポイントや仕事の獲得方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

Kotlinのみでもフリーランスエンジニアへの独立は可能

結論、Kotlinのみでもフリーランスへの独立は可能です。

その理由として、Kotlinを扱う業務委託案件は単価が高く、且つ様々な求人サイトに豊富に掲載されているためです。

実際に掲載されているKotlin案件数を次にまとめました。

求人サイト名 案件数
フリーランスのミカタ 38件
フリーランスhub 5980件
レバテック 1427件
フリーランススタート 4932件

(※2023年11月時点)

また「レバテック」によれば、Kotlin案件の平均単価は81万円となっています。


出典:レバテック

1つの案件を獲得し続ければ年収で960万円を達成できるため、Kotlinを扱うスキルのみでもフリーランスとして稼いでいくことは可能です。

未経験からの独立には相応の学習時間が必要

ただし、未経験からKotlinを扱うスキルのみで独立するには相当の学習時間が必要です。

Kotlinは比較的学習しやすい言語と言われているものの、2011年に開発された新しい言語でもあるため、日本語の情報が少ないです。

そのため、学習時間はさらに多くなるでしょう。

また、プログラミングスクールを運営する「SAMURAI ENGINEER」によると、プログラミング初心者に必要な学習時間はおよそ1,000時間と言われています。


出典:SAMURAI ENGINEER

Kotlinを現場で扱えるレベルになるまでには、アプリ開発に関する知識なども必要です。

そのため、未経験からKotlinを扱うスキルのみで独立するには、少なくとも2〜3年は必要となるでしょう。

独立は副業等で実案件に取り組んだ後がベスト

また、Kotlinを扱うスキルのみで独立するには、副業などで実案件に取り組んだあとがベストです。

フリーランスへ独立するためには、仕事を獲得する営業スキルやクライアントやメンバーなど初対面の人とのコミュニケーションスキルなど、会社員時代には身につけづらい様々なスキルが必要です。

そのため、会社員のスキル・知識のままフリーランスへ独立してしまうと、仕事を獲得できずに収入がゼロになってしまう可能性があります。

また、フリーランスには自己管理も欠かせません。会社員のような補償はないため、体調を崩したり、突然契約を切られたりした場合は収入はなくなってしまいます。

このように、会社員とフリーランスは働き方が全く異なる点を理解しなければなりません。

そのため、独立する前に副業でフリーランスの働き方を経験して、自身がフリーランスに向いているか判断しておく必要があります。

副業で実案件に取り組み、営業から納品、入金までスムーズに進められればフリーランスへの独立がおすすめです。

なお、フリーランスに向いている人の特徴は次にまとめたので、参考にしてください。

フリーランスに向いている人 ・会社員以上に稼ぎたい人
・営業に苦手意識がない人
・自己管理が得意な人
フリーランスに向いていない人 ・収入の高さよりも安定を求める人
・自己管理が苦手な人
・仕事獲得に不安がある人

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの基礎知識

ここからは、次のトピック別にGo言語を扱うフリーランスエンジニアにまつわる基礎知識を紹介します。

平均年収

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの平均年収はおよそ960万円です。

レバテック」に掲載されている単価相場によれば、平均単価は81万円となっています。


出典:レバテック

一方で「求人ボックス」によれば、Kotlinを扱う会社員エンジニアの平均年収は660万円ほどとなっています。


出典:求人ボックス

それぞれの平均年収を次の表にまとめました。

職種 平均年収
Kotlinを扱うフリーランスエンジニア 960万円(※1)
Kotlinを扱う会社員エンジニア 660万円(※2)

※1:レバテック
※2:求人ボックス

フリーランスは自身で仕事を選べるため、案件の単価も比較的高くなりやすいです。一方で、会社員の年収は会社で決められた給料のため、一定の水準で推移します。

こういったこともあり、Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの年収は会社員よりも高くなりやすいです。

主な仕事内容

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの主な仕事は、Androidアプリ開発です。

次の表に、Kotlin案件の例をまとめました。

案件名 【Kotlin/フルリモート】マンガアプリまたは新規サービスでのAndroidアプリエンジニア 【Kotlin/Android/フルリモート】toC向けエンタメアプリのAndroidエンジニア 【Kotlin/フルリモート】動画配信アプリのAndroidネイティブアプリ追加開発
作業内容 ・既存サービスのマンガアプリまたは新規サービスでAndroidエンジニアを募集
・既にリリースしてるサービスについては機能追加・改修・運用に伴うAndroid開発全般
・新規サービスの開発では開発〜テストまでを担当
・toC向けエンタメ系アプリの企画・開発・運用
・スクラム開発
(※裁量も大きいので、エンジニアにとって働きやすい環境となっております)
・アプリの設計、実装、リファクタリング
・フレームワーク〜ライブラリ等の検証〜導入および運用
・Android OSの進化に伴う影響調査・対応
・トラッキングデータを使った、アプリ・ユーザ行動の分析
単価 60〜80万円 70〜90万円 70〜90万円

参考:フリーランスのミカタ

以前は、Androidアプリの開発にはJavaが主言語となっていましたが、より短く完結に且つJavaとも相互利用できる言語として2011年にKotlinが誕生しました。

今ではGoogleの公式言語になるなど、Androidアプリ開発において高い地位を築いています。

サーバーサイドやWebアプリケーションの開発にも用いられるケースもありますが、多くの場合はAndroidアプリ開発で活躍しています。

主な仕事場

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの主な仕事場は、リモートです。

次の表に、Kotlin案件の仕事場についてまとめました。

案件名 【Kotlin/フルリモート】マンガアプリまたは新規サービスでのAndroidアプリエンジニア 【Kotlin/フルリモート】動画配信サービスのアプリ開発エンジニア 【Kotlin/フルリモート】動画配信アプリのAndroidネイティブアプリ追加開発
作業内容 ・既存サービスのマンガアプリまたは新規サービスでAndroidエンジニアを募集
・既にリリースしてるサービスについては機能追加・改修・運用に伴うAndroid開発全般
・新規サービスの開発では開発〜テストまでを担当
・国内、海外向け動画配信サービスのアプリ開発
・PdM、デザイナーと連携し、ユーザー課題の仮説出しから実装・リリースまで対応
・アプリの設計、実装、リファクタリング
・フレームワーク〜ライブラリ等の検証〜導入および運用
・Android OSの進化に伴う影響調査・対応
・トラッキングデータを使った、アプリ・ユーザ行動の分析
仕事場 リモート リモート リモート

参考:フリーランスのミカタ

Androidアプリ開発ではクラウド環境での作業が多く、仕事場にとらわれない案件が多いです。そのため、Kotlin案件も比較的リモート案件が多くなっています。

次の表に、主な求人サイトに掲載されているKotlin案件のリモートの割合をまとめました。

求人サイト名 案件数 リモート案件
フリーランスのミカタ 38件 26件
フリーランスhub 5980件 3780件
レバテック 1427件 1008件
フリーランススタート 4932件 1931件

(※2023年11月時点)

5割以上がリモートとなっているため、Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの仕事場もリモートになりやすいです。

ただし、次の案件のように、クライアント指定の場所に常駐する場合もあります。

案件名 【Kotlin/Java/渋谷】Androidエンジニア
作業内容 【自社フィンテックサービスのAndroidエンジニアを募集】
・Android版アプリの企画/設計/開発/運用
・金融の「難しい」を「シンプルで簡単」にするためのUX開発
・スタートアップのスピード感と金融の堅牢性を両立する開発環境の構築
・万単位のアクティブユーザーを抱えるアプリの新機能開発
・運用されていくコードを生産性高く維持するための設計改善、リファクタリング
仕事場 渋谷

参考:フリーランスのミカタ

自社サービスや社外秘の情報を扱う案件ではクライアント指定の場所に常駐するケースが多いです。

稼働時間

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの主な稼働時間は、月140時間以上です。

実際に、求人サイトに掲載されているKotlin案件も月140時間以上が多くなっています。

案件名 【Kotlin/フルリモート】マンガアプリまたは新規サービスでのAndroidアプリエンジニア 【Kotlin/フルリモート】動画配信サービスのアプリ開発エンジニア 【Kotlin/フルリモート】動画配信アプリのAndroidネイティブアプリ追加開発
作業内容 ・既存サービスのマンガアプリまたは新規サービスでAndroidエンジニアを募集
・既にリリースしてるサービスについては機能追加・改修・運用に伴うAndroid開発全般
・新規サービスの開発では開発〜テストまでを担当
・国内、海外向け動画配信サービスのアプリ開発
・PdM、デザイナーと連携し、ユーザー課題の仮説出しから実装・リリースまで対応
・アプリの設計、実装、リファクタリング
・フレームワーク〜ライブラリ等の検証〜導入および運用
・Android OSの進化に伴う影響調査・対応
・トラッキングデータを使った、アプリ・ユーザ行動の分析
稼働時間 140〜180時間 140〜180時間 140〜180時間

参考:フリーランスのミカタ

単価の高い案件は隙間時間や副業で携わるのが難しい案件が多く、稼働時間も140時間以上となっています。20日換算で1日7〜9時間の可動となるため、稼働時間に関しては会社員エンジニアと変わりません。

ただし、開発業務の一旦を担う案件では、次のように週2日から働ける場合もあります。

案件名 【Swift/Kotlin】スマホアプリエンジニア(モック作成)/平日の隙間時間を有効活用/リモート
作業内容 ・業界大手の転職支援サービスにおける新規スマートフォンアプリの開発
・新規事業の検討時にサービスイメージのヒアリングや開発、ビジネスメンバーの認識合わせのための画面モックや簡易的に操作可能なスマホアプリの開発
稼働時間 ・週2~3日/1日8時間(フルリモート勤務)
※平日のみ(土・休日勤務不可)
・標準勤務時間は10:00~19:00(調整可能)
単価 30万円

参考:フリーランスのミカタ

需要・将来性

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの需要・将来性は、今後も高まることが予想されます。

KotlinはJavaに代わる言語として開発され、近年ではKotlin自体の需要が高まってきています。また、2017年にGoogleがKotlinをAndroidアプリの公式言語に認定したことも注目が高まっている理由の1つです。

Kotlinはサーバーサイド開発やWebアプリ開発にも利用できるため、今後はJavaに代替できる言語として需要が高まっていくでしょう。

さらに、IT人材不足やスマートフォンの普及率も大きく影響しています。

経済産業省が行った「IT人材需給に関する調査」によれば、2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると予想されています。


出典:IT人材需給に関する調査

スマートフォンの普及が高まりAndroidアプリの需要が増える一方で、IT人材は不足していくことが予想されます。

そのため、Kotlinを扱うフリーランスエンジニアの需要は益々高まっていくでしょう。

Kotlinエンジニアがフリーランスに独立する3つのメリット

ここからは、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットを、3つにまとめて紹介します。

稼げる金額に上限がない

稼げる金額に上限がない点は、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

会社員の収入は会社で決められた給料であり、年次やスキルによって上昇するものの、一定の水準で高止まりします。「求人ボックス」によれば、Kotlinを扱うエンジニアの最高月給は97万円となっています。


出典:求人ボックス

一方で、フリーランスは自身で仕事を獲得するため、単価の高い案件も自由に選べます。高単価案件や複数案件を掛け持ちすることも可能であり、収入に上限がありません。

フリーランス向け求人サイトには、次のような高単価案件も掲載されています。

案件名 【Kotlin/Java】保険業界向けSaaSシステム機能開発
作業内容 【サーバーサイドKotlinを用いた保険業界向けのSaaSシステムの機能開発】
・アーキテクチャのアセスメント
・開発基本設計
・開発
単価 145万円

参考:フリーランススタート

月給145万円は年収換算で1,740万円となり、会社員エンジニアよりも高い収入となります。スキルや経験次第では、クライアントからより高い単価と好条件で契約してもらえるケースもあるでしょう。

このように、収入に上限がない点はKotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

取り組む仕事の内容が選べる

取り組む仕事の内容が選べる点も、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

Kotlinは主にAndroidアプリ開発で用いられるため、様々なアプリの開発に携われます。

次の表に、Kotlin案件例をまとめました。

ジャンル 漫画アプリ エンタメアプリ 動画配信アプリ
案件名 【Kotlin/フルリモート】マンガアプリまたは新規サービスでのAndroidアプリエンジニア 【Kotlin/Android/フルリモート】toC向けエンタメアプリのAndroidエンジニア 【Kotlin/フルリモート】動画配信アプリのAndroidネイティブアプリ追加開発
作業内容 ・既存サービスのマンガアプリまたは新規サービスでAndroidエンジニアを募集
・既にリリースしてるサービスについては機能追加・改修・運用に伴うAndroid開発全般
・新規サービスの開発では開発〜テストまでを担当
・toC向けエンタメ系アプリの企画・開発・運用
・スクラム開発
(※裁量も大きいので、エンジニアにとって働きやすい環境となっております)
・アプリの設計、実装、リファクタリング
・フレームワーク〜ライブラリ等の検証〜導入および運用
・Android OSの進化に伴う影響調査・対応
・トラッキングデータを使った、アプリ・ユーザ行動の分析
単価 60〜80万円 70〜90万円 70〜90万円

参考:フリーランスのミカタ

会社員エンジニアは、会社の営業部が獲得した仕事を請け負うため、自身で取り組む仕事内容を選べません。会社の特性によって、同じ業界のアプリ開発をしたり、自社アプリのみを扱ったりするケースが多いです。

しかし、フリーランスは自身で仕事を選べるため、スキルや今後のキャリアに合わせて自由に仕事を選べます。

様々な経験を積めることからも、自由に仕事を選べる点はKotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットです。

働く場所に融通がきく

働く場所に融通がきく点も、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

Kotlinはクラウド環境下で作業を行えるため、次の表のように、フリーランス向け求人サイトにもリモート案件の割合が多くなっています。

求人サイト名 案件数 リモート案件
フリーランスのミカタ 38件 26件
フリーランスhub 5980件 3780件
レバテック 1427件 1008件
フリーランススタート 4932件 1931件

(※2023年11月時点)

そのため、Kotlin案件を獲得すれば自身の好きな場所で自由に働けます。交渉次第では働く時間をずらしたり、平日に休んだりといったことも可能でしょう。

一方で、会社員エンジニアは、一般的に会社が指定する時間と場所に出社して業務を行うため、働く場所に融通が効きづらいです。

好きな環境で気分転換しながら働ける点は、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットと言えます。

ただし、会社員エンジニアも、リモートワークを導入している会社であれば働くばあしょに融通が効きます。

Kotlinエンジニアがフリーランスに独立する3つのデメリット

ここからは、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットを、3つにまとめて紹介します。

収入が安定しづらい

収入が安定しづらい点は、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

会社員エンジニアの収入は給料であり、働いた時間に関係なく、決まった金額が会社から支給されます。追加で働いた分の残業代や各種手当てなど、給料に上乗せしてもらえる点も会社員ならではの利点です。

一方で、フリーランスは自身が働いた分のみが収入となります。

そのため、単価の高い仕事をやり遂げれば収入は高くなりますが、単価の低い案件しか受けられなかったり、体調を崩して働けなくなったりすると収入は大幅に減るでしょう。

実際に、Kotlin案件の中には次のような単価の低いものも掲載されています。

案件名 【大募集!】Kotlin/仮想通貨取引システム開発
作業内容 仮想通貨の取引システム開発でネイティブアプリの機能追加を担当
単価 22〜31万円

参考:フリーランススタート

月の単価で22万円となれば、会社員エンジニアよりも低い収入となります。

また、クライアントの信頼を得られずに、契約を打ち切られることで突然収入がなくなる可能性もあるでしょう。

このように、収入が安定しない点は、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットです。

税金や保険の負担が増える

税金や保険の負担が増える点も、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

会社員の給料から天引きされる社会保険料は会社と折半であり全額支払う必要はありません。また、会社員は厚生年金も支払うことで、課税所得が少なくなり、所得税率が小さくなります。

一方で、フリーランスは国民保険料を全額自身で支払います。また、厚生年金は払わないため所得税率は会社員よりも大きくなります。

次の表に、会社員とフリーランスの保険料・税金の違いをまとめました。

年収500万円 会社員 フリーランス
保険料 246,000円(健康保険) 435,900円(国民健康保険)
所得税 137,800円 226,000円
住民税 245,300円 333,500円

参考:個人事業主シミュレーション税金・保険料シミュレーション

上記のように、同じ収入で比較した場合、税金や保険料の負担はフリーランスの方が高くなります。

上記に加えて、会社員の健康保険には扶養している家族も加入できますが、フリーランスは対象外です。そのため、フリーランスは家族の保険料も全額支払う必要があります。

このように、税金や保険料の負担が大きくなる点は、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットです。

ただし、フリーランスは経費や控除を活用することで、会社員よりも可処分所得を増やせる可能性があります。

営業・交渉スキルが必要になる

営業や単価交渉が必要になる点も、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

会社員エンジニアは自身で営業や交渉をする必要がないため、エンジニア業務に集中できます。

しかし、フリーランスは自身で仕事を獲得しなければなりません。エンジニアとしての知識やスキルが豊富でも、営業ができなければ収入はゼロになります。

また、フリーランスは働く条件や単価などの交渉ができなければ、稼働時間に見合わない報酬で業務を発注されてしまう恐れもあります。

そのため、フリーランスは営業や交渉スキルは必ず身につけなければいけません。

このような背景もあり、次の「株式会社Miraieが実施したアンケート調査」のように、独立に踏み切れない人も多いです。


出典:株式会社Miraieが実施したアンケート調査

営業や交渉が苦手でも、必ず身につけなければいけないスキルである点は、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットです。

Kotlinエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイント5つ

なかには、独立を判断できない人も多いでしょう。

ここからは、Kotlinを扱うフリーランスエンジニアへの独立を判断するポイントを、5つにまとめて紹介します。

なお、独立に向いている・向いていないKotlinを扱うエンジニアの特徴は次の表にまとめています。

フリーランスに向いているKotlinを扱うエンジニアの特徴 ・会社員よりも高い収入を得たい
・営業や交渉に不安がない
・働く場所にこだわらない
・スキルアップを惜しまない
フリーランスに向いていないKotlinを扱うエンジニアの特徴 ・収入の安定がほしい
・エンジニア業務に集中したい
・慣れた環境で働きたい
・できるだけ楽に収入を得たい

独立する目的・目標は明確か

独立する目的・目標が明確かどうかは、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスには計画性が欠かせません。例えば、仕事を獲得する際に、自身のスキルやキャリアに適した案件へ応募しなければ門前払いをくらうことになってしまいます。

このように、フリーランスは日々の働き方を明確にするためにも、仕事獲得方法や稼働時間など計画が必要です。

次の表に、目的・目標と働き方の例についてまとめました。

目的 働き方
収入をあげたい 単価の高い案件を獲得に必要なスキルを身につける
好きな場所で自由な時間に働きたい 場所と時間に融通の効く案件を獲得するためのスキルを身につける
会社員時代にはできなかった仕事を請け負いたい 必要なスキルを身につけるために勉強する

独立する目的・目標を明確にしておくと、自身の働き方や必要なスキルが明確になり、独立後も路頭に迷うことは少なくなるでしょう。

収入を上げていくために必要なスキルや知識も明確になるため、日頃取り組むスキルアップも把握できます。

また、目的・目標によっては副業や転職といった選択も可能です。例えば、収入アップが目的の場合、現在よりも年収の高い会社へ転職することで達成できます。

自身のエンジニアとしてのキャリアを定めるためにも、独立する目的・目標を独立前に明確化しておくことをおすすめします。

収入の高さと安定性のどちらをとるか

収入の高さと安定性のどちらをとるかも、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスは収入に上限がないものの、安定性にかけます。会社員は安定していますが、収入の上限は一定の水準で高止まりします。

そのため、収入の高さを選択するならフリーランス、安定をとるなら会社員がおすすめです。

働き方 収入の高さ 収入の安定性
フリーランス ⚪️ ×
会社員 × ⚪️

自身が収入の安定性と高さのどちらを取るかは、独立を判断する上でポイントとなります。

また、自身がどの程度の年収を稼ぎたいか明確にすることで、より判断がしやすくなります。

求人ボックス」でも公開されているとおり、Kotlinを扱う会社員エンジニアでも月給でおよそ100万円は達成可能です。


出典:求人ボックス

例えば、年収600万円ほどを目指しているのであれば、独立せずに転職して収入を上げるという選択もできます。

自身がいくらぐらいの収入を得たいのかを明確に決めておくと、よりフリーランスへの独立を判断しやすくなるでしょう。

仕事場にこだわりはあるか

仕事場にこだわりがあるかどうかも、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスは、在宅やクライアントが指定するオフィスなど、様々な場所で仕事をすることになります。

Kotlin案件はリモートの者が多く、実際に独立して働くとなれば在宅や好きな場所など、様々な環境で作業ができるでしょう。

一方で、会社員は会社指定のオフィスで仕事をするため、比較的慣れた環境で業務に就けます。

そのため、自由に働きたい、慣れた環境で働きたいなどのこだわりによって独立するかどうかの判断ができます。

自由な場所で働きたい場合はフリーランス、慣れた環境で働きたい場合は会社員がおすすめです。

ただし、リモートワークを導入している会社であれば、フリーランスと同様に自由な場所で働けます。

自己管理が得意か不得意か

自己管理が得意か不得意かも、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスは、自由であるが故に、次のような自己管理能力が欠かせません。

  • 体調管理
  • スケジュール管理
  • 税金や保険の手続き

自身の働きぶりで収入が決まるフリーランスは、働けなくなると収入がなくなります。そのため体調管理が収入に直結するといえます。また、スケジュール管理ができなければ仕事を円滑に進められず、実績を残せません。

このように、フリーランスへ独立するためには自己管理能力が必須です。

会社員であれば、体調を崩しても一定の給料が保証され、税金・保険の手続きも必要もないため、ある程度の自己管理ができれば問題ないでしょう。

自己管理が得意か不得意か判断するためには、会社員のうちに副業でフリーランスの働き方を経験しておくことがおすすめです。

自己管理に問題がなければ、フリーランスへ独立しても問題ありません。

人とのコミュニケーションは得意か不得意か

人とのコミュニケーションが得意か不得意かも、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスへ独立すると、営業の際に初対面のクライアントとコミュニケーションを取る機会が多くなります。また、実際に働く際も、ともに働くメンバーは初対面の可能性が多く、会議や打ち合わせの際にスムーズなコミュニケーションが必須です。

うまくコミュニケーションがとれないと、交渉が難航して仕事を獲得できなかったり、メンバーとの間に齟齬が生まれて仕事を円滑に進められなかったりします。

そのため、フリーランスにはコミュニケーション能力が欠かせません。

会社員は、慣れたメンバーと仕事をするため高度なコミュニケーションスキルは必要なく、エンジニア業務に集中できます。

フリーランスへの独立を検討するのであれば、コミュニケーションが得意かどうかは重要なポイントです。

自発的にコミュニケーションを取れる人であれば、フリーランスでも問題ありません。

Kotlinエンジニアがフリーランスに活かせる4つのスキル


ここからは、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルを、4つにまとめて紹介します。

なお、Kotlinエンジニアとしての実務経験や実績などは必須です。ここでは、フリーランスへなる際に活きる、その他のスキルを紹介します。

営業スキル

営業スキルは、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

フリーランスへ独立すると自身で仕事を獲得しなければなりません。営業スキルは収入に直結すると言っても過言ではないでしょう。

しかし、独立後は誰もが仕事獲得でつまづき、様々な方法を試みます。

そのため、独立前に営業の基礎を学んだり、副業で営業の練習をしたりすることで、独立直後から仕事に困らなくなります。

また、営業の際のクライアントとのコミュニケーションがスムーズであれば、印象を良く持ってもらいやすく、信頼獲得にも繋がりやすいです。

独立前に営業スキルを身につけておくことで、独立してからもフリーランスとして有利になります。

フリーランスへの独立を検討している人は、会社員のうちに営業の経験を積んでおくことをおすすめします。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルも、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

フリーランスへ独立すると、クライアントとの交渉やともに働くメンバーとの会議など、コミュニケーションを取る機会が増えます。エンジニア業務のみに集中するのは難しくなるでしょう。

そのため、コミュニケーションスキルを磨いておくことで独立後も円滑に仕事を進められます。

営業や打ち合わせなどで使うビジネスコミュニケーションスキルは、数をこなすことでしか磨けません。

そのため、できるだけ会社員のうちに様々な人とのコミュニケーションの機会を経験しておくことで、独立後にフリーランスとしての信頼を得やすくなるでしょう。

特に、初対面の人とのビジネスコミュニケーションの機会を増やしておくことをおすすめします。

マネジメントスキル

マネジメントスキルも、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

Kotlinを取り扱う高単価案件は、次のようなマネジメントを求められるケースが多いです。

案件名 【Kotlin/Java】金融業界向けSaaSシステム機能開発
作業内容 【サーバーサイドKotlinを用いた金融業界向けのSaaSシステムの機能開発】
・アーキテクチャのアセスメント
・開発基本設計
・開発
単価 145万円
歓迎スキル ・リードエンジニアとして5人以上のエンジニアチームを組織した経験
・アーキテクトの選定をした経験

参考:フリーランススタート

その他のフリーランス案件においても、高単価案件はマネジメントスキルを求められる傾向にあります。
そのため、フリーランスとして収入を上げていきたい場合は、エンジニア技術だけでなくマネジメントスキルも必要です。

マネジメントスキルはチームを持つことでしか経験できず、独立後に練習する機会は少ないため、会社員時代にチームを持つ経験をしておくといいでしょう。

情報収集力

情報収集力も、Kotlinを扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

Kotlinは比較的新しい言語であり、Javaの代替性があるものの、広く普及しているわけではなく、情報が少ないというデメリットがあります。

そのため、Kotlinについての情報を素早く正確に集められるスキルは、フリーランスとして活動していく中で大きく役立つでしょう。

Androidアプリ開発で用いられる場合が多いため、アプリ開発に関する情報も並行して調べられることで、希少価値の高いフリーランスエンジニアになれます。

フリーランスとして稼いでいくためにも情報収集力を磨いておくといいでしょう。

Kotlinエンジニアがフリーランスに独立する方法

ここからは、次のトピック別にGo言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立する方法を紹介します。

経験者が独立する方法

Kotlinエンジニアとしてすでに働いている場合は、独立に必要な次の手順を踏んでいきます。

  • STEP1:ポートフォリオを作成する
  • STEP2:フリーランスに必要なスキルを身につける
  • STEP3:独立する

ポートフォリオは営業の際に自身の経歴や実績、スキルを伝えるためにも必要です。

Kotlinを扱うエンジニアの場合、自身が携わったAndroidアプリがわかりやすいためおすすめです。

また、どのような目的で作られたアプリか、制作にあたってどのような部分を意識したのかなどを明確に言語化すると、クライアントにも伝わりやすくなります。

ポートフォリオを作成できれば、フリーランスに必要な次のステップを踏んでいきます。

  • 営業スキル
  • 自己管理能力
  • 税金や保険の手続き

営業スキルや自己管理能力はフリーランスに必須のため、徐々に身につけていくといいでしょう。

どうしても苦手な場合は、営業代行を利用したり、スケジュール管理のしやすいツールやアプリなどの活用がおすすめです。

また、自身の営業スキルや自己管理能力を把握するためにも、なるべく早い時期に副業をととおして実案件に取り組むことをおすすめします。

また、独立後は仕事を獲得したり、収入を得るために稼働する時間が多くなるため、できるだけ独立前に済ませておくといいでしょう。

ここまでの手順を踏み、問題なければ独立します。

未経験から独立する方法

未経験から独立する場合は、Kotlinエンジニアに必要な次のスキル・知識を身につける必要があります。

未経験からKotlinを身につける場合、プログラミングスクールである「SAMURAI ENGINEER 」やオンラインITスクールである「DMM WEBCAMP」などを利用して学習がおすすめです。

ただし、KotlinはJavaを扱いやすくしたものの、日本語の情報が少ないため学習難易度が高いです。

派生元でもあるJavaをすでに習得していれば、Kotlinの学習も比較的容易と言われますが、Javaはコード量が多くフレームワークも豊富なため、学習難易度はさらに高くなります。

そのため、未経験からKotlinを現場で扱えるまで習得するには、相当の時間が必要であることを押さえておきましょう。

Kotlinの基礎基本を身につけたら、エンジニアを募集している企業で経験を積みます。

また、会社員のうちに、コーディングのみではなく、要件定義や設計などの上流工程まで経験しておくと独立後に高単価案件を獲得しやすいです。

会社員として仕事に慣れてきたら、副業でフリーランスの働き方を経験した後、独立します。

次の記事では、未経験からフリーランスへ独立するために必要な手順を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスになるには?未経験から独立する5STEP

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアが案件獲得する方法5つ

ここからは、Kotlinを扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法を5つ紹介します。

フリーランス向けエージェントサービスを活用する

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、フリーランス向けエージェントサービスの活用も挙げられます。

フリーランス向けエージェントサービスは、営業から契約までを専任のエージェントが代行してくれるという特徴があります。

自身で営業をする必要がなく、エンジニア業務に集中できるため、仕事獲得に不安がある人におすすめのサービスです。

また、税金と保険の手続きやフリーランスとしてのキャリアについての相談もできます。祖独立したての経験の浅いフリーランスや、今後独立を検討している人は登録しておいて損はありません。

特におすすめのフリーランス向けエージェントサービスが、「フリーランスのミカタ」です。


出典:フリーランスのミカタ

フリーランスのミカタ」は、他のクラウドソーシングやフリーランスエージェントでは非公開となっている求人を含め、約1万5000件の高単価な案件を抱えています。

専任のコンサルタントが一人ひとりに付くため、不安を抱えている独立したてのReactを扱うフリーランスエンジニアでも相談しやすいでしょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、営業スキルを磨かずとも中・長期的に獲得できる案件が見つかりますよ。

クラウドソーシングサービスを活用する

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、クラウドソーシングサービスの活用が挙げられます。

クラウドソーシングサービスとは、フリーランス向けの業務委託案件が掲載されている求人サイトであり、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット ・初心者でも登録できる
・トラブル対応をしてくれる
デメリット ・報酬のマージンがある
・競合が多い

未経験者でも登録可能なため、独立直後の実績のないフリーランスでも案件に応募できます。

実際に初心者向けの案件も豊富なため、独立直後のフリーランスでも、自身のスキルレベルや実績にマッチした案件を見つけられるでしょう。

ただし、誰でも登録ができるが故に競合が多く、営業活動の割には契約までつながるケースが少ないと感じるかもしれません。

特に初心者のうちは仕事を獲得しづらいでしょう。

また、自身の報酬から運営側へのマージンを支払うため、報酬が相場よりも低くなりやすいです。

クラウドソーシングで単価の高い案件を獲得するには、地道に実績を積み上げつつ、ポートフォリオを充実させることが欠かせません。

すでにある程度の経験を積んでいる会社員のうちに、副業で実案件に取り組む際に利用するのがおすすめです。

おすすめのクラウドソーシングサービスは「クラウドワークス」です。「クラウドワークス」は日本最大級のクラウドソーシングサービスであり、React案件も豊富に掲載されています。

求人サイトを活用する

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、求人サイトの活用も挙げられます。

求人サイトもクラウドソーシング同様に、様々なフリーランス向けの業務委託案件が公開されています。

求人サイトの特徴は、長期案件が多いという点です。業務委託で1つのプロジェクトに長期間に携わったり、企業と契約したりといった案件が豊富です。

クラウドソーシングと比較すると、比較的単価の高い案件も多いため、フリーランスとして稼いでいきたい人におすすめといえます。

おすすめの求人サイトは「フリーランススタート」です。案件の単価や働き方、勤務地など様々な条件で求人を検索できるといった特徴があります。

知人・友人から仕事を紹介してもらう

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、知人・友人からの紹介も挙げられます。

知人や友人から、Kotlinエンジニアを募集している企業を紹介してもらい、仕事を獲得する方法です。

フリーランス白書2023」によると、調査したフリーランスのうちおよそ7割が、仕事獲得に繋がった経路として人脈を上げています。


出典:フリーランス白書2023

また、同アンケートでは人脈による仕事獲得が最も収入が高いという結果も報告されています。人脈を活かせる場合は積極的に利用していくといいでしょう。

ただし、フリーランス経験が浅い場合、契約内容が曖昧になったり、相場よりも安い価格で仕事を発注されたりするケースもあります。

自身で契約や交渉、トラブル対応ができる経験を積んだ人向けと言えます。

企業への直接営業

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、企業への直接営業も挙げられます。

クラウドソーシングやエージェントなどを挟まず、自身で直接企業へ営業をかけて仕事を獲得する方法です。

直接営業はマージンが発生せず、相場以上の価格で仕事を獲得しやすいです。また、直接営業でクライアントの信頼を構築できれば、新しいクライアントを紹介してもらいやすくなる点も大きなメリットです。

しかし、直接営業は実績が充実していなければ案件を獲得できません。企業へどのような利益をもたらせるのか、明確に交渉しなければ仕事獲得は難しいでしょう。

そのため、会社員やその他の求人サイトなどで実務経験を豊富に積んだ上で直接営業にチャレンジするといいでしょう。

なお、トラブルには自身で対応する必要があるため、経験を積んだフリーランス向きと言えます。

Kotlinを扱うフリーランスエンジニアにまつわるFAQ

最後に、Kotlinを扱うフリーランスエンジニアにまつわる質問を2つ紹介します。

フリーランスへの独立は「やめとけ」って噂は本当?

フリーランスは「やめとけ」という噂は本当です。このように噂される理由を、次にまとめました。

  • 収入が不安定だから
  • 営業や交渉、コミュニケーションスキルが必須だから
  • 独立後もスキルアップが欠かせないから

フリーランスは自身の働きぶりによって収入が左右されやすく、安定しづらいです。継続してスキルアップや実績を残さなければ、会社員よりも低い収入になる恐れもあります。

実際に独立して後悔し、会社員へ戻るケースも少なくありません。

そのため、収入の高さよりも安定を選びたい人は会社員がおすすめです。

なお、次の記事では「フリーランスはやめとけ」といわれる理由を、経験者の口コミも交えて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスはやめとけと言われる7つの理由!経験者が語る向き不向きとは

独立前に準備しておくべきことはある?

独立前に準備しておくべきこととして、次の3つです。

  • 口座を開設しておく
  • クレジットカードを作成しておく
  • 住宅ローンや借入をしておく

フリーランスは収入が安定しないが故に、会社員よりも社会的信用が低い傾向にあります。

クレジットカードやローンの審査にとおりづらくなるため、検討している人は独立前に済ませておくといいでしょう。

次の記事では、会社員がフリーランスへ独立する前に準備しておくべきこと12選を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニア独立前の準備・やること12選!なる手順も紹介

まとめ

Kotlinは比較的新しい言語であり、Javaに代わる言語として注目されています。普及率は低いものの、今後のスマートフォンの普及率に比例して需要も高まっていくでしょう。

そのため、Kotlinのみのスキルでもフリーランスとして独立することは可能です。

ただし、安定して高い収入を得るには、スキルアップや営業力を磨き続ける必要があります。
仕事を獲得できなかったり、クライアントの期待どおりの仕事ができなければ、会社員時代よりも収入が減ってしまう恐れもあります。

そのため、フリーランスは自走できる人におすすめです。