フリーランスエンジニアの単価交渉マニュアル!やり方やタイミングも紹介

「単価交渉すれば、フリーランスエンジニアの報酬は上げられるの?」
「単価交渉して報酬が上がるイメージが湧かない…」

フリーランスエンジニアの働き方自体には満足しているものの、理想の収入が得られていない人は多いですよね。

ただ、報酬をあげようと単価交渉しようにも取引先へどう伝えればいいのか、イメージが湧かない人もいるはず。契約開始時から単価が変わらず、実力に見合わない報酬で働き続けては「もっと収入が上げられたはずなのに…」と後悔しかねません。

そこで、今回はフリーランスエンジニアが報酬を上げるにはどうすればいいのか、単価交渉のやり方をステップ形式でわかりやすく解説します。単価交渉に欠かせない要素やうまくいかない場合の対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニアの単価交渉には「報酬を上げる根拠」が不可欠

大前提として、フリーランスエンジニアの単価交渉には「報酬を上げる根拠」が不可欠です。

ここでいう、報酬を上げる根拠とは『実績やスキルの向上、仕事での成果』のことを指します。報酬を上げる根拠がなければ、取引先は単価アップの判断ができません。

取引先の予算には、限りがあります。あなたのスキルやこれまでの成果に魅力を感じ、取引先に単価アップしても契約したいと決断させることが必要です。

そこで、フリーランスエンジニアが豊富なスキルを身につけ実績を積めば、取引先の期待通りに仕事をこなせるため単価アップに応じてくれる可能性が高まります。

加えて、これまでの仕事で成果を上げれば、フリーランスエンジニアは取引先で貢献できると判断します。

そのため、取引先はフリーランスエンジニアの実績やスキル、これまでの成果を単価アップの判断材料にするのです。

フリーランスエンジニアの単価交渉に欠かせない材料3つ

ここからは、フリーランスエンジニアの単価交渉に欠かせない材料を、3つにまとめて紹介します。

これまであげてきた成果

これまであげてきた成果は、フリーランスエンジニアの単価交渉に欠かせない材料の1つです。

ここでいう、これまであげてきた成果とは『プロジェクトを通じて成し遂げたこと』を指します。これまで成果をあげていれば、取引先に貢献できるか判断できます。

ただし、プロジェクトの大きさはそれほど関係ありません。重要なのは、プロジェクトの進め方です。

割り振られた仕事を確実にこなすことはもちろん、プロジェクトをスムーズに進めるため次のような行動を自発的に取れるかが重要です。

  • 作業の改善提案を行う
  • チーム内の作業遅れをサポートする

そのうえで、売上10%アップや開発したアプリが100万ダウンロード達成など具体的な成果を提示することが大切です。

もし、それほど成果をあげていなければ、取引先への貢献度も低いと判断されます。

取引先は、それほど貢献度が高くないフリーランスエンジニアの単価を上げないため、これまであげた成果は単価交渉に重要な材料です。

有する実績・スキル

実績やスキルは、フリーランスエンジニアの単価交渉に欠かせない材料の1つです。

ここでいう、実績やスキルは『プロジェクト経験やスキルレベル』を指します。豊富な実績やスキルがあれば、取引先が期待する通りの仕事をこなせる可能性が高いです。

取引先が依頼する仕事は、納期後の予定がすでに決められている場合があります。そのため、納期を守ることはもちろん、取引先が求めるレベルで作業を進めてほしいのです。

そこで、会社社員時代とフリーランスエンジニアへ独立してからの豊富なプロジェクト経験が必要です。取引先は、プロジェクトの経験年数や仕事内容で、ある程度スキルレベルを把握できます。

さらに、自分のスキルレベルを取引先に伝える有効な方法は、ソフトウェアといった個人開発を行い自分で書いたソースコードを見せることです。

なにも新しいサービスを作る必要はありません。すでにリリースされているサービスを自分で1から実装すればいいのです。

見た目や機能が同じでも、開発者が異なればソースコードは異なります。ソフトウェア開発は、開発者のプログラミングスキルが反映されるため、スキルレベルを可視化できるのです。

もし、フリーランスエンジニアに実績やスキルがなければ、取引先が期待する仕事をこなせるのか判断ができませんからね。

取引先は、期待通りの仕事ができるかわからないフリーランスエンジニアに高い単価を支払わないため、実績やスキルは単価交渉には欠かせないのです。

取引先との信頼関係

取引先との信頼関係は、フリーランスエンジニアの単価交渉に欠かせない材料の1つです。

ここでいう、取引先との信頼関係とは『綿密なコミュニケーションを取ること』を指します。取引先との信頼関係があれば、仕事をスムーズに進めることが可能です。

たとえば、作業の問題点があれば直ちに報告するといったコミュニケーションが取れれば、修正作業が最小限で済みます。「これでいいか!」と自己判断すれば、納品後に取引先に問題点が伝わり修正作業が膨大になることもあるのです。

もし、フリーランスエンジニアが取引先と信頼関係を築けなければ、納期までに求めるレベルで仕事が終わりません。

取引先は、コミュニケーションが取れず仕事をスムーズに進められないフリーランスエンジニアの単価を上げないため、取引先との信頼関係は単価交渉の大切な材料です。

フリーランスエンジニアが単価交渉する前の確認ポイント3つ

単価交渉には自身の準備だけでなく「取引先が報酬をあげられる状況にあるか」の確認も不可欠です。

そこで、ここからはフリーランスエンジニアが単価交渉する前の確認ポイントを、3つにまとめて紹介します。

取引先の予算に余裕があるか

取引先の予算に余裕があるかは、フリーランスエンジニアが単価交渉する前に確認するポイントの1つです。

多くの取引先は予算に基づいて、案件単価を決めます。もし、取引先の予算に余裕がなければ単価交渉に応じることは困難です。

取引先の予算に余裕があるかは、契約しているフリーランスエンジニアの人数や求めるフリーランスのスキルレベルでおおよその予算を想像できることもあります。

また、取引先とざっくばらんに話せる間柄であれば、コミュニケーションの一環で直接聞くこともいいでしょう。

フリーランスエンジニアの単価交渉がうまくいくためには、事前に取引先の予算が余裕なのか確認することが必須です。

希望単価は相場に適しているか

希望単価が相場に適しているかは、フリーランスエンジニアが単価交渉する前に確認するポイントの1つです。

案件単価は仕事内容やスキルレベルに応じて変わり、取引先が単価相場を考慮し依頼する仕事の案件単価を決めます。

各エージェントの公式ホームページから案件検索を行うと、自分のスキルレベルに応じた単価相場の確認が可能です。

具体的には、次のようなスキルや知識の有無で案件単価を確かめます。

  • プログラミング言語の経験年数
  • 扱える関連スキルの多さ
  • 実務経験年数

たとえば、レバテックフリーランスによると、次のようなスキルや知識を有するフリーランスエンジニアの案件相場は約75万円です。

  • Pythonを用いた開発経験3年以上
  • Web開発経験3年以上
  • AWS下での開発経験
  • Dockerの知識

もし、単価相場よりも大幅に高い金額を提示すれば、取引先は単価交渉に応じません。取引先は、単価相場を把握していることがほとんどですからね。

そのため、フリーランスエンジニアの単価交渉が成功するには、希望単価が相場に適しているかを案件検索より確認する必要があります。

単価交渉のタイミングは適切か

単価交渉のタイミングが適切かは、フリーランスエンジニアが単価交渉する前に確認するポイントの1つです。

取引先には、単価交渉に応じやすい時期やタイミングがあります。具体的には、次のような時期やタイミングで単価交渉を行うのがベストです。

  • 取引先の人事異動が起こりやすい4月(人事異動により雇用状況が変わるから)
  • 契約が更新された時(自身が評価された証だから)

もし、単価交渉を適切なタイミングで行わなければ、取引先の経費が増えるだけのため、単価アップは成功しません。

そのため、フリーランスエンジニアが単価交渉を行うには、取引先が応じやすいタイミングで踏み切る必要があります。

フリーランスエンジニアが単価交渉する際の5STEP

なかには、単価交渉の具体的なイメージが湧かない人もいますよね。

そこで、ここからはフリーランスエンジニアが単価交渉する際の手順を、5つのステップにまとめて解説します。

STEP1:交渉に必要な材料を整理する

まず、交渉に必要な材料を整理しましょう。

単価交渉に必要な材料を整理すれば、取引先が単価アップを判断する材料を可視化できるため、承諾してもらいやすくなります。

単価交渉には、次のような材料が必要です。

これまであげてきた成果 例)取引先の売上10%向上に貢献
有する実績やスキル 例)クラウド下でのアプリ開発経験、AWSの知識
取引先との信頼関係 例)プロジェクト終了後、新たなプロジェクトに参画

上記の内容をまとめるには、ポートフォリオを作成するのがおすすめです。プロジェクトごとに仕事内容や取得したスキル、どのような成果をあげたのかを詳細に記載します。

加えて、プロジェクトをスムーズに進めるために行った改善提案や問題点の共有といった行動で取引先から信頼を得た経験があれば、さらに説得力が増す可能性があるのです。

自分自身がこれまでの経験を振り返るためにも、ポートフォリオへの記載漏れがないよう確認しながら交渉に必要な材料を整理しましょう。

STEP2:取引先との交渉日時を決める

つづいて、取引先との交渉日時を決めます。

単価交渉が成功しやすいタイミングでなければ、取引先が応じる可能性は低いです。そこで、次のようなタイミングで単価交渉を行う日時を設定します。

  • 契約更新が決まった翌日
  • プロジェクトの切り替えが決まった翌日

いずれの場合も、取引先から仕事に関する話があった翌日がベストです。翌日までに、単価交渉の準備を行い、交渉の流れを考えます。

単価交渉を行うには、メールを活用するとスムーズに進みます。対面で直接的なやり取りを行うと、取引先との日時調整が必要なうえ、うまく伝えられず失礼な言い回しになることもあります。

メールを活用すれば、文面を推敲できるため、失礼な言い方を避けられるのです。

そこで、メールで単価交渉する際には、次のように単価アップの理由や取引先へ考慮した一文を加えると印象が良くなります。

いつもお世話になっております。○○です。
本日は、契約金額の相談をしたく、ご連絡を差し上げました。

先日、プロジェクトリーダーからアプリの売上が10%向上したと報告をいただいております。

御社に貢献でき、私も嬉しく思います。
今後とも、御社とは末長く仕事をご一緒したいと願っています。

そこで、大変恐縮ですが、契約金額の引き上げをご検討いただけると幸いです。
何卒宜しくお願い致します。

上記のように、取引先に失礼のないような文面になるよう何度も推敲します。メールで文面を考えるのは時間もかかります。

そのため、取引先から契約更新やプロジェクト切り替えの翌日に単価交渉の日時を設定し、準備を進めるのがベストです。

STEP3:整理した交渉材料をもとに希望単価を提示する

次に、整理した材料をもとに希望単価を提示します。

これまでの経験やスキルと合わせて希望単価を提示すると、単価相場と比較できるため、取引先は単価アップの判断がしやすくなります。

まずは、STEP1でまとめたポートフォリオをもとに、自身の経験やスキルに類似した案件を検索し、単価相場の把握が必要です。

たとえば、PE-BANKに掲載されている案件によると、PythonとJavaScript、PHPを用いたWeb開発経験がある場合の単価相場は約65万円です。

出典:PE-BANK

ただし、同様のスキルや経験があっても、エージェントごとで多少単価が異なります。複数エージェントで単価を確認すれば、より単価相場に近くなります。

出典:レバテックフリーランス

希望単価は、単価相場に近い金額で提示するのがベスト。そのためにも、整理した交渉材料をもとに複数エージェントで単価相場を確認するのが賢明です。

STEP4:希望単価に見合う作業量を明示する

希望単価を提示したら、見合う作業量を明示します。

単価アップに合わせて『取引先に貢献する誠意』を示すと、単価交渉がうまくいきやすいです。

たとえば、Web開発経験を積み開発スキルが向上すれば、作業スピードを上げられます。作業量を増やしたうえで、より高品質の状態で納品する努力を示せば、取引先の満足度は高まるのです。

具体的には、次のようなメールを取引先に送ります。

いつもお世話になっております。〇〇です。

これまで仕事をご一緒させていただいた経験から、少しづつ開発スキルが向上していると感じております。

そこで、本日は契約金額を上げていただきたく、ご連絡差し上げました。

お引き受けいただいた際には、より高品質の状態で納品できるよう精進していく所存です。

なお、他の取引先様より単価○○円の提示をいただいております。この金額を基準にご相談させていただければと思います。

大変恐縮ですが、ご検討いただけると幸いです。

何卒宜しくお願い致します。

例文のように、仕事で取引先の満足度をより上げる努力をする旨を伝えつつ、見合う希望単価を示すことが重要です。

STEP5:取引先との認識にズレがないかを確認する

最後に、取引先との認識にズレがないかを確認します。

互いに仕事内容や今後発揮可能な価値への認識が一致しなければ、フリーランスエンジニアの希望単価では契約できません。

希望単価で契約するには、次のように具体的な情報を共有することが重要です。

仕事内容の詳細 マッチングアプリ開発で、新機能追加と既存機能の改修作業
次に習得予定のスキル AWSやDockerの知識

そもそも仕事内容が共有できていなければ、単価相場が把握できません。加えて、あなたが身につける予定のスキルで取引先にどのような価値を提供できるのかを示すことが大切です。

取引先は単価を上げても、成果として返ってくると納得できますからね。そのため、取引先との認識のズレがないことを確認し単価交渉をスムーズに進めるには、次のようなメールを送ることをおすすめします。

いつもお世話になっております。○○です。

本日は契約金額を上げていただきたく、ご連絡差し上げました。

改めて、御社とは次のような仕事内容で契約させていただいております。

~仕事内容を記載~

現在の仕事内容を行うスキルに加え、私は今後○○のスキルを習得予定です。このスキルを身につけることで、御社の仕事で○○に貢献できると考えています。

引き続き御社のお役に立ちたいと考えておりますので、大変恐縮ではありますが、契約金額の引き上げをご検討いただけると幸いです。

何卒宜しくお願い致します。

例文のように、仕事内容や今後の取引先への貢献度に食い違いがないよう確認をする必要があります。

単価交渉がうまくいかない時の対処法3つ

前述した手順で単価交渉しても、理想の報酬単価を提示されないケースもあるでしょう。

そこで、ここからは単価交渉がうまくいかない時の対処法を、3つにまとめて紹介します。

希望単価が見込める条件を提示してもらう

希望単価が見込める条件を提示してもらうことは、単価交渉がうまくいかない時に行う対処法の1つです。

条件を変更または追加すれば、希望単価を得られる可能性があります。そのため、取引先との単価交渉が進まない場合、すぐに諦めてはいけません。

そのため、まずは取引先に希望単価を獲得できる条件を提示してもらえるよう相談しましょう。たとえば、取引先が依頼する仕事量を増やすといった条件にあなたが対応できれば、希望単価で契約できる可能性があります。

とはいえ、取引先の予算上、提示された金額以上に上げられない場合があることも念頭におきましょう。

単価交渉がうまくいかないことは、珍しくありません。フリーランスエンジニアは交渉力を身につけるためにも、希望単価になるような条件を取引先に提示してもらい、対応可能なのか判断することが賢明です。

エージェントに単価交渉を代行してもらう

エージェントに単価交渉を代行してもらうことは、単価交渉がうまくいかない時に行う対処法の1つです。

エージェントは単価交渉の方法を熟知しています。そのため、自分で行う単価交渉がうまくいかない場合は、エージェントに登録し、担当者にお任せする選択肢もあります。

エージェントは、案件紹介から単価交渉、契約までの全工程を代行するサービスです。多くのフリーランスに仕事を紹介し取引先と契約を締結しているため、単価交渉の経験もたくさんあります。

そのため、時間をかけながらフリーランスエンジニアが交渉術を学び実践するよりは、エージェントに任せることで、単価交渉が成功する可能性は高まるのです。

ただし、エージェントは数多くあります。そこで、次のようなエージェントを利用すれば、単価交渉を任せられます。

単価交渉がうまくいかない場合は、エージェントに代行してもらうことも視野に入れましょう。希望単価を得られると実績になり、次の案件を獲得する場合に高単価で契約しやすくなるといったメリットもあるのです。

取引先を変える

取引先を変えることは、単価交渉がうまくいかない時に行う対処法の1つです。

予算の都合などで単価を上げられない取引先もあります。単価を上げられない取引先に何度も交渉を行っても、単価アップは見込めません。

取引先を変えるため、次のように契約を終えると伝える方法もあります。

上記のように、単価アップをしてもらえる可能性もあるのです。ただし、取引先と契約を終了する場合、次は単価交渉がうまくいくような取引先を選ぶ必要があります。

たとえば、次のような記載がある取引先を選べば、単価交渉がうまくいく可能性が高まります。

出典:PE-BANK
今後の単価交渉がうまくいくよう取引先を選ぶことは重要です。

効率的にフリーランスエンジニアが理想の単価獲得を目指すなら

なかには、

単価交渉がうまくいくイメージが湧かない…
希望単価で仕事が受けられる取引先を探すのに時間がかかり手間に感じる…

と不安な人もいますよね。

単価交渉に不安を抱えるフリーランスエンジニアが、効率的に希望単価を得るにはエージェントの利用をおすすめします。

エージェントサービスのなかでも、高単価案件を安定して獲得しやすいのは、『フリーランスのミカタ』です。

フリーランスのミカタは、は通常のサイトには掲載されていない15,000以上の非公開案件と高単価な案件を豊富に取り揃えるエージェントサービスです。

出典:フリーランスのミカタ

具体的には下記のような案件が多く掲載されているため、自ら営業せずとも仕事を中・長期的に獲得できます。

出典:フリーランスのミカタ

また希望年収や稼働時間だけでなく、扱うプログラミング言語などを細かく指定して案件を探せるため、自分にあう仕事を見つけやすいサイト仕様になっています。

ただし、上記のような案件は条件として2〜3年の実務経験が求められるケースが多いです。そのため、応募する際はどれくらいの経験が必要なのかを前もってチェックしておきましょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、営業スキルを磨かずとも中・長期的に獲得できる案件が見つかりますよ。

どんな案件が掲載されているか気になる人は、下のボタンから自分にあう案件を探してみてください。

なお、フリーランスのミカタがどんなサービスなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。

→ フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介

まとめ

今回は、フリーランスエンジニアの単価交渉を、やり方やタイミングを交えて解説しました。

フリーランスエンジニアが単価交渉を行うには、事前準備が大切です。単価アップをお願いする理由を、根拠とともに取引先に伝えなければ取引先は単価交渉に応じてくれません。

そのため、これまでの経験や実績をまとめたり成果を示すことで、単価を上げれば貢献度が高いと取引先を納得させることが重要です。

加えて、単価交渉を行うタイミングにも注意点があります。取引先には予算や人員の都合があるため、新年度や契約更新の時期がベストタイミングです。

もし、単価交渉を伝える時期がベストタイミングからズレると、応じる可能性が低くなります。

フリーランスエンジニアは限られた時間を有効に使わなければなりません。事前準備や情報を整理することで、希望単価に近い金額で契約できるよう単価交渉を行いましょう。