「習得言語がSwiftのみでフリーランスに独立しても大丈夫？」
「会社員のままがいいのかな？」
好きな時間や場所で働けるフリーランスエンジニアの働き方に、憧れを抱く人は多いですよね。
ただし、独立後のイメージが湧かず、フリーランスになるか判断できない人もいるはず。
そこで、今回はSwiftエンジニアがフリーランスに独立するメリット・デメリットを、平均年収や案件例も交えて解説します。フリーランスへの独立に活かせるスキルや案件獲得におすすめのエージェントサービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
Swiftのみでもフリーランスへの独立は可能
習得言語がSwiftのみでも、フリーランスへの独立は可能です。
たとえば、フリーランスのミカタにはSwiftの開発経験のみを採用条件にする次のような案件がたくさんあります。
| 案件例 | 採用条件 |
| 予約サービスのiOS開発 | Swiftでの開発経験3年以上 |
| エンタメ系スマホアプリの開発 | SwiftでのiOSアプリ開発経験3年以上 |
| 動画配信サービスのiOSアプリ開発 | Swiftでのアプリ開発経験3年以上 |
引用：フリーランスのミカタ
また、レバテックフリーランスには「ナビゲーションのシステム開発」といったSwiftでの開発経験が1年以上あれば採用条件を満たす案件もあります。
そのため、習得言語がSwiftのみでもフリーランスに独立し、案件を獲得するのは可能です。しかし、安定して案件を獲得するには、最低でもSwiftでの開発経験が1年以上必要な点に注意する必要があります。
未経験からの独立には相当の学習時間が必要
前述したとおり、Swiftのみでもフリーランスへの独立は可能な反面、未経験からの独立には相当の学習時間が必要です。
実務で通用するレベルのスキルを身につけるには、コードの文法や意味を理解し、スムーズに記載できるようにしなければなりません。
次のように未経験からプログラミング言語を学び、学習開始から1年未満でITエンジニアになった人が最も多い結果が得られています。
加えて、エンジニアになるまでの1日の学習時間は、1～2時間または4～5時間と答えた人がたくさんいます。
学習時間や期間に個人差はあるものの、多くの人が時間をかけ実務で通用するレベルまでスキルを身につけるのです。
エラーを出さずコードを書くには、試行錯誤が必要です。エラーの解決法やコードの記述方法などは、失敗を繰り返しながら身につけるため、未経験からの独立には相当な学習時間が必要になります。
独立は副業で実案件に取り組んだ後がベスト
Swiftエンジニアへの独立は、副業で実案件に取り組んだ後がベストです。
独立前に副業で実案件を経験すれば、フリーランスの働き方が自分にあうのか判断できます。
フリーランスになると、スケジュール管理を自分で行い計画的に案件を進めながら、案件獲得といったエンジニアリング以外の仕事もこなさなければなりません。
会社員Swiftエンジニアから独立する場合でも、案件獲得を経験している人は少ないでしょう。
実際に会社員Swiftエンジニアが副業で実案件に取り組むと「イメージと違う…」と感じることもあります。
独立後に、フリーランスの働き方が合わないと感じれば、再び会社員に戻りかねません。会社員へ出戻ることがないよう、独立前に副業を行いフリーランスの働き方を経験するのがベストです。
おさえておきたいフリーランスSwiftエンジニアの基礎知識
Swiftエンジニアの平均年収や仕事内容を知らなければ「やめておけばよかった…」と後悔しかねません。
そこで、ここからは次のトピック別にフリーランスSwiftエンジニアの基礎知識を解説します。
平均年収
フリーランスSwiftエンジニアの平均年収は、約948万円です。
レバテックフリーランスに掲載されているSwiftの案件単価をもとに、平均年収を算出しています。
| 平均年収 | 948万円 |
| 平均単価 | 79万円 |
参考：レバテックフリーランス
Swiftを用いた案件の多くがiOSアプリの開発です。statcounter Global statsによると、日本ではiPhoneユーザーが約70％を占めると発表しています。
iOSユーザーが多いためswiftの需要も高いことから、他言語に比べSwiftエンジニアの平均単価は高い傾向にあるのです。
加えて、フリーランスの収入は、実務経験年数やスキルレベルに応じて高くなります。取引先との単価交渉が可能なことも、Swiftエンジニアの平均年収を上げる一因です。
フリーランスSwiftエンジニアになれば、実力やスキルに応じて、高単価案件を獲得しやすくなります。
仕事内容
フリーランスSwiftエンジニアの仕事内容は、次の3つです。
- iOSアプリ開発
- システム開発
- ゲーム開発
フリーランスのミカタとレバテックフリーランスには、次のようなSwiftの案件があります。
| 案件 | 仕事内容 |
| iOSアプリ開発 | 電子書籍アプリの設計、開発と新規機能追加 |
| エンタメ系スマホアプリの開発 | コンシューマ向けのiOSアプリ開発 |
| ビジネスSNSの開発 | ビジネスSNS開発の基本設計から運用保守まで担当 |
| 医療系プラットフォームの開発 | 医療系プラットフォームの製造や運用、保守を担当 |
前述したとおり、Swift案件の主な仕事内容はiOSアプリ開発です。設計から運用、保守までの工程から、新規機能追加といった限定的な仕事までさまざまあります。
フリーランスになると、個人で案件を受けるため、たくさんある仕事の中から自分の好きな仕事内容を選べるようになります。
将来性
フリーランスSwiftエンジニアの将来性は高いと言えます。
TIOBE Indexが、Google検索エンジンのデータをもとに公表したSwiftt言語の人気は、安定して高いです。
出典：TIOBE Index
加えて、フリーランスSwiftエンジニアの案件数は上昇傾向です。
出典：フリーランススタート
Swiftの安定した人気や案件数の多さから、フリーランスSwiftエンジニアの将来性は高いと言えます。
Swiftエンジニアがフリーランスへ独立する3つのメリット
ここからは、Swiftエンジニアがフリーランスへ独立するメリットを、3つにまとめて紹介します。
収入の上限がなくなる
収入の上限がなくなる点は、Swiftエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。
フリーランスの案件単価は実務経験年数やスキルレベルに応じて高くなるため、自分の努力次第で収入は上げられます。
具体的に、フリーランスSwiftエンジニアの案件単価は、次のようにさまざまです。
出典：レバテックフリーランス
フリーランスになると、個人で仕事を受けるため、自分で収入を決められます。
一方、会社員Swiftエンジニアの収入は、会社の規定に従います。企業では、定期昇給制をとることが多く、初任給から年々給料が上がる形式です。
ただし、役職がつくと残業代が払われないといった会社もあります。そのため、役職がつくと給料は上がらなくなるのです。
そのため、フリーランスSwiftエンジニアになれば、実績やスキルを身につけるほど収入は上げられます。
働く時間・場所に融通が効く
働く時間や場所に融通が効く点は、Swiftエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。
フリーランスSwiftエンジニアは、リモートでも仕事ができます。リモート案件を獲得すれば、働く日時を自由に決められるため、好きな時間と場所で仕事が可能です。
一方、会社員Swiftエンジニアの場合は就業規則に従い仕事をするため、働く時間や場所が決められています。多くの企業では、働く時間が決められており、仕事場は会社のオフィスが基本です。
出社をすれば、通勤に時間もかかります。勤務と通勤時間で、1日の大半を仕事のために使うことになるのです。
フリーランスSwiftエンジニアになれば、会社員とは働き方を変えられるため、働く時間と場所に融通が効きます。
仕事内容を選べる
仕事内容を選べる点は、Swiftエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。
先ほども解説したとおり、フリーランスになると個人で案件を受けるため、自分の好きな仕事内容を選べます。
仕事内容を特定し、専門性を身につけることも可能です。逆に、様々な仕事内容にチャレンジし獲得できる案件を増やすことも、フリーランスならできます。
一方、会社員Swiftエンジニアは会社の方針に従い、上司が部下の仕事を管理します。上司に指示された仕事をこなすため、会社員は自分で仕事内容を選べません。
たとえ、会社員Swiftエンジニアに苦手な仕事が回ってきても、対応しなければならないのです。
ただし、フリーランスSwiftエンジニアになれば自分で案件を獲得するため、好きな仕事内容を選び続けられます。
Swiftエンジニアがフリーランスへ独立する3つのデメリット
メリットに続き、ここからはSwiftエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットを、3つにまとめて解説します。
毎月の収入にムラが出やすい
毎月の収入にムラがでやすい点は、Swiftエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。
フリーランスになると、次の理由から毎月の収入にムラが出やすくなります。
- 案件ごとで単価が異なる
- 必ず仕事を得られるとは限らない
フリーランスSwiftエンジニアは、獲得した案件で収入が決まります。高単価案件は多いものの、案件が変われば収入も増減するのです。
加えて、案件へ応募するのは自分だけではありません。取引先に採用されなければ仕事が途切れ、無収入の月もあります。
一方、会社員Swiftエンジニアは固定給のため、毎月ほぼ一定の収入を得られます。日本は一般的に月給制を採用する企業が多く、主に基本給と残業代が毎月支給されるため、安定した収入を得られるのです。
そのため、フリーランスSwiftエンジニアになると、給与形態の違いから、毎月の収入にムラが出やすくなります。
税金や保険料の負担が大きくなる
税金や保険料の負担が大きくなる点は、Swiftエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。
フリーランスになると控除額（金額を差し引くこと）が減ることや、会社員と加入する保険の違いから、税金や保険料の負担が大きくなります。
具体的な金額で、Swiftエンジニアの会社員とフリーランスで税金や保険料の負担額を比較すると、次のようにフリーランスの方が多くなります。
なお、税金や各保険料は、年収500万円で扶養者なし、フリーランスの経費は40万円で青色申告しないと仮定して税金シミュレーションより算出した結果です。
| 会社員 | フリーランス | |
| 所得税 | 13万7800円 | 26万6900円 |
| 住民税 | 24万5300円 | 35万7200円 |
| 厚生年金 | 45万180円 | – |
| 健康保険 | 26万6000円 | – |
| 国民年金 | – | 48万8800円 |
| 国民健康保険 | – | 19万8240円 |
| 雇用保険 | 3万円 | – |
| 合計 | 112万9280円 | 131万1140円 |
参考：税金シミュレーション
税金（所得税と住民税）の計算方法は、収入から控除額を引いた金額に税率をかけます。すなわち、控除額が少ないほど、税金は高くなるのです。
実のところ、控除額が大きいのは給与所得控除（会社員が給与に応じて言って額を差し引くこと）であり、会社員のみに適用されます。
具体的には、年収500万円の会社員は144万円(※1)を給与所得控除として差し引けるのです。
そのため、フリーランスSwiftエンジニアになると控除額や加入する保険の違いから、税金や保険料の負担額が多くなります。
※1：500万×20％+44万＝144万円（計算式は国税局の給与所得控除を参考）
自身での案件獲得や交渉が必要になる
自身での案件獲得や交渉が必要になる点は、Swiftエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。
フリーランスになると、次の理由から、自身での案件獲得や交渉が必要になります。
- 収入を得るため
- 希望に沿う案件を得るため
フリーランスは、案件を終わらせなければ、収入が得られません。ただし、案件の収入面だけを意識すると、納期や仕事内容が希望に沿わない契約になることもあります。
理想に近い契約にするには、自分で取引先と交渉が必要です。
一方、会社員は営業部や上司が、案件獲得や取引先との交渉を行います。会社員Swiftエンジニアなら、エンジニアリングの仕事に集中できるのです。
そのため、フリーランスSwiftエンジニアになると、希望の収入を得るために、自分で案件獲得し取引先との交渉が必要になります。
Swiftエンジニアがフリーランスへの独立を判断する4つのポイント
なかには、会社員Swiftエンジニアからの独立を決めかねてる人もいますよね。
そこで、ここからはSwiftエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントを、4つにまとめて紹介します。
独立する目的は明確か
独立する目的は明確かは、Swiftエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。
独立する目的が明確でなければ、やるべきことの多さから、すぐに会社員に戻る可能性があります。
フリーランスになると、エンジニアリング以外の仕事に『案件獲得』や『帳簿への記載』などの用務が山積みなのです。
用務が多いなかでフリーランスとして働くには『目的や目標』を明確にしなければなりません。「収入を上げたい」や「好きな時間に働きたい」といった目的や目標があれば、フリーランス特有の用務をやり抜けます。
もし、独立目的が明確でなければ独立せずとも転職で職場を変えたり、副業でいまよりも収入を増やすといった選択肢もあります。
そのため、フリーランスになるなら、独立する目的が明確なのかは重要なポイントなのです。
収入の高さか安定性か
収入の高さか安定性かは、Swiftエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。
ここでいう、収入の高さと安定性は次の言葉を指します。
- 『収入の高さ』とは高収入である一方で、毎月一定の収入を得られる保証がない
- 安定性とは毎月一定の収入は得られるが、高収入ではない
収入の高さを求めるなら、フリーランス向きです。逆に、収入の安定性を重視するなら、フリーランスは向きません。
先ほど解説したとおり、フリーランスは収入の上限がなくなるため、高収入を得やすくなります。ただ、応募した案件に必ず採用されるとは限らず、収入が安定しないのも事実です。
一方、会社員は固定給のため、退職時まで毎月安定した収入が得られます。ただし、定期昇給や昇進での収入アップのため、フリーランスほどの高収入は期待できません。
そのため、収入の高さと安定性のどちらを選ぶかは、フリーランスへの独立を判断するポイントになります。
自己管理は得意か不得意か
自己管理が得意か不得意かは、Swiftエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。
ここでいう、自己管理とは次の意味合いを指しています。
- 体調管理
- スケジュール管理
自己管理が得意な人は、フリーランスに向いています。
フリーランスになると、エンジニアリングの仕事をしながら案件を獲得し、帳簿へ経費などを記載しなければなりません。やるべき用務に優先順位をつけながら、計画的に進めることが必須です。
ただし、いくら計画を立てても体調を崩しては、思うように進みません。計画的に仕事や用務を進めるには、体調管理は大切です。
一方、会社員Swiftエンジニアならエンジニアリングの仕事に注力できます。たとえ、体調不良で作業遅れが起きても、上司や先輩が仕事を進めるサポート体制が整っているのです。
自己管理はフリーランスの活動を続けるうえで不可欠なため、自己管理が得意か不得意かは独立を判断するポイントになります。
人とのコミュニケーションは得意か不得意か
人とのコミュニケーションが得意か不得意かは、Swiftエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。
ここでいう、人とのコミュニケーションとは『自発的な報告や相談』を指します。自発的な報告や相談ができる人なら、フリーランス向きです。
たとえば、フリーランスになり仕事で問題点や不明点が出た場合、自発的に発言しなければ取引先は事態に気が付きません。
「まぁ、これで大丈夫だろう…」と自己判断し仕事を進めると、修正作業が増え納期遅れを起こす可能性があります。納期に遅れると、取引先との信頼関係は崩れかねません。
一方、会社員Swiftエンジニアであれば、上司や先輩と仕事を共有することが多いです。自らコミュニケーションを取らずとも、困っていることを察知した上司や先輩が声をかけてくれます。
加えて、会社員の場合は上司や先輩の業務に部下の指導も含まれるため、自発的にコミュニケーションが取れなくても仕事はスムーズに進むことが多いです。
フリーランスには取引先への報告や連絡が必要なため、人とのコミュニケーションが得意か不得意かは独立を判断するポイントになります。
フリーランスSwiftエンジニアへの独立に活かせる4つのスキル
これまでの仕事で培ったスキルのなかには、フリーランスへの独立に活かせるものもあります。
そこで、ここからはフリーランスSwiftエンジニアへの独立に活かせるスキルを、4つにまとめて紹介します。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは、Swiftエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。
ここでいう、コミュニケーションスキルとは『聴き取る力と伝える力』を指します。
フリーランスSwiftエンジニアにコミュニケーションスキルがあれば、取引先の要望を正確に聴き取れ、求められた開発を行えます。
コミュニケーションはニュアンスの違いや聴き手の受け取り方次第で、思うように話が通じないことがありますよね。だからこそ誤解を生じたまま作業を進めることがないよう、聴き取る力と伝える力を駆使し、積極的な内容確認が必須です。
内容確認をする際は、取引先の要望と自分が聴き取った内容を一致させるため、開発内容を詳細に表現し伝える力も必要になります。
聴き取る力や伝える力がなければ仕事が円滑に進まないため、コミュニケーションスキルはSwiftエンジニアの独立に活かせるスキルなのです。
情報収集力
情報収集力は、Swiftエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。
ここでいう、情報収集力とは『Swiftt言語に関する最新情報のキャッチアップ』を指します。常にSwift言語の情報を収集すれば、需要のあるスキルがわかり、希望に沿う案件を獲得しやすくなります。
実のところ、Swift単体のスキルのみでは活躍の場を増やせません。他の複数言語や関連スキルとの併用が重要です。
案件検索をすると、仕事を得るにはSwiftと合わせて次のような言語や関連スキルが必要とわかります。
| iOSアプリ開発 | Objective-c、Firebase |
| システム開発 | GitHub、SQL |
| ゲーム開発 | Kotlin、PHP |
Swift言語に関する最新情報をキャッチアップしなければ、希望に沿う案件を獲得しづらくなるため、情報収集力はSwiftエンジニアの独立に活かせるスキルなのです。
営業力
営業力は、Swiftエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。
ここでいう、営業力とは『取引先へのアプローチスキルやプレゼンテーションスキル』を指します。営業力があれば、独立後に仕事が途切れづらくなります。
フリーランスになると、個人で仕事を獲得しなければなりません。ただ、案件への応募者は自分だけではないため、取引先に採用されなければ仕事は得られないのです。
取引先に選ばれるためには、案件応募者と差別化を図る必要があります。たとえば、取引先に知識量やコミュニケーションスキルといった強みをアピールしながら自分を売り込むのです。
アプローチやプレゼンテーションのスキルがなければ、取引先から採用されづらいため、営業力はSwiftエンジニアの独立に活かせるスキルの1つになります。
交渉力
交渉力は、Swiftエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。
ここでいう、交渉力とは『説得力や戦略的思考力』を指します。交渉力があれば、希望に沿った条件で案件契約がしやすくなります。
希望に沿う条件で案件契約するには、単価や納期の交渉を行う前に、取引先を説得させる方法を考える必要があるのです。
自分の強みを明確に伝えることはもちろん、取引先への具体的なアプローチ方法や希望条件の妥協点を決めておくことも大切です。
そのうえで、取引先が納得して契約締結できるよう交渉を進めることが必要になります。
戦略的に交渉できなければ、希望に沿った案件を獲得しづらいため、交渉力はSwiftエンジニアの独立に活かせるスキルなのです。
フリーランスSwiftエンジニアが案件を獲得する4つの方法
なかには、独立後どのように仕事を獲得すればいいのか、イメージが湧かない人もいますよね。
そこで、ここからはフリーランスSwiftエンジニアが案件を獲得する方法を、4つにまとめて紹介します。
クラウドソーシングサイトを活用する
クラウドソーシングサイトの活用は、フリーランスSwiftエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。
クラウドソーシングとは、依頼主と受注者がオンライン上でやりとりを行い、仕事をする業務形態を指します。実務経験が浅い人でも応募可能な案件や単発の仕事が多く、案件数も豊富なことが特徴です。
加えて、クラウドソーシングサイトでは案件への応募時に書類選考や面接を行うケースがほとんどありません。受注者は、依頼主が掲載する案件にオンライン上で応募し、採用されれば仕事を得られます。
『すぐに仕事がほしい』や『単発の仕事をしたい』場合には、クラウドソーシングサイトの利用が有効です。
なお、活用するクラウドソーシングサイトは、フリーランスSwiftエンジニア向けの案件数が多い次のサイトをおすすめします。
ちなみに、クラウドワークスには、次のような案件があります。
出典：クラウドワークス
クラウドソーシングサイトは、オンライン上のみのやりとりではありますが、報酬が払われない心配はありません。
依頼主が事前に仮払いをしてから仕事を始めるしくみのため、安心して利用できます。
フリーランス向けエージェントサービスを活用する
フリーランス向けエージェントサービスの活用は、フリーランスSwiftエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。
フリーランス向けエージェントとは、案件紹介から契約締結までの全工程を代行するサービスです。
『効率よく仕事を得たい』や『より希望に合う案件を獲得したい』場合に、フリーランス向けエージェントサービスの利用が有効。
案件紹介前にエージェントの担当者と仕事内容や希望単価など条件を擦り合わせを行うため、希望に沿った仕事を獲得しやすくなります。
加えて、フリーランス向けエージェントサービスが抱える案件は中・長期的に参画できる仕事が多く、安定的に仕事を獲得しやすい特徴もあるのです。
特に案件数が多いのは、次のようなエージェントサービスです。
案件数の多さに加え、高単価案件を安定して獲得したい人には、『フリーランスのミカタ』をおすすめします。
フリーランスのミカタは、通常のサイトには掲載されていない15,000以上の非公開案件と高単価な案件を豊富に取り揃えるエージェントサービスです。
出典：フリーランスのミカタ
具体的には下記のような案件が多く掲載されているため、自ら営業せずとも仕事を中・長期的に獲得できます。
出典：フリーランスのミカタ
また希望年収や稼働時間だけでなく、扱うプログラミング言語などを細かく指定して案件を探せるため、自分にあう仕事を見つけやすいサイト仕様になっています。
ただし、上記のような案件は条件として2〜3年の実務経験が求められるケースが多いです。そのため、応募する際はどれくらいの経験が必要なのかを前もってチェックしておきましょう。
フリーランスのミカタを活用すれば、高単価案件が中・長期的に見つかりますよ。
どんな案件が掲載されているか気になる人は、下のボタンから自分にあう案件を探してみてください。
なお、フリーランスのミカタがどんなサービスなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。
→ フリーランスのミカタとは？サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介
知人・友人から紹介してもらう
知人や友人からの仕事紹介は、フリーランスSwiftエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。
互いに知った間柄の知人や友人なら、スキルレベルや人間性を熟知しているため、案件のミスマッチを防げます。
また、信頼関係が成立していることもあり、案件の依頼をしやすいうえ継続的に仕事を任せてもらえる可能性が高いです。
『案件の獲得先を増やしたい』や『仕事を得るのと同時に営業力も身につけたい』場合に、知人や友人からの案件紹介が有効です。
ただし、知人や友人からの案件紹介は、単価交渉がしにくいといったデメリットもあります。知人や友人からの案件紹介はトラブルこそ少ないものの、万が一仕事で大きなミスをした場合には人間関係にも影響することを念頭におきましょう。
知人や友人から案件を紹介してもらうには「自分に任せてもらえる仕事はありませんか」と声をかけます。前職での知人や独立した友人などより多くの人に声をかければ、案件を獲得できる可能性が増します。
依頼先へ問い合わせる
依頼先への問い合わせは、フリーランスSwiftエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。
ビジネスに注力している印象を取引先に与えれば、安定的に案件をもらえる可能性があります。そこで、依頼先へ電話やメールで問い合わせを行い、『熱心さ』や『人間性』を伝えることが大切です。
取引先は仕事を依頼したい一方で、これまで取引のない人に案件を任せることへの不安を抱えることもあります。誰しもが取引先の求めるレベルで、作業を終わらせてくれるとも限りませんからね。
そのため、一緒に仕事をした間柄であれば、取引先は作業の正確さといった仕事ぶりがわかります。
ただし、依頼先が忙しい場合や不在時は対応できないこともあります。加えて、仕事の依頼先への連絡頻度が高すぎると、執拗な印象を与え逆効果の場合もあるのです。
取引先にとってベストな問い合わせ方は、1～2ヶ月ごとにメールで連絡をします。ただし、メールの場合は見てもらえない可能性があるため、3ヶ月に1度の頻度で電話するのがおすすめです。
依頼先へ問い合わせると、継続的に案件を任せてくれる可能性もあるため、有効な案件獲得方法になります。
フリーランスSwiftエンジニアにまつわるFAQ
最後に、フリーランスSwiftエンジニアにまつわる質問に答えます。
未経験からでもフリーランスSwiftエンジニアに独立できるの？
未経験からでもフリーランスSwiftエンジニアへの独立は可能です。
未経験からでも獲得が可能な次のような案件があります。
ただし、未経験から獲得できる案件は単価が低いため、思うように稼げません。加えて、Swiftを扱う案件は、実務経験が最低1年必要な場合が多いです。
そのため、上画像のような案件から徐々に実績を積み上げる必要があります。
Swift初心者におすすめの案件はある？
Swift初心者におすすめの案件は、iOSアプリの開発です。
前述したとおり、Swiftを用いた案件にはiOSアプリ開発がたくさんあります。iOSアプリ開発の経験を積み上げると、仕事が途切れづらくなるのです。
たとえば、次のようなSwiftの実務経験を問わない案件から実績を積み上げていきます。
出典：ギーグスジョブ
上画像のようなアプリ開発支援から実績を積み、次にアプリ開発へとステップアップします。iOSアプリ開発の案件を獲得できれば、仕事を選べるようになるため、キャリアを積みやすくなります。
まとめ
今回は、Swiftエンジニアがフリーランスに独立するメリット・デメリットを、平均年収や案件例と交えて解説しました。
日本のiPhoneユーザーは、全体の7割を占めると言われています。つまり、iOSアプリはニーズがあるため、Swiftの需要は高いのです。
Swiftのスキルレベルを高め、実績を積み上げると、高単価案件も獲得しやすくなります。
ただし、フリーランスの基礎知識や案件獲得方法をおさえたのちに、独立しなければ「イメージと違う…」と感じ、会社員に戻りかねません。
そのため、独立前に副業でフリーランスの働き方を体験することをおすすめします。自分で作業スケジュールを組み、納期までに仕事を終わらせる経験をすれば、フリーランスの働き方が自分にあうのか判断しやすくなるのです。
なお、Swift以外にもフリーランスへの独立が可能なプログラミング言語はあります。他の言語にも興味がある人は、次の記事も参考にしてください。
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