未経験からデータベースエンジニアは無理?理由も解説

ビッグデータ時代と言われる昨今、企業ではデータベースの活用が必須となっており、専門家であるデータベースエンジニアの需要が高まっています。

そんな時代の中、エンジニア未経験の人からすると、

「データベースエンジニアになりたいけれども未経験からいきなり目指せるの?」
「データベースエンジニアになるにはどうやってスキルを身に着ければ良いの?

など疑問や不安があったりするのではないでしょうか。

いきなりデータベースエンジニアになって仕事に困らない生活を送りたいですよね。ただし、結論から先にお伝えするとエンジニア未経験の人がいきなりデータベースエンジニアとして働くのは極めて困難なんですね。

「え、なんで厳しいの?」
「絶対に無理ってことなの?」

と思っていませんか?

絶対に無理ではありませんが、非常に厳しい領域であることは間違いありません。

しかしながら、エンジニアはデータベース以外にも無数に存在します。

そこで今回は、未経験の人がデータベースエンジニアなれるのか?その理由などについて解説していきます。

また、データベースエンジニアはどんな人に向いているのか?についても紹介していきますね。

データベースエンジニアついて詳しく網羅的に知りたい人は、以下の記事で解説していますのでどうぞ。

今更聞けない!データベースエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、資格も紹介

未経験からデータベースエンジニアへの転職はほぼ不可能!

未経験からデータベースエンジニアへの転職はほぼ不可能です。基本的に未経験OKのデータベースエンジニアの求人はありません。

何かしらインフラ周りの実務経験があれば期待はできますが、まったくの素人の状態は無理があります。

一般的にデータベースエンジニアはインフラエンジニアなどの業務を通してデータベースに関わる業務を経験したうえで、目指すこととなります。

未経験からデータベースエンジニアになるのが無理な理由

データベースはシステムの核となるもので、データベースエンジニアにはトラブルなく安定して稼働するかつ、改修してもデータがごちゃごちゃにならないなど、高度なスキルが求められます。

それに万が一データベースがトラブルを起こしてしまうと、責任も大きいので経験の浅いエンジニアには厳しいでしょう。

実務未経験OKのデータベースエンジニアの求人も無いわけではありませんが、基本的にはヘルプデスクなどの業務を通してスキルを身に着けてデータベースエンジニアになるというものが一般的です。

そのため、実務未経験OKの求人だとしても、実務に携われるのはかなり先の話で、どちらにしろ時間がかかります。

未経験からデータベースエンジニアになるための3つのキャリア

それでは、データベースエンジニアになるためにはどのようにキャリアを積んでいけば良いのでしょうか。未経験からデータベースエンジニアに必要な経験を積む方法は以下の通りです。

未経験データベースエンジニア

上記3つの方法についてわかりやすく解説していきますね。

1.インフラエンジニアとして運用・監視からスタートする

未経験からデータベースエンジニアになるルートとして最も無難なのがインフラエンジニアとして企業に入社し、データベースを中心にインフラの経験を積んでいく方法です。

インフラエンジニアとは主にネットワーク・サーバー・データベースなどのインフラの運用・設計を行うエンジニアを指します。データベースの仕事を任せてもらえるかどうかは営業担当者次第ですが、データベース関連業務がやりたいと事前に伝えておけば希望を通してもらえる可能性が高いです。

また、現代のデータベースエンジニアにはネットワークやサーバーなど一通りのインフラの知識が求められるようになってきています。

そのため、データベースエンジニアになる前にインフラエンジニアとしてインフラ周りの一通りの経験を積んでおけば、後々に転職も有利に進められるでしょう。

2.ベンチャー企業で開発をメインとしながらデータベースの知識も身に着ける

ベンチャー企業のような小規模で開発もインフラ周りも担当するような企業だと、開発職でもデータベースエンジニアに必要な知識を身に着けられます。

ただ、ベンチャー企業は基本的に即戦力採用です。実務未経験OKだとしても、プログラミングは最低限できないと採用してもらえないでしょう。

データベースエンジニアのようなインフラ職を希望する人は開発にあまり馴染みがないでしょうし、このルートは大変かもしれません。

ただ、ベンチャー企業の場合、経験が浅いエンジニアも上流工程に携われることが多いです。加えて、人が少ない分社員同士の距離が近く、データベースに詳しい上司に近づきやすいというメリットもあります。

加えて開発とインフラ両方の選択肢が見えてくるので、開発経由でデータベースエンジニアを目指すのもおすすめです。

3.大学・大学院で学ぶ

時間はかかりますが、データベースについて実務経験だけでなく理論的な部分もしっかり学びたいなら大学・大学院で学ぶ選択肢もあります。

大学・大学院に通うメリットはやはり学歴が付くという部分が大きいです。

まったくの未経験からエンジニアになろうとすると、どうしても応募できる求人はSIerばかりになってしまいますが、大卒・院卒なら実務未経験のポテンシャル枠でSIer以外の企業に入社することもできます。

加えて、大学・大学院で専門的に学んだ経験があれば、開発、インフラどちらにも進めます。

そのため、データベースエンジニアから心変わりした際も潰しが効きますし、将来キャリアアップのために別のジャンルの仕事に就きたいと思った時にも情報系の大卒・院卒の学歴は有利に働くでしょう。

未経験からデータベースエンジニアになる方法

実際に未経験からデータベースエンジニアになる方法をステップ形式で解説していきますね。

上記のそれぞれのステップについて具体例を交えながら、エンジニア未経験の人でもわかりやすく解説していきます。

ぜひこちらのステップをもとに、未経験からデータベースエンジニアを目指してみてください。

STEP1:インフラエンジニアとして就職する

データベースエンジニアとしていきなり働くことは不可能なので、まずはインフラエンジニアを募集している企業に入社します。

経験・知識が無くて不安な人もいるでしょうが、インフラエンジニアはIT業界未経験OKの求人も多いので、とにかく求人に応募してみましょう。

ちなみに未経験者を募集している多くの企業は年齢制限を30歳〜35歳としています。

実際の所は27〜28歳頃から入社しづらくなるので、未経験OKの求人に応募する場合はとにかく早くアクションを起こしましょう。

STEP2:データベースの監視運用の経験を積む

インフラエンジニアとして入社できたら、数ある選択肢の中からデータベースの監視・運用の経験を積んでいきます。

ただ、未経験だと参画できる案件が限られており、希望の案件に参画できる可能性が低いです。

そのため、最初からデータベースの監視・運用に携わることができれば運が良いでしょう。

万が一できなければ、1年ほど勤務して経験を積んで上司や営業担当者に相談すれば希望が通る可能性が高いです。

STEP3:データベースの設計・開発など上流工程を経験する

運用・監視など下流業務を3年〜5年ほど経験したら、データベースの設計や開発などの上流工程の業務を任されるようになります。

データベースの設計によってシステムの質が大きく変わると言っても過言ではありません。

そのため、一気に求められる責任が大きくなり、特に最初のうちは体力的にも精神的にも大変でしょうが、やはり設計ができないとデータベースエンジニアの仕事を獲得するのは厳しいです。

設計・開発の経験を積み、インフラエンジニアとしての価値を高めましょう。

STEP4:1つのデータベースに関する知識を深める

データベースエンジニアとして設計などができるようになったら、より市場価値を高めるために一つのデータベースに関する知識を深めましょう。

データベースにはOracleやSQL Server、MySQLなど様々な種類が存在しており、それぞれ構造が異なります。

そのため、一つのデータベースに特化した専門的な知識を持っていると、需要は限られるものの、高単価な案件を獲得できる可能性が高くなります。

以下の記事にてデータベースの知識を深められる資格を紹介しているので、ぜひご一読ください。

【2021年最新】データベースエンジニアが取るべき資格8選!

STEP5:データベースエンジニアの求人に応募する

データベースエンジニアになるために必要な経験を積んだらいよいよ転職活動です。

この段階に来るまでは5年〜10年はかかるものと思っておきしょう。

データベースエンジニアの勤務先はシステム開発の現場もしくはデータ分析を行う企業が一般的です。

これまで経験してきた環境とあまり変わらない場所で安定して働きたいならシステム開発、最新技術に触れてみたいならデータ分析系に進むと良いでしょう。

データベースエンジニアに向いている・向いていない人

データベースエンジニアに向いている人

データベースエンジニアの仕事はもちろん努力も必要ですが、その人の素質・気質も仕事に影響します。そこでデータベースエンジニアが向いている人の特徴はこんな性格の人です。

データベースエンジニアに向いている人

データベースエンジニアはチームに一人で配属されて働くことになります。したがって、データベースに関する一通りの責任を負う仕事と思った方が良いでしょう。

そこでデータベースエンジニアが周りと上手く仕事をこなすためには責任感はもちろん協調性も必須です。それに、データベースに関して一番知識を持っている立場なので、データベースに関する提案ができる’積極性も求められます。

また、必ずデータベースがトラブルを起こさないとは限らないので、万が一トラブルが発生した際に平常心でいられるマイペースさも大切です。インフラがトラブルを起こした場面だと、早急な復旧が求められることから焦ってしまいがち。

トラブルが起きた緊急時でも動じないでいられるメンタルの強さも大切でしょう。

データベースエンジニアが向いていない人

逆にデータベースエンジニアが向いていない人はどんな人なのでしょうか。

データベースエンジニア向いている人は以下の4つのタイプです。

データベースエンジニアが向いていない人

1つ目のタイプは、プログラミングがしたい人です。

基本的にデータベースエンジニアが書くのはSQLで、プログラミングを行う機会は限られます。

そのため、ガンガン開発がしたいという方はデータベースエンジニアよりも開発職の方がおすすめです。

2つ目のタイプは、結果・成果がはっきりとわかる仕事がしたい人です。

データベースエンジニアに求められるのはは少しでもデータベースの質を向上することです。

開発のように「これができたら終わり!」というゴール地点が無いため、人によっては終わりのない作業が苦痛に感じるかもしれません。

3つ目は、ちょっとしたミスをしがちな人です。

データベースエンジニアに限らずインフラ系の職種はとにかく丁寧な確認作業が求められ、ちょっとした失敗で大損害になってしまうこともあります。

そのため、ちょっとしたミスをしてしまいがちな人にはデータベースエンジニアはあまりおすすめできません。

どちらかと言うと開発職の方がトライアンドエラーが許されるので、この場合も開発職の方が向いているでしょう。

最後の4つ目は、地道な作業が苦手な人です。

先ほど解説したようにデータベースエンジニアは少しずつデータベースの質を向上していくのが仕事。

そのため、作業内容も少しずつ設定を変えていくなど地道な作業が多くなってしまいます。

根気強く作業に耐えられる人もいるでしょうが、人によっては段々同じ作業の繰り返しに飽きてくるでしょう。

このタイプの人は長続きしにくいので、データベースエンジニアはあまりおすすめできません。

データベースエンジニア以外に未経験から目指せる職種は?

IT業界で全くのプログラミングなどの知識が無い未経験の状態で目指せる職種は、インフラエンジニアかプログラマー程度です。

インフラエンジニアはこれまで解説したとおり、データベースやサーバー、ネットワークの運用・管理・設計を行う仕事。

最終的にデータベースエンジニアを目指したいならインフラエンジニアを選ぶと良いでしょう。

また、プログラマーはJavaなどのプログラミング言語を使ってコードを書き、システムを制作する仕事です。

プログラマーの場合のキャリアはWeb系企業に進んでサービスを開発したり、システムエンジニアとしてシステムの設計業務を行ったりするのが一般的です。

ただ、どちらも未経験OKの企業は客先常駐の形をとるSIerが基本。

未経験でも研修を通してお金をもらいながらプログラミングなどのスキルが身につけられるメリットはありますが、正社員でも実質派遣社員という扱いで働くことだけは理解しておきましょう。

未経験OKの企業はその人のポテンシャルを見て採用するので、若ければ若いほど有利です。

ちなみに未経験OKの企業は助成金の受け取り額の関係で、30歳〜35歳までという制限を設けている企業が大半。

1歳違うだけでも採用率は変わってくるので、IT業界に入りたいと思ったら即行動を起こすことが大切です。

まとめ

データベースエンジニアを未経験の状態からいきなり目指すのは難しいです。

ただ、未経験でも目指せないというわけではなく、時間を掛けて着実にスキルを身に着けていけば、データベースエンジニアになることは可能でしょう。

データベースエンジニアは他の仕事と比べても年収が高い仕事ではありますが、その分大きな責任を伴う仕事でもあります。

そのため、努力だけでなく適性も大切です。

まず未経験からデータベースエンジニアを目指す前に、本当に自分がやりたい仕事なのか、自分に向いているのかを考えたうえで、データベースエンジニアを目指しましょう。