ブラック労働!?データベースエンジニアがやめとけと言われる6つの理由を解説

データベースエンジニアがやめとけと言われる6つの理由を解説

データベースエンジニアになりたいけれども周りから反対されるんだよね」
データベースエンジニアを調べたらやめとけと出てきたんだけどどうなの?」

などの理由で、データベースエンジニアになりたいけれども不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

確かにデータベースエンジニアはキャリア形成や仕事探し、労働環境など様々な大変な要素を抱えている仕事です。実際に「データベースエンジニアはやめとけ」という声が多いのも事実。

そのため、データベースエンジニアを目指すにあたっては、その大変さを理解した上で目指すべきでしょう。

そこで今回は、データベースエンジニアがやめとけと言われる理由や、データベースエンジニアの将来性などについて解説します。

データベースエンジニアがやめとけと言われる理由

まずデータベースエンジニアはどうして様々な人から「やめとけ」と言われるのでしょうか。もちろんこれにははっきりとした理由があります。

その理由は、

  • 需要が狭すぎる
  • 基本的に一人で仕事をしなければいけない
  • コミュニケーション能力が求められる
  • 将来性があまり期待できない
  • 責任が重い
  • 仕事が地味

の6つになります。それぞれの理由についてわかりやすく解説していきますね。

需要が狭すぎる

まず1つ目は需要が狭すぎることです。仕事がないわけではないのですが、働ける会社が限られているということですね。

ベンチャー規模の企業だと開発担当者がインフラ周りの設定も一通り行いますし、中小企業でもインフラエンジニアという括りで、データベースを含むインフラ周りをまとめて担当する事が多いです。

そのため、データベースエンジニアが働く場所は大手か大量のデータを取り扱う分野の企業に限られてしまっているんですね。。

大手の中でもビッグデータを取り扱うような企業も、世間的に人気が高いのでデータベースエンジニアはまず仕事探しの段階で苦戦されるでしょう。

したがって、大手企業に限られることから需要が狭すぎるのが、データベースエンジニアはやめとけと言われるひとつの理由です。。

基本的に一人で仕事をしなければいけない

データベースエンジニアは基本的にプロジェクトにデータベースの専門家として一人で業務を行うこととなります。そのため、開発職は複数人いるのにデータベースエンジニアは同じ職種の人がいないので、仕事に関する相談ができず、孤独を感じてしまう人も少なくありません。

また仕事が片付けきれないときには、チームに同じ職種の人がいれば仕事を手伝ってもらえますが、データベースエンジニアは一人なので手伝ってくれる人もいません。

手伝ってもらうにも他のメンバーはデータベースに関する知識が無いので厳しいでしょう。

そのため、データベースエンジニアの中には仕事量が多すぎて残業続きになってしまう人もおりやめとけと言われてしまうのですね。

コミュニケーション能力が求められる

データベースエンジニアは一人で業務を行いますが、一切他の人とのコミュニケーションが必要ないというわけではありません。むしろ積極的にコミュニケーションを取らなければいけないので大変です。

データベースの設計・開発業務は自分だけで勝手に進めるのではなく、開発担当者などチームのメンバーと相談してベストなものを作り上げていく必要があります。

しかし、相手はデータベースに関する専門的な知識を持っていません。そのため、知識がない人でもわかりやすいように噛み砕いて説明をし、相手の考えを汲み取りながら打ち合わせを進める必要があるんですね。

自分から積極的にコミュニケーションを取らないと成立しない仕事という部分もデータベースエンジニアの大変さと言えます。

将来性があまり期待できない

今世界中でデータベースのクラウド化が進んでおり、データベースエンジニアの需要は減りつつあります。

アメリカの調査会社ガートナーによると、2022年までに世界中のデータベースのうち75%がクラウドに移行・デプロイするとされています。2018年のRDBSソフトウェア・サービス売り上げのうち68%がクラウドという結果も出ており、データベースの需要はオンプレミスからクラウドへ移行していくでしょう。

そのため、データベースエンジニアもクラウドに対応できる能力が求められるようになってきています。

参考 全データベースの75%が、2022年までにクラウドにデプロイあるいは移行される。米ガートナーが予測Publickey

責任が重い

先ほども解説した通り、データベースエンジニアは基本的に1チームに1人です。そのため、データベースに関する責任はすべて追わなければいけません。

データベースのエラーは、ものによってはシステム全体が停止してしまうこともあります。仕事でのミスが大きな損害になってしまうので、緊張感を持って仕事に取り組まなければいけません。

なのでデータベースエンジニアは責任重大のため、やめとけと言われやすいんですね。そこにやりがいをもてるなら目指してみる価値はありそうですね。

仕事が地味

やはりIT業界では開発が花形という認識の人が多いです。そのため、データベースエンジニアのようなインフラ周りの仕事は地味と捉えてる人も少なくありません。

データベースエンジニアは、細かい設定や数字をミスのないように変更し、ベストな状態に持っていくのが仕事。地味な仕事と捉えずに、「自分がいないとシステムが成立しない」という気持ちでいないと、モチベーションを維持しにくいでしょう。

データベースエンジニアになる価値はある?

データベースエンジニアを目指すことは今まで以上に難しくなると考えたほうが良いでしょう。したがって、稼げる仕事だからという理由でデータベースエンジニアになるのはおすすめしません。

加えて、どうしてもデータベースエンジニアになりたいなら、今後はデータベース+αの知識が必要になってくるでしょう。

データベースはシステムの核となるものです。そのため、小さいシステムでもデータベースエンジニアが必要という声もあります。しかし、中小企業は予算的にデータベースエンジニアを雇えないのが現状。コスト面を考えると中小企業はデータベースをはじめとするインフラ機能をクラウドに移行した方が安上がりです。

ただ、中小企業とは逆に大手はクラウドに移行することでコストが膨らんでしまうことから、オンプレミス回帰が進んでいます。

したがって、大手企業にデータベースエンジニアの需要が偏り、中小企業はクラウドの方が低コストで運用がスムーズにできるので、クラウドエンジニアを優先的に採用するという動きが予測できるでしょう。

そこで、どうしてもデータベースエンジニアになりたいなら、これまでのデータベースエンジニアに必要なスキルに加え、大容量データの取り扱いに向いているMongoDBなどトレンドの技術を身に着けるのがおすすめです。

他にデータベースの知識を活かして働ける仕事はある?

これまで解説したとおり、データベースエンジニアは需要が限られているうえに、今後さらに狭き門となっていくことが予測されます。そのためデータベース系の仕事に就きたいのであれば、データベースエンジニアにこだわらず「データベースの知識を活かせる仕事」も考えておくべきでしょう。

それでは、データベースエンジニア以外にデータベースの知識を活かせる仕事を見ていきましょう。

インフラエンジニア

データベースエンジニアの需要が限られる理由の一つに、データベースに限らずサーバー・ネットワークなどインフラ周りを一通りこなせるエンジニアが求められていることが挙げられます。日本はIT化が進んでおり、その基盤となるインフラエンジニアは今後需要が高くなっていくでしょう。

現在の段階で下流工程をこなせる人材はすぐに確保できても、上流工程ができる人材はかなり不足している状態です。それに、社会でAIの導入が進み、仕事が自動化されても、インフラの設計業務はAIにはできません。そのため、将来的に仕事がなくなる心配もありません。

基本的にデータベースエンジニアはインフラエンジニアとしてスタートし、そこからデータベース・ネットワーク・サーバーなど専門的な分野に進むのが一般的。そこで、満遍なくインフラの経験を積んで、データベースに強いけれども何にでも対応できるインフラエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

社内SE

社内SEは会社の中のIT関連の業務をなんでも請け負う仕事です。もちろん社内システムのデータベースの設計・運用業務も任されるので、データベースの経験を無駄にすることはないでしょう。

社内SEの仕事は自由度が高いのがメリットです。社内システムに関して提案をしやすいので、もちろん上層部の許可は必要ですが、自分が気になっている技術を導入することも可能。

開発よりも運用がメインになってしまうのが難点ではありますが、安定した仕事なのでおすすめです。

クラウドエンジニア

今まさにデータベースエンジニアに代わって需要が急増しているのがクラウドエンジニア。特にインフラ構築に必要な人材を確保できない中小企業からすると、必要に応じて課金するだけで、システムの運用に必要な機能を一通り揃えられるのはとても魅力的です。

クラウドエンジニアはデータベースに限らずクラウドの機能を一通り使いこなせるエンジニアのことを指します。

クラウド上で使用するデータベースはオンプレミスと変わりませんが、その基盤となるインフラ周りが違うのが特徴。必ずしもクラウドがベストとは限らないので、インフラ周りの違いを理解し、オンプレミス型データベースとクラウド両方に対応できるエンジニアを目指すのが理想的ですね。

データサイエンティスト・アナリスト

データベースエンジニアの中には、AI分野に進む人もいます。データサイエンス系は開発と言うよりは分析に関する業務がメイン。しかし、分析業務を行うにあたって、データベースそのものの基盤構築やSQL操作ができないと仕事になりません。

データサイエンス分野はハイレベルな分析が必要なので、ITだけでなく、数学や統計学の知識も身に着けなければいけないのが大変でしょう。ただ、データサイエンティスト・アナリストはIT職でも年収が高い職種なのでおすすめです。

AI系開発職

AI分野でも分析より開発に進みたい人もいるでしょう。もちろんAI開発でもSQLの知識を中心にデータベースの知識は役立ちます。

ただ、開発職なので開発経験が重視される傾向にあり、データベースエンジニアを目指す人に多いインフラエンジニアとしてののキャリアはあくまで採用に有利程度なのが難点。独学で開発スキルを身に着けるだけでも厳しいので、キャリアチェンジをして開発の経験を積む必要があります。

他の職種と比べてデータベースの知識を活かす場面はどうしても少なくなってしまいますが、それでも出番が無いわけではないですし、高年収も期待できるので視野に入れておくと良いでしょう。

まとめ

データベースエンジニアはやめとけと言われる理由は、「責任が重い」「将来性が期待できない」など様々。

現代ではクラウド化が進んでおり、データベースもあくまでクラウド上にあるものを使う企業が増えてきています。そのため、データベースエンジニアよりも、データベースをはじめ一通りクラウドの機能を使いこなせるエンジニアの需要の方が高くなってきているのが現状です。

オンプレミスでも同様で、データベースに限らずインフラ周りの業務を一通りこなせる、欲を言えば開発もできるエンジニアが求められるようになっています。

このような理由から、データベースに特化したデータベースエンジニアを目指すのは将来的にさらに難しくなっていくでしょう。したがって、データベースに限らず幅広い技術を身に着け、将来的にも仕事に困らないエンジニアを目指しましょう。

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