エンジニアが時給5000円の案件を獲得するには?必要なスキルも紹介

「エンジニアが受けられる時給5000円の案件ってあるのかな?」
「時給5000円の案件はどんな仕事内容なんだろう?」

エンジニア案件の単価は高い」といった噂はよく耳にするものの、実際にどうすれば獲得できるのか気になる人は多いですよね。

また、時給5000円の案件がどんな仕事内容なのか、どのくらい稼働すれば良いのかイメージが湧かない人もいるはず。

そこで、今回はエンジニアは時給5000円の仕事を獲得できるのか、その可否を詳しく解説します。時給5000円が稼げる案件例や必要なスキルも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

エンジニアは時給5000円の仕事を獲得できるのか

結論、エンジニアが時給5000円の仕事を獲得するのは可能です。

ただし、時給5000円の仕事を獲得するには、相応のスキルや実績が求められます。エンジニアの案件では時給よりも単価で表示する場合が多いため、時給5000円の案件例を稼働日数別に紹介し、具体的なスキルや経歴を確認します。

稼働日数 単価 案件例
週1日 約16万 ITコンサルタント
週2~3日 約40万 基幹系システム再構築のプロジェクトマネージャー支援
週4~5日 約75万 化粧品メーカーでのDX推進支援

エンジニアの案件は、稼働時間に応じて案件単価は高くなります。上表より、時給5000円の仕事を得るための稼働日数と単価を参考に求人検索をしましょう。

時給5000円の仕事は、実務経験を3年以上積み、要件定義といった開発の上流工程の経験を必要とする場合が多いです。または、AIや機械学習といった最新技術を扱う仕事も数多くあります。

加えて、ITコンサルタントといった専門的な仕事はITの知識のみならず、さまざまな業界のことを知らなければなりません。

クライアントは金融や製造といった特定の業界のみではないからです。どの業界でも、予算内でIT技術を導入し、効率的に仕事をするために業務フローを改善させたいと考えますからね。

そのため、エンジニアが案件の採用条件を満たし、時給5000円の仕事を獲得するのはそれほど簡単ではないのです。

時給5000円が稼げるエンジニアの案件例

ここからは、時給5000円が稼げるエンジニアの案件例を、4つにまとめて紹介します。

Androidアプリの開発

時給5000円が稼げるエンジニア案件の1つに、次のようなAndroidアプリの開発があります。


出典:フリーランスのミカタ

Androidアプリ開発では、スマートフォンやタブレットといったAndroid端末で動作するアプリケーションを開発します。

アプリケーションには、ゲームやチャットツール、電子書籍などさまざまな種類があるものの、使われる開発言語やフレームワークは限られているのです。

そこで、Androidアプリ開発では次のようなスキルが必要になります。

  • KotlinやJavaといったプログラミング言語
  • React NativeやJQuery Mobileといったフレームワークのスキル
  • AndroidOSの知識
  • AndroidStudioといった総合開発環境のスキル

AndroidStudioはGoogleが推奨するAndroidアプリ開発の公式ツールです。Androidアプリ開発では、主にAndroidStudioが利用されます。そのため、AndroidStudioを使いこなせるのかが、Androidアプリ開発のカギです。

Androidアプリ開発を行うなら、まずは仕様書に従った実装(コーディング)の経験を積みましょう。プログラミング言語やフレームワークを使い、正常にアプリを動作させることが重要です。

コード記述の実績を積み次第、どのようなアプリを作るのかといった設計や企画へとスキルアップするのが一般的なキャリアアップとなります。

アプリユーザーのデータ分析

次のようなアプリユーザーのデータ分析も、時給5000円が稼げるエンジニア案件の1つです。


出典:フリーランスのミカタ

アプリユーザーのデータ分析では、膨大なデータを分析・解析し、事業を成長させる仕事です。

ユーザーの行動ログ分析を行い広告の効果を検討したり、定量と定性データ分析をして、取引先の課題を見つけ出すこともします。

そこで、アプリユーザーのデータ分析では、次のようなスキルが必要です。

  • 論理的思考力
  • 統計学の知識
  • マーケティングの知識
  • 仮説力

アプリユーザーのデータ分析では、データアナリストの経験が欠かせません。データアナリストとは、データの分析結果から取引先の課題を抽出し、改善へと導く職業です。

データアナリストとして仕事に就くなら、まずはデータエンジニアとしての経験を積みましょう。

データエンジニアとしてデータの取り扱いの経験を積んだのちに、データアナリストとして取引先業務の改善提案を行うのが賢明です。

機械学習を用いた予測技術の開発

時給5000円が稼げるエンジニア案件の1つに、次のような機械学習を用いた予測技術の開発があります。


出典:フリーランスのミカタ

予測技術開発とは、データ分析から将来起こり得ることを高精度に予測する技術のことを指します。

予測技術を医療に活用すると、個人のゲノム情報より将来かかり得る病気を予測できるため、予防医学に活用できるのです。

医療現場以外にも、予測技術開発は自動車業界やマーケティングといった業種業態を問わず注目されている技術のため、身につけると活躍の幅を増やせます。

そこで、予想技術開発を行うには、次のようなスキルが必要です。

  • 機械学習の知識
  • Pythonを用いたデータ分析スキル
  • 論理的思考力
  • ビッグデータの解析スキル

予想技術開発には、データ分析・解析が必須です。加えて、膨大なデータを分析・解析するには、機械学習のスキルも欠かせません。機械学習を予測技術開発に活用すれば、膨大なデータからルールやパターンを自動で学習できるようになるからです。

そのため、予測技術開発の仕事に就くには、まず機械学習の知識やスキルを身につけましょう。のちに、データの取り扱いや分析・解析のスキルを習得するように、キャリアを積むのが賢明です。

英語を使ったプロジェクトマネジメント業務

次のような英語を使ったプロジェクトマネジメント業務も、時給5000円が稼げるエンジニア案件の1つです。


出典:フリーランスのミカタ

プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトをスムーズに進ませるために作業計画を立て、進捗状況やプロジェクトメンバーを管理する仕事です。

プロジェクト全体の状況を把握し、メンバーの人数や個々のスキルを考慮しながら、計画通りに作業を進めることが求められます。

そこで、プロジェクトマネジメント業務には、次のようなスキルが必要です。

  • コミュニケーションスキル
  • 問題解決力
  • リーダーシップ力
  • 決断力

プロジェクトマネジメント業務を目指すなら、まずは開発経験を積みましょう。プロジェクトへ参画し、さまざまな現場で実績を積みあげます。

開発経験を積んだら、プロジェクトマネジメント補佐へキャリアチェンジするのが賢明です。プロジェクトマネジメント補佐は、プロジェクトマネジメント業務のサポートを行います。

補佐なら、近くでプロジェクトマネジメント業務を見れるため、仕事の進め方やプロジェクトのまとめ方を確認できるのです。

時給5000円で働くエンジニアの特徴

ここからは、時給5000円で働くエンジニアの特徴を、4つにまとめて紹介します。

最新技術を扱うスキルを持つ

時給5000円で働くエンジニアには、最新技術を扱うスキルが不可欠です。

最新技術を扱うスキルとは、具体的に次のことを指します。

最新技術 扱うための主なスキル
人工知能 機械学習、R言語、Python
画像認識 深層学習、アルゴリズムやAIのスキル
IoT ネットワークスキル、セキュリティに関するスキル
クラウド AWS、Azure、GCP、サーバやネットワークに関する知識

最新技術には需要があるため、案件数は豊富であり単価は高い傾向にあります。ただし、最新技術を扱う案件はエンジニアに求められるスキルも高いのです。

求められるスキルレベルの高さからエンジニアは不足気味です。

そのため、スキルレベルの高い技術を身につければ、PMといった管理業務に就く以外にも、開発に携わる仕事を続けるといった選択肢も広げられます。

エンジニアが開発を続けるためには最新技術を扱うスキルを身につけ、時給5000円といった高時給で需要のある案件の獲得は欠かせません。

コミュニケーション能力が高い

時給5000円で働くエンジニアには、高いコミュニケーション能力は欠かせません。

ここでいう、コミュニケーション能力とは『聴き取る力と伝える力』を指します。エンジニアにコミュニケーション能力があれば、取引先の要望を正確に聴き取り、求められた開発を行えます。

コミュニケーションはニュアンスや聴き手の受け取り方次第で、伝わりづらいこともあるのです。そのため、互いに誤解を生じたまま作業を進めることがないよう努めなければなりません。

だからこそ、エンジニアが聴き取る力を駆使し、取引先の求めるシステムをヒアリングのなかでくみ取ることが大切になります。

加えて、仕事内容を確認する際には、取引先の要望と自分が聴き取った内容を一致させるため、正確に伝える力も必要なのです。

聴き取る力や伝える力がなければ仕事が円滑に進まないため、時給5000円で働くエンジニアにはコミュニケーション能力が必要になります。

自己管理能力がある

時給5000円で働くエンジニアには、自己管理能力が高いといった特徴があります。

ここでいう、自己管理能力とは次のことを指すことばです。

  • スケジュール管理
  • 体調管理

エンジニアの仕事は納期が決められているため、自分でスケジュールを管理し作業を進めなければなりません。思うように作業が進まないことも考慮に入れて、計画に余裕を持たせることも大切です。

スケジュールに余裕があれば、多少計画から遅れても納期までに終わる可能性があります。
ただし、最適な作業スケジュールを立てたとしても、体調を崩しては計画通りには進みません。スケジュール通りに進めるには、体調管理も必要です。

加えて、フリーランスになるとエンジニアリング以外の仕事として、案件獲得や帳簿への記載またはスキルアップの学習もこなさなければなりません。

エンジニアの仕事や用務に優先順位をつけ、計画的に作業を進めなければ、エンジニアとして稼ぐことは困難です。

そのため、時給5000円で働くエンジニアには、スケジュールと体調管理は不可欠になります。

ビジネスレベルの英会話スキルがある

時給5000円で働くエンジニアには、ビジネスレベルの英会話スキルがあるといった特徴もあります。

ビジネスレベルの英会話スキルがあれば、海外の仕事にも参画が可能です。実のところ、ビジネスレベルの英会話スキルがあるエンジニアはそれほど多くありません。

具体的に、ビジネスレベルの英会話スキルとは英検準1級以上のことを指します。英検にはライティングやリーディングの項目に加え、英検3級以上ではスピーキング試験もあります。

英検では、次のようなレベルで級が設定されています。

英検3級 日常会話レベル
英検2級 社会生活レベル
英検準1級以上 ビジネスレベル

ビジネスレベルで英語の読み書きができると同業者との差別化が図れ、海外で働きやすいうえに、海外企業と直接取引がしやすいのです。

そのため、英語でビジネスレベルが使える人は高単価な案件を獲得しやすくなります。

エンジニアが時給5000円で働く3つのコツ

最後に、エンジニアが時給5000円で働くコツを、3つにまとめて解説します。

マネジメントスキルを身につける

エンジニアが時給5000円で働くコツの1つに、マネジメントスキルの取得があります。

マネジメントスキルを身につけると、PMといった管理業務を獲得しやすくなります。

管理業務では、目標を設定しメンバーに伝える力や目標への進捗状況を管理する力が必要です。進捗を管理するために、状況把握や各メンバーのスキルと意欲を見極めて、どのくらいの力を発揮できるのかを判断することも大切になります。

管理業務に就きプロジェクトをスムーズに進めるには、全体の状況を把握し、問題点が見つかれば解決へ向かわせる能力を身につけることがカギです。

とはいえ、いきなりPMの案件を獲得するのは簡単ではありません。まずは、PM補佐から実績を積み上げるのが賢明です。

管理業務を獲得できれば、時給5000円の案件を得やすくなるため、エンジニアがマネジメントスキルを身につけることが大切になります。

英会話のスキルを身につける

エンジニアが時給5000円で働くコツの1つに、英会話スキルの習得があります。

前述したとおり、英会話スキルを身につけると、英語を必要とする案件を獲得しやすくなります。

実のところ、グローバル化が進んでいるため、エンジニア案件は英語を必要とする仕事が豊富なのです。

ただ単に、英語の文法や文章といった読み書きであれば、参考書やアプリを使い学習を進められます。しかし、英会話は相手がいなければ身につけるのが難しいです。

そこで、次のような方法を利用すれば、英会話を習得しやすくなります。

オンライン英会話 BizmatesDMM英会話
アプリ英会話学習 スタディサプリENGLISHSpeak
英会話スクール AEONGabaマンツーマン英会話

まとまった学習時間がとれない人は、アプリ英会話がおすすめです。スキマ時間に学習できるうえに、AIが苦手な分野を特定するため、効率よく学習が進められます。

直接、相手と会話しながらスピーキングを身につけたい人には、オンライン英会話または英会話スクールを選びましょう。

オンラインなら時間に都合がつきやすく、スクールなら学習場所を確保せずとも英会話が
身につきます。

英会話のスキルを身につけると、高単価な案件を獲得しやすくなるのです。そのため、時給5000円の仕事を得たいエンジニアは英会話スキルの習得がおすすめになります。

フリーランス向けエージェントを利用する

フリーランス向けエージェントを利用すると、エンジニアは時給5000円で働きやすくなります。

フリーランス向けエージェントとは、案件紹介から契約締結までの全工程を代行するサービスです。

『効率よく仕事を得たい』や『より希望に合う案件を獲得したい』エンジニアには、フリーランス向けエージェントサービスの利用がおすすめです。

フリーランス向けエージェントサービスを利用すると、案件紹介前に担当者と仕事内容や希望単価などの条件を擦り合わせ、取引先との条件交渉も行うため、希望に沿った仕事を獲得しやすくなります。

加えて、フリーランス向けエージェントサービスが抱える案件は中・長期的に参画できる仕事が多く、安定的に仕事を獲得しやすい特徴もあるのです。

特に案件数が多いのは、次のようなエージェントサービスです。

案件数の多さに加え、高単価案件を安定して獲得したい人には、『フリーランスのミカタ』をおすすめします。

フリーランスのミカタは、通常のサイトには掲載されていない15,000以上の非公開案件と高単価な案件を豊富に取り揃えるエージェントサービスです。

出典:フリーランスのミカタ

具体的には下記のような案件が多く掲載されているため、自ら営業せずとも仕事を中・長期的に獲得できます。

出典:フリーランスのミカタ

また希望年収や稼働時間だけでなく、扱うプログラミング言語などを細かく指定して案件を探せるため、自分にあう仕事を見つけやすいサイト仕様になっています。

ただし、上記のような案件は条件として2〜3年の実務経験が求められるケースが多いです。そのため、応募する際はどれくらいの経験が必要なのかを前もってチェックしておきましょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、高単価案件が中・長期的に見つかりますよ。

どんな案件が掲載されているか気になる人は、下のボタンから自分にあう案件を探してみてください。

なお、フリーランスのミカタがどんなサービスなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。

→ フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介

まとめ

今回は、エンジニアは時給5000円の仕事を獲得できるのかを詳しく解説し、合わせて、時給5000円が稼げる案件例や必要なスキルを紹介しました。

エンジニアなら、時給5000円の仕事を得ることは可能です。ただし、時給5000円の仕事には最新技術を扱うものや管理業務の仕事が数多くあるため、豊富なスキルや経験が必須になります。

IT業界は技術の移り変わりが早いことからも、常に最新情報をキャッチアップし身につけるべきスキルを習得しなければなりません。加えて、管理業務では経験も必要です。

そのため、エンジニアで時給5000円の仕事を獲得することは、実のところ簡単ではありません。そこで、フリーランス向けエージェントを利用し、案件紹介から単価交渉までを担当者に任せることがおすすめです。

エージェントを利用すれば、希望条件の案件を獲得しやすくなるうえに希望すれば単価交渉も行うため、収入アップが期待できます。