「技術者派遣って実際どうなの?」
「技術者派遣がやめとけと言われている理由ってなに?」
「実際に働いている人の生の声を確認したい!」
あなたは上記のような疑問や悩みを持っていませんか?
技術者派遣=派遣切りという言葉が浮かぶからこそ不安が増している人もいるでしょう。
やめとけと言われてもあなたが納得して働ける環境だと判断できれば目指そうと決められるはずです。
そこで今回は技術者派遣がやめとけと言われている理由を解説。合わせて、技術者派遣を目指すべきではない動機や実際の体験談、技術者派遣を目指す際にするべきことも紹介します。
この記事を読めば、技術者派遣を目指すべきかの判断ができるくらい多くの情報が知れますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
【結論】技術者派遣やめとけは全員に当てはまるわけではない
一部の人が技術者派遣をやめとけと言っているだけなので、全員に当てはまるわけではありません。
技術者派遣としてブラック企業に勤めていたり、明確な目的無しで技術者派遣になった人が言っているだけなのです。
技術者派遣をやめとけと言っているのは労働環境が過酷であったり、やる気がなくなっている人たちの言葉のため、気にする必要は全くありません。
あなたが技術者派遣を目指すべき動機や目的がはっきりとしていれば何も問題はありませんので、あなたの考えを信じて進むべきですよ。
こんな動機で技術者派遣を目指すのはやめとけ3選
「どんな動機なら技術者派遣を目指しての大丈夫?」
「やめとけと言われている動機ってなに?」
あなた自身が目指す動機で技術者派遣として失敗しないのか不安に感じているところもあるでしょう。
やめとけと言われている動機と同じであるなら考え直すという選択肢もあるので、事前に確認してみましょう。
- すぐに働けそうだから
- 自由な働き方ができそうだから
- 人と関わりたくないから
丁寧に解説していきますね。
1.すぐに働けそうだから
仕事が長続きしない可能性があるため、いますぐにでも働けそうだからという動機ならおすすめしないです。
技術者派遣は正社員の求人とは異なり、採用ハードルがそこまで高くありません。クライアント側の人手がすぐにでもほしい場合は、即採用が決まるケースもあるくらいです。
「よし、お仕事が決まった!」と思ってもやりがいを感じていなかったり興味がないと専門的な知識が必要な技術者派遣はうまくいきません。
業務に就くまでに、スキルや技術を身に着ける段階でやる気が低下することもありますよ。
なので転職活動に時間をかけず、すぐにお仕事を始められるということを優先にしてしまうと長続きはしませんよ。
2.自由な働き方ができそうだから
正社員と働き方は変わらないため、自分の生活とお仕事のバランスを保ちながら働きたいという動機ならやめましょう。
派遣と聞くと「生活と仕事のバランスが取れそう!」というイメージを持っていませんか?
しかし技術者派遣の働き方は正社員と変わりません。派遣元から客先に派遣されているだけなので、クライアント先で働いている正社員と稼働日や就業時間は全く同じなのです。
なので家庭と仕事のバランスをコントロールできる働き方ではないので、自由な働き方を求めるなら技術者派遣は向かないですよ。
3.人と関わりたくないから
多くの人とコミュニケーションを取らなければならないため、人と関わりたくないからという動機で技術者派遣を選ぶのはやめるべきです。
技術者派遣の働き方は言われたことをやっていれば大丈夫というイメージがあるかもしれません。
ですがクライアント先に進捗状況を報告したり、仕事の進め方の相談、時には「業務効率を上げられる!」という方法が見つかれば提案することも行っていきますよ。
また派遣元にも業務報告などをするため、実際はコミュニケーションを取る機会は非常に多いのです。
黙々と作業のみ行っているわけではないので、人との関わりがむしろ多いと言えます。あまり人との関わりを好まない人にはおすすめできない働き方なのです。
技術者派遣がやめとけと言われる5つの理由
『技術者派遣やめとけ』と言われていることが分かると「やめてしまうか!」と決めてしまう前に、なぜやめとけと言われているのか理由を知り納得したいと思いませんか?
モヤモヤした気持ちを残さない方が気持ちよく決断できるので、技術者派遣がやめとけと言われている理由を見ていきましょう。
1.いつ契約終了になるのかわからないから 2.スキルアップがしづらいから 3.正社員より給料が低いから 4.短期間で職場が変わる可能性があるから 5.一生働けないから
詳しくお伝えしていきますね。
1.いつ契約終了になるのかわからないから
クライアントの都合で契約終了になる可能性もあるため、突然仕事が無くなるということも理由としてあげられます。
ほとんどのケースでクライアントと3ヶ月ごとに契約をして、お仕事をするスタイルです。 問題なく働いていれば契約が更新されますが、クライアント側の業績悪化やプロジェクトの縮小などで突然契約が更新されなくなるケースもあるのです。
技術者派遣はクライアントとの契約が取れなければお仕事が無くなり収入も得られなくなるので、不安定なお仕事とも言えますよ。
2.スキルアップがしづらいから
単調でマニュアル化されている業務を行うことがほとんどなので、スキルアップがしづらいことも理由の1つです。
稼働日や就業時間はクライアント先の正社員と同じですが、業務内容は全く異なります。技術者派遣は正社員のサポートやパターン化されている業務を行うケースが多いです。
毎日同じ作業を繰り返すことになるため、業務を通して新しいスキルを身に着けることは難しくなります。
長い期間同じ業務を行っていると「この作業飽きた…」と感じることも増えてくるでしょう。
スキルを磨いていきたいと考えている人には向かない環境だということを念頭に置いてくださいね。
3.正社員より給料が低いから
派遣元にマージンが取られているため、正社員よりも給料が低いことも理由でしょう。
技術者派遣のお金の流れはクライアントから派遣元へ派遣料が支払われ、派遣元はマージンを差し引いた金額を労働者に給料として支払います。
マージン率は20~40%とも言われており高額なため、労働者の給料も低くなってしまうのです。
給料が低いと生活にも関わってくるでしょう。「自由に使えるお金が少ない…」とストレスを抱えることも考えられます。
正社員よりも給料が少ないため、お金の使い方を考える必要も出てくるでしょう。
4.短期間で職場が変わる可能性があるから
契約が更新されなかったら別の企業で働かなければならないので、短期間で職場が変わってしまう可能性があることも理由の1つでしょう。
技術者派遣はクライアントと契約を継続することでお仕事ができ給料が発生します。もし契約が継続できなければ別の企業と契約できるように動かないといけません。
つまりクライアントとの契約終了の度に職場が変わるということになり、人間関係を新しく構築したり、職場の雰囲気に慣れるまで精神的なストレスがかかります。
1つの企業で長期間働くことができればストレスもそこまでかかりませんが、契約が継続できるのかの不安も抱えることになるでしょう。
5.一生働けないから
年齢を重ねると紹介してもらえる案件が減るため、一生働くことが困難なことも理由です。
技術者派遣には定年がないので60歳以上でも派遣元に登録することは可能ですが、派遣会社が案件を抱えていないケースがあります。
技術系の派遣では体力があり、クライアント先に溶け込んでいける若い人材が重宝される傾向にあるからですよ。
登録をすると派遣元からお仕事を紹介してもらえますが、技術系の派遣は難しくなります。いままで経験のない事務職や清掃業などのお仕事を紹介される可能性が高いです。
ずっと技術者として派遣されるのは難しいことを覚えておきましょう。
技術者派遣がやめとけという体験談
技術者派遣がやめとけと言われる理由を知ると、
「実際に働いている人の声を聞きたい!」
「実態はどうなの?」
と感じてきませんか?
一方的に情報を知らされるよりも、実際に働いている人の生の声を確認した方が実態を知れますよね。
そこで実際の体験談を紹介していきます。
- 選択権がない?
- 自分が持っているスキル以上のことを盛られる?
- 何年働いても給料が上がらない?
1つ1つ見ていきましょう。
1.選択権がない?
派遣先と仕事内容に選択権がないという投稿です。
転職活動のように自分の希望に合う案件を選んで選考に進むという感覚ではありませんね。 希望しないお仕事をするだけでストレスを抱えますが、さらに派遣先がブラックな企業だとわかると精神的に病んでしまうでしょう。
上記のような派遣会社に登録をすると、あなた自身が大変な思いをすることになるため、派遣会社選びも大切になりますよ。
2.自分が持っているスキル以上のことを盛られる?
派遣会社の営業にスキルを盛られるという投稿です。
あなたは職務経歴書などに実際のスキルや実務経験などを正確に記載しますよね。しかし営業はクライアント先で実績以上のスキルを持っていると猛プッシュをかけて契約を取りにいく可能性があるということです。
上記のような状況の中クライアント先で業務に就いた時、営業の話と実際にギャップがあり派遣者がつらい思いをすることが想像されますね。
あなた自身で対処できないことなので、スキルを上げる以外に対策はありませんよ。
3.何年働いても給料が上がらない?
労働環境が悪く、給料もあがらないという投稿です。
技術者派遣は勤続年数が長いからと言って、給料が上がるわけではありません。しかも賞与もなしです。
また契約が3ヶ月未満であると、いつ契約が終了してしまうのかと心配が尽きないでしょう。
給料も上がらず、いつ仕事が無くなるのかという不安から心に余裕を持てず精神的に追い詰められていくことも考えられますよ。
もう少し余裕を持った働き方が理想ですね。
それでも技術者派遣を目指す際にするべきこと3選
ここまで読み進めてくれたあなたは「技術者派遣を目指そう!」と気持ちが傾いていませんか?
技術者派遣を目指すと決めたら、するべきことがあるのです。スムーズに準備に入れるようにしっかりとお伝えしていきますね。
- 派遣形態を決める
- 派遣会社の口コミ情報を調べる
- 複数の派遣会社に登録をする
順に確認していきましょう。
1.派遣形態を決める
派遣の種類によって働き方が異なるため、どのような働き方があなたにとって合うのか考えましょう。
派遣には3種類あり、メリットとデメリットは以下の通りです。
特徴 | メリット | デメリット | |
一般派遣 | お仕事がある時のみ派遣会社と労働者が雇用契約を結ぶ | ・勤務地や仕事内容を自分で決めやすい ・さまざまな業種も経験しやすい | ・給料は時給制 ・お仕事がない期間がある |
特定派遣 | 派遣会社が労働者を常時雇用する | ・安定した雇用形態 ・入社が難しいような企業でも実務経験を積みやすい | ・契約の更新や派遣期間など自分で決められない ・業種が限られる |
紹介予定派遣 | 派遣先の企業に直接雇用されることが前提に一定期間派遣する | ・企業へ入社前に職場環境が合っているかなど見極められる | ・直接雇用の形態が正社員でなく契約社員のこともある ・案件が少ない |
3タイプともそれぞれ特徴が異なるので、あなたの理想の働き方に合わせて決めていきましょう。
2.派遣会社の口コミ情報を調べる
ブラック企業に登録することなくあなたの希望する働き方をするために、派遣会社の口コミ情報を調べてください。
「ここの派遣会社は良さそうだから登録しよう!」と雰囲気で決めてしまうとあなたの思っていた働き方ができない可能性もありますよ。
なので派遣会社の実態を知り、納得した上で登録する必要があります。有効な方法としては、口コミサイトで利用者の生の声を確認することですよ。
おすすめの口コミサイトは以下の3選です。
口コミサイト以外にもTwitterでも実際の声を確認できますので、さまざまな方法で口コミを確認しておきましょう。
3.複数の派遣会社に登録をする
各派遣会社で扱っている案件は異なるため、複数の派遣会社に登録しましょう。
複数の派遣会社に登録した方があなたの希望に合致する案件を見つけ出せる可能性が高まります。また実際に派遣会社を比較する上でも複数社登録しておいて損はありませんよ。
そこで、おすすめの派遣会社は以下の3社です。
どの派遣会社もメリットとデメリットがありますので、しっかりと見極めてくださいね。
また、より収入やスキルの成長を求めるのであれば、派遣以外の選択肢としてフリーランスに独立する方法もあります。
フリーランスになれば、自由な働き方ができ、より多くの収入を手にすることで理想の生活を実現することも可能。
フリーランスに挑戦することを検討している方におすすめのエージェントは高単価案件が豊富でサポートも手厚いフリーランスのミカタです。

さらにフリーランスのミカタの特徴について知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介
まとめ
今回は技術者派遣がやめとけと言われている理由を解説していきました。
技術者派遣はマニュアル化されて業務を行うことが多いため、スキルアップしていくことが難しい働き方です。また長期間働いても給料が上がらず、賞与も出ないのが現状。
ですが入社しづらい企業でも派遣としてなら実務経験を積みやすいですし、紹介予定派遣を選べば企業の社員として働ける可能性もあります。
そこで技術者派遣を目指す際にするべきことは以下の3選です。
- 派遣形態を決める
- 派遣会社の口コミ情報を調べる
- 複数の派遣会社に登録をする
さらなるスキルアップを目指し、自由な働き方で収入を得たい方はフリーランスとして働く方法もありますので、合わせて検討してみましょう。