【年代・職種別】フリーランスエンジニアの平均年収!会社員との違いも紹介(34)

「フリーランスエンジニアの年収はどれくらいなんだろう?」
「年齢や受ける仕事によって年収に差は出るのかな?」

フリーランスに独立することでどれくらい年収が変わるのか、気になる人は多いですよね。

実際に現在フリーランスエンジニアとして働いている人の年収を確認しないまま独立しては「フリーランスにならなければよかった…」と後悔しかねません。

そこで、この記事では年代・職種別にフリーランスエンジニアの平均年収を、会社員エンジニアの収入と比較しつつ紹介します。フリーランスに独立すべきかを判断するポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニアの平均年収は約789万円


フリーランスエンジニアの平均年収は789万円です。次の表で、会社員エンジニアの平均年収と比較しました。

平均年収
フリーランスエンジニア 約789万円*
会社員エンジニア 約397万円**

参考:*フリーランススタート「2023年3月のフリーランス市場月額単価の動向」をもとに算出、**経済産業省「我が国におけるIT人材の動向(令和3年)」をもとに算出

フリーランスエンジニアは売上がすべて年収となるため、会社員エンジニアよりも平均年収が高くなる傾向にあります。

会社員エンジニアは単価が高くても、決められた給与分しか受け取れません。100万円の案件を担当しても給与が30万円であれば、受け取れる報酬は30万円です。

しかし、フリーランスエンジニアであれば100万円の案件を請け負うと100万円が全て年収となります。

このように、フリーランスエンジニアの年収は売上であり、会社員エンジニアの平均年収は給与のため、平均年収はフリーランスエンジニアの方が高くなりやすいです。

手元に残るのは約562万円

フリーランスエンジニアの平均手取り額は565万円です。次の表でフリーランスエンジニアと会社員エンジニアの手取り額を比較しました。

平均年収 手取り額
フリーランスエンジニア 約789万円 約565万円*
会社員エンジニア 約397万円 約311万円**

*「個人事業主シミュレーション」をもとに算出。
**「税金・保険料シミュレーション」をもとに算出。

フリーランスエンジニアは売上=年収のため、平均年収は高くなりやすいです。ただし、税金や必要経費を差し引くため年収=手取り額ではありません。会社員エンジニアも給与から税金を差し引いた金額が手取りとなりますが経費はかかりません。

そのため、年収と手取り額の乖離はフリーランスエンジニアの方が大きくなりやすいです。

また、フリーランスエンジニアが1,000万円稼いだ際の手取りは約700万円です。次の表はフリーランスエンジニアで1,000万円稼いだ際に引かれる税金と保険料の目安です。

国民健康保険 850,000円
国民年金 198,240円
所得税 1,162,800円
住民税 792,100円

引用:個人事業主シミュレーション

なお、次の記事では年収・月収別にフリーランスエンジニアの手取り額を詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。

​​→ 【年収・月収別】フリーランスエンジニアの手取り額!計算方法も紹介

年収1000万円以上は全体の10%未満

「フリーランス白書2020」によると、年収1,000万円以上を稼ぐフリーランスエンジニアは全体の10%未満です。


出典:「フリーランス白書2020

令和3年分民間給与実態統計調査」によると年収1,000万円以上は全体の約5%となっています。一方で、フリーランスエンジニア全体における1,000万円以上の割合は約10%と、給与所得者全体の割合よりも高いです。

そのため、フリーランスエンジニアはその他の職種と比べて1,000万円を稼ぎやすいと言えるでしょう。

なお、次の記事では年収1,000万円を稼ぐフリーランスエンジニアの共通点をご紹介していますので、こちらも参考にしてください。

年収1000万円を稼ぐフリーランスエンジニアの共通点!稼ぎ方も5STEPで紹介

【年代別】フリーランスエンジニアの平均年収


年代別フリーランスエンジニアの平均年収は次の表のとおりです。

年代 平均年収
20代 約700万円
30代 約800万円
40代 約860万円
50代 約630万円

参考:フリーランスエンジニア専門ITエージェント「PE-BANK」調べ

フリーランスエンジニアの平均年収は20代から40代まで上昇傾向にあります。ITエンジニアは経験が豊富なほど単価の高い案件を獲得しやすくなるという点が、年齢を重ねるごとに平均年収も上がりやすくなる理由です。

一方で、ITエンジニアは年功序列が適用されない職業であり、年齢が高くても実績、スキルがなければ年収も上がりづらいです。また、ITエンジニア=若い世代の仕事というイメージから50代のITエンジニアは仕事を受注しづらいケースもあります。

このような理由から50代の平均年収は下がりやすいです。

ただし、40代でも年収が低いケースや50代で高所得を得ているITエンジニアも存在するため、上記は目安とすると良いでしょう。

【職種別】フリーランスエンジニアの平均年収


職種別フリーランスエンジニアの平均年収は次の表のとおりです。

職種 平均年収
データサイエンティスト 約997万円
機械学習エンジニア 約949万円
クラウドエンジニア 約912万円
AI(人工知能)エンジニア 約888万円
ブロックチェーンエンジニア 約883万円
iOSエンジニア 約882万円
バックエンドエンジニア 約870万円
Androidエンジニア 約867万円
サーバーエンジニア 約860万円
フロントエンドエンジニア 約846万円
インフラエンジニア 約816万円
アプリエンジニア 約814万円
フリーランスプログラマー 約780万円

参考:フリーランススタート「2023年3月のフリーランス市場月額単価の動向

需要が高い職種の平均年収は、フリーランスエンジニア全体の平均年収である789万円よりも高くなりやすいです。

代表例として、データサイエンティストや機械学習エンジニア、AI(人工知能)エンジニアの平均年収があげられます。

また、経済産業省が公表している「我が国におけるIT人材の動向(令和3年)」にもあるとおり、先端IT従事者はスキルアップに対する意識が高いことも平均年収が高くなる理由として挙げられるでしょう。

上記からわかることとして、フリーランスエンジニアとして平均年収を上げるためには次の2つが欠かせません。

  • 需要の高い職種を選ぶ
  • スキルアップに取り組む

ただし平均年収が低い職種でも、自身の強みを活かすことで平均年収を上げられる場合もあります。

【言語別】フリーランスエンジニアの平均年収


言語別フリーランスエンジニアの平均年収は次の表のとおりです。

言語 平均年収
Scala 約985万円
Go言語 約944万円
Kotlin 約916万円
Swift 約909万円
TypeScript 約896万円
Rust 約879万円
Ruby 約872万円
Python 約860万円
Dart 約850万円
JavaScript 約842万円
Objective-C 約808万円
PHP 約804万円
Java 約766万円
C++ 約748万円
Perl 約723万円
C# 約717万円
C言語 約696万円

参考:フリーランススタート「2023年3月のフリーランス市場月額単価の動向

もっとも平均年収の高いScalaは学習難易度が高い一方で、Web開発からデータ分析まで幅広く使われるため、市場価値が高く単価も高くなりやすい言語です。

次いで平均年収の高いGo言語は「YouTube」や「ぐるなび」などで使われている、様々なOSに対応した需要の高いプログラミング言語であるため、平均年収も高くなる傾向にあります。

一方でC言語は、拡張版であるC++が開発されるほど古いプログラミング言語であり、近年の主流ではないことから平均年収も低くなりやすいです。

フリーランスエンジニアとして年収をあげるのであれば、トレンドに乗っかった需要の高い言語を身につけると良いでしょう。

フリーランスエンジニアに独立すれば今より年収は上がるのか


ここまで紹介してきたとおり、フリーランスエンジニアの平均年収は会社員エンジニアよりも高い傾向にあります。

しかし、独立すれば必ず年収が上がるとは限りません。また独立したものの、慣れない環境に適応できずストレスが溜まったり、時給で均すと独立前よりも低くなったりする場合もあるでしょう。

ここからは独立を考えているITエンジニアが押さえておきたいポイントを紹介します。

転職という選択肢もある

ITエンジニアの選択肢として挙げられるのが転職です。

年収アップや自由な労働環境を得るには独立しか選択肢がないと思われがちですが、転職によって叶えられる場合もあります。正社員エンジニアでも完全在宅制やフレックス制を導入している企業もあるでしょう。

独立を決める前に、自身のスキルや経験を活かせる転職先がないか、調べてみることもITエンジニアのキャリアを決める上では大事です。

独立を後悔することも

独立を後悔する場合もあるでしょう。独立して後悔するケースとして次が挙げられます。

  • 好きな場所で仕事できると思い独立したが、クライアント先に常駐することになった
  • 営業や経理など苦手な仕事もしなければいけなくなった
  • 休みなく仕事をすることになった
  • 年収は上がったけど手取りは少なくなった

自身のスキルや経験では良い待遇の案件を獲得できず、独立前よりも辛い思いをすることもあるでしょう。

年収アップだけを考えて独立を検討するのではなく、独立して後悔しないかどうかじっくり検討することをおすすめします。

次の記事ではフリーランスエンジニアとして独立した人の経験談をご紹介しています。後悔しないコツもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

経験者に聞いたフリーランスエンジニアの現実5選!後悔しないコツも紹介

フリーランスエンジニアに独立すべきかを判断する5つのポイント


なかには、フリーランスエンジニアへ独立すべきか判断できない人もいますよね。
そこで、ここからはフリーランスエンジニアに独立すべきか判断するポイントを、5つにまとめて紹介します。

独立する目的は明確か

事前に、フリーランスへ独立する目的が明確かを確認しましょう。

目的があいまいになっていると、どのような案件をどれくらいの頻度で請け負うか具体的な目標が立てられず実務に影響が出てしまい、収入が減ることにも繋がります。

「収入になるならなんでもいい」という気持ちで案件を受けてしまうことで、納期が遅れたり、炎上してしまったりしてしまい実績に傷がつくこともあるでしょう。

特に独立すること自体が目的になっているケースは注意が必要です。

独立するなら、どのような案件を請け負うか、どのような働き方をするか、目的を明確にすることが重要になります。

独立する目的が明確になっていない方は次の記事も参考にしてください。

フリーランスエンジニアがやめとけと言われる7つの理由!経験者の口コミあり

3年以上の実務経験があるか

て3年以上の実務経験があるかも、フリーランスエンジニアに独立すべきかを判断するポイントの1つです。

その理由として、フリーランスエンジニアは実務経験の豊富な方が年収も高くなりやすいためです。実務経験ごとの平均年収を次の表にまとめました。

実務経験の年数 平均年収
~2年 約540万円
3年 約780万円
4年 約840万円
5年 約960万円

参考:フリーランス向けお仕事紹介サービス「ITPRO PARTMERS」に掲載されている案件単価をもとに算出

言い換えれば、実務経験が浅いうちに独立すると収入が安定しなくなる可能性があるということです。

独立するか迷っている場合は、自身のITエンジニアとしての実務経験も判断の基準とすると良いでしょう。また、実務経験が浅く労働環境を変えたい方は、独立ではなく転職という選択もあります。

上流工程を担当できるか

上流工程を担当できるかも、フリーランスエンジニアへの独立を判断する重要なポイントです。上流工程とは要件定義や外部開発などコーディング以前の段階を指します。

上流工程を担当できることで単価の高い案件を請け負うことができるため、独立しても収入が安定しやすいです。また、上流工程を担当できると案件の掛け持ちもできます。

上流工程を担当できるコミュニケーション能力や経験、スキルも独立に役立つでしょう。

一方で、下流工程しか担当できないまま独立してしまうと案件の掛け持ちができず、コーディングした時間のみの報酬しかもらえないため収入も安定しません。

上流工程の経験を積んでから独立を検討することは大切なポイントと言えます。

先端技術を扱えるか

独立を検討する際は先端技術を扱えるかどうかも考えましょう。

経済産業省が公表している「我が国におけるIT人材の動向(令和3年)」によると、AIエンジニアやデータサイエンティストなど先端IT従事者は需要が高く平均年収も高くなりやすいです。

一方で、古い言語や身につけやすい言語のみで独立してしまうと、案件の単価が低かったり競合が多く案件を獲得できなかったりします。結果的に収入が安定しないことへつながるでしょう。

ITエンジニアとして経験が浅く不安な場合は先端技術を身につけることで、市場価値が高くなり収入が安定することへも繋がると言えます。

仕事を獲得するイメージが湧くか

最後のポイントは、仕事を獲得するイメージが湧くかどうかです。

会社員エンジニアであれば会社が案件を獲得し自身はコーディングするだけで給料をもらえます。しかしフリーランスエンジニアは、自身で営業して仕事を獲得しなければいけません。

そのため会社員エンジニアから独立を検討する際は、自身が仕事を獲得するイメージが湧くかどうかを考えてみると良いでしょう。

とはいえ、独立してすぐに仕事を獲得することは難しく、最初は誰もが苦戦します。

そこで、おすすめなのがそのような場合は「フリーランスのミカタ」です。を活用することをおすすめします。


出典:フリーランスのミカタ

フリーランスのミカタは、通常のサイトには掲載されていない1万5,000以上の非公開案件と高単価な案件を豊富に取り揃えるエージェントサービスです。

具体的には下記のような案件が多く掲載されているため、希望に沿った仕事を中・長期的に獲得できます。

  • 週5日(7時間/日、140〜180時間/月)
  • リモートワーク
  • 50〜80万円の月収

フリーランスのミカタに掲載している案件例

また、今の仕事や今後のキャリアに関する悩みや不安があれば、専任のコンサルタントにいつでも相談可能。現状や理想の条件を加味しながら、あなたに適した案件を紹介してもらえます。

ただし、上記のような案件は条件として2〜3年の実務経験が求められるケースが多いです。そのため、応募する際はどれくらいの経験が必要なのかを前もってチェックしておきましょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、中・長期的に安定した収入を獲得できる案件が見つかりますよ。

どんな案件が掲載されているか気になる人は、下のボタンから自分にあう案件を探してみてください。

なお、フリーランスのミカタがどんな案件サイトなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。

フリーランスのミカタとは?利用するメリットやデメリット、口コミも紹介

まとめ

フリーランスエンジニアの平均年収は会社員エンジニアよりも高い傾向にあります。ただし、独立すれば必ず年収が上がるわけではありません。

フリーランスエンジニアの中でも高年収は一握りであり、年収を上げるためにはスキルアップや実績を積むことが欠かせないでしょう。