「グラフィックデザイナーはなぜやめとけと言われているの?」
「実際に働いている人もやめとけと感じている?」
「目指すべきか決められない…」
あなたは上記のような疑問や悩みを抱えていませんか?
グラフィックデザイナーは『デザインの修正作業がつらい』や『労働時間が長い』というネガティブな情報を耳にすることもあるでしょう。
目指したい気持ちとやめておこうという感情で葛藤が起きるとモヤモヤした気持ちになりますよね。
ですが興味ある職業だからこそ、実態を知り判断していきたいと考えているはず。
そこで今回はグラフィックデザイナーがやめとけと言われている理由を徹底解説!合わせて、体験談や目指す際にするべきことも紹介しています。
この記事を読むと、グラフィックデザイナーの実態が知れ、目指すべき職業であるのか判断できますので、参考にして下さいね。
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目次
【結論】グラフィックデザイナーやめとけは全員に当てはまるわけではない
やめとけは一部の人の意見なので、全員に当てはまるわけではありません。
グラフィックデザイナーをやめとけと言っているのは、過酷な労働環境で働いている人や仕事にやりがいを失っている人が言っているだけなのです。
なのであなたがグラフィックデザイナーに興味を持ち、目指す目的が明確であれば挑戦しても何も問題はありませんよ。
周りの意見に左右されることなく、自分を信じて進んでいきましょう。
とはいえ目指す動機次第では向かないこともあるので「もっと早く知りたかった…」とならないように解説していきますね。
こんな動機でグラフィックデザイナーを目指すのはやめとけ3選
「具体的にどのような動機ならやめておいた方がいいの?」
「後で知って後悔しないように早く知りたい!」
と感じているでしょう。
グラフィックデザイナーになると決断する前に、目指すべきではない動機を確認しておいた方が効率は良いので、確認していきますね。
- 需要がありそうだから
- デザインを考えることが好きだから
- なれそうだから
順に見ていきましょう。
1.需要がありそうだから
長時間労働が多いため、需要がありそうだからという動機ならやめておきましょう。
グラフィックデザイナーはパンフレットやポスター、広告など幅広い分野で活躍ができるからこそ必要とされることが多い職業です。
ですがクライアントの好みに合うデザインになるまで何度でも修正しなければならないことも事実。「また修正だ…」と休日返上で作業しているグラフィックデザイナーもいるくらいです。
クライアントが納得するまで納品できず修正し続けなければならないので、労働時間は長くなりプライベートの時間を持ちにくいので注意が必要になります。
2.デザインを考えることが好きだから
クライアントがイメージするデザインに合わせることになるため、デザインを考えることが好きという動機ならおすすめしません。
グラフィックデザイナーはクライアントの要望に合わせたデザインをする仕事です。そのため自分の世界観でデザインを行えませんよ。
ヒアリングを繰り返し、クライアントの思い描いているイメージを形にするのです。あなたが「このデザインがいい!」と思ってもクライアントが納得しなければ、何回も修正しなければなりせん。
あなたのイメージ通りのデザインを考えても仕事にならないということを覚えておきましょう。
3.なれそうだから
スキルが必要なため、なれそうだからという安易な動機ならやめておくべきです。
デザイン力はセンスと思われがちですが、レイアウトや色彩などはデザインの基礎と理論に基づいています。
つまりデザインスキルが身についているからこそグラフィックデザイナーとして能力を発揮できるのです。
もちろんクライアントの要望を詳細に聞き取る力や聞き出す能力も大切なため、コミュニケーション能力も必要になります。
さまざまなスキルを身に着けないとスタートラインに立てないので「私でもなれるはず!」という考えなら目指さない方がいいでしょう。
グラフィックデザイナーがやめとけと言われる5つの理由
グラフィックデザイナーに興味や関心を持っているからこそ、やめとけと言われている理由を知り、納得をしたいと考えているでしょう。
モヤモヤした気持ちを抱えている状態では目指すべき職業なのか判断できないので、理由を確認していきますよ。
- 残業が多い
- 給料が低い
- デザインの修正が多いから
- 体を悪くするから
- 習得する技術が多いから
詳しく見ていきましょう。
1.残業が多い
クライアントが要望するデザインを形にするには時間がかかるため、残業が多いということも理由としてあげられます。
デザインだけでなくヒアリングにも時間がかかります。感覚やニュアンスは伝わりにくいので、クライアントの要望を的確に理解し本当に求めているイメージをデザインに落とし込まなければならないからです。
とはいえ納期もあります。なので残業をして対応しなければいけない場合が多いですよ。「今日も残業して進めなきゃ…」とプライベートの時間を削って作業を行わなければならないこともあるでしょう。
納期前になると特に労働時間が長くなることを念頭においてくださいね。
2.給料が低い
紙媒体からデジタル媒体へ移行しているため、給料が安いことも理由の1つです。
グラフィックデザイナーの年収は400万円前後と言われています。給与所得者の平均年収が433万円と言われているので、平均よりも低いです。
仕事内容は書籍やポスターなど紙媒体のデザインを行うことが多い職業になります。時代の流れとして紙からデジタル媒体へ移行しているため、出版業界などが制作予算を削減しているのです。
すると企業の利益が縮小し、グラフィックデザイナーの給料は低くなるのです。
給料が低いと仕事へのモチベーションが上がらなくなります。自由に使えるお金も減ってしまうため、生活に満足もできなくなるでしょう。
仕事量と給料が見合わないと感じる可能性もありますよ。
3.デザインの修正が多いから
クライアントの要望に沿うデザインを作り上げることは難しいため、デザインの修正が多いということも理由です。
グラフィックデザイナーは、ヒアリングを重ねてクライアントのイメージをデザインに落としていきます。良いデザインが出来上がっても、クライアントの心を動かせるとは限りません。
クライアントが納得できるまで何回も修正が必要になりますよ。「これ以上のデザインはない!」と感じてもクライアントから修正依頼がくると心が折れてしまうこともあるのです。
クライアントのイメージ通りまたは期待以上のデザインをしなければ、業務は終わらないということを覚えておきましょう。
4.体を悪くするから
長時間のパソコン作業が多いため、体を悪くするということも理由としてあげられます。
クライアントとのヒアリング以外はパソコンの前で作業していることがほとんどです。長い時間同じ姿勢を崩さなかったり、ずっとパソコンを見ていると至る所に不調が現れますよ。
具体的な症状は頭痛や腰痛、腱鞘炎です。「いつもより調子が悪いかも…」と気が付いても作業を続けてしまうので、悪化し治りにくくなるのです。
症状が進むと不眠や食欲不振になるほど、体を悪くすることもあるので注意が必要になります。
5.習得する技術が多いから
さまざまなスキルを必要とするため、習得する技術が多いことも理由です。
デザインにはデザイン論があり、レイアウトや色彩、フォントなど内容は多岐に渡っています。
デザインは単に絵を描くことが上手でセンスがあれば良いということではありませんよ。
デザイン理論に基づいて描かれているので、知識や技術を身に着けていないと業務を行えないのです。
また、デザイン論だけでも理解しておくべき内容は多いので、習得するまでにたくさんの時間が必要になります。
もちろんデザインスキルだけでなく、ソフトウェアーを使いこなす技術やコミュニケーション能力も重要なので、やるべきことは多いですよ。
グラフィックデザイナーがやめとけという体験談
グラフィックデザイナーがやめとけと言われている理由がわかると、実際に働いている人の意見が気になりませんか?
実態を知るにはグラフィックデザイナーの生の声を確認する方法がおすすめなので、見ていきましょう。
- サービス残業が多い?
- 生活習慣が悪くなりがち?
- 給料が安い?
順に確認していきますね。
1.サービス残業が多い?
サービス残業が多いので転職をしたという投稿です。
毎月180時間のサービス残業というのは月の労働時間とほとんど変わりません。つまり残業していない人と比べると毎月約2倍の労働をしているということです。
残業代が全て支給されていれば仕事のモチベーションは維持できる可能性がありますが、残業代がでない労働は心が折れてしまうでしょう。
仕事量と給料が見合わないと感じたら、精神的に追い詰められる前に転職をするという選択肢も必要なのかもしれませんね。
2.生活習慣が悪くなりがち?
良い生活習慣を維持できているグラフィックデザイナーは少ないという投稿です。
仕事が忙しいと生活習慣が乱れてしまうことは仕方のないことでしょう。特に睡眠時間を確保することは難しく、眠れてないからこそ食生活が悪くなる傾向にありますよね。
食欲が無くなることも大変ですが、飲酒量が増えてしまうと健康を維持できません。可能な限り食事と睡眠に気を使うことが理想です。
3.給料が安い?
給料は事務職よりも安いという投稿です。
残業や出張も行っていても、給料に満足ができないとやる気が低下していくでしょう。特に他の人の給料を知ってしまうと自分と比較してしまって、さらにやる気が無くなってしまうかもしれませんね。
周りの人の給料を知りたい気持ちもありますが、知らない方がいいこともあります。あまり自分以外の給料は気にしない方が無難でしょう。
それでもグラフィックデザイナーを目指す際にするべきこと3選
ここまで読み進めたあなたは、グラフィックデザイナーを目指そうという気持ちが固まってきているでしょう。
グラフィックデザイナーを目指すと決めたらするべきことがあるのです。準備を早めにスタートさせるためにも、目指す際にするべきことを紹介していきますね。
- ポートフォリオを制作する
- 資格を取得する
- クラウドソーシングやエージェントに登録する
詳しく見ていきましょう。
1.ポートフォリオを制作する
これまでの実績をアピールするために、ポートフォリオを作成しましょう。
転職活動を開始するとポートフォリオの提出を求められることが多いです。なのでポートフォリオが必要になってから作り始めても時間が足らず、納得のいくものができませんよ。
「まあ、いいか!」と適当に作ったポートフォリオと色やデザインを細部までこだわったものとでは差が出てしまいます。
こだわって作られたポートフォリオの方が企業にとって印象はいいはずです。
参考にしてほしいポートフォリオは以下になります。
あなた自身をアピールするためにも、時間をかけて多くの人に見てもらえるようなポートフォリオを作成しましょう。
2.資格を取得する
スキルレベルを証明するために、資格を取得することもおすすめです。
グラフィックデザイナーは絵が上手だったり、センスがあればなれるわけではありません。デザインの知識やソフトウェアを使いこなす能力も必要です。
それゆえ知識やスキルを身に着けるために学習をして行かなければ業務を行えないでしょう。勉強をするなら資格を取得すればスキルを証明できるので一石二鳥ですよ。
グラフィックデザイナーにおすすめの資格をお伝えするので参考にしてくださいね。
スキルを磨きながら資格の取得も行っていきましょう。
3.クラウドソーシングやエージェントに登録する
仕事を得るために、クラウドソーシングやエージェントに登録することをおすすめします。
グラフィックデザイナーとしての働き方は企業に入社するだけでなく、フリーランスとして活動することも可能です。
ですがいきなり案件を獲得することは難しく、また労働条件が過酷な企業へ入社しないためにもマッチングサービスの利用をおすすめしますよ。
企業に入社をして経験を積んでいきたい方は転職エージェントや自由な働き方でスキルを磨きたい方はフリーランス特化型エージェントまたはクラウドソーシングを利用しましょう。
おすすめのマッチングサービスは以下の通りです。
転職エージェント | doda |
フリーランス特化型エージェント | フリーランスのミカタ |
クラウドソーシング | クラウドワークス |
クラウドソーシングでも仕事を得られますが、もっと安定して仕事がほしい方や高単価案件を獲得したい方はフリーランス特化型のエージェントを活用するといいでしょう。
なお、フリーランスのミカタなら案件紹介から面談、参画までの一連の流れを1人のコンサルタントが担当してくれるという特徴がありますよ。
また、以下の記事にフリーランスのミカタに関して詳しく記載されていますので、参考にしてください。
→フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介
まとめ
今回はグラフィックデザイナーがやめとけと言われている理由を解説していきました。
グラフィックデザイナーは給料と作業量が見合わないと言われるほど労働時間が長めです。
またデザインスキルだけでなく、ソフトウェアを使いこなすスキルやコミュニケーションスキルも身に着けなければなりません。
ですがスキルを身に着ければフリーランスとして独立し自由な働き方ができる職業でもありますよ。
グラフィックデザイナーを目指そうと考えたら以下のことを行ってくださいね。
- ポートフォリオを制作する
- 資格を取得する
- クラウドソーシングやエージェントに登録する
アピール材料の1つになるため、あなたらしさが出ているポートフォリオを制作してみましょう。