プログラマーでフリーランスになり始める人が増えだした昨今。いきなりフリーランスになるとしても、プログラミングではどのような案件があるのか、わからないものですよね。
「プログラミングのフリーランス案件でどんな種類があるの?」
「プログラミングのフリーランス案件だと、どのくらい稼げる?」
この記事に訪れたあなたはこのような疑問をお持ちではないですか?
プログラミングができるのであれば会社でわざわざ働かなくても、フリーランスとして独立できる人多いはず。しかしいきなり独立しようと持っても、プログラミングの案件はどのようなのがあるのか?気になりますよね。
また、プログラマーになりたてでも獲得できる案件があるのか?不安になったりするでしょう。
そこで今回は、プログラミングのフリーランス案件の種類や平均単価について紹介したあとに、案件を実際に獲得する方法についても解説。また、おすすめのエージェントサービスも紹介していますので、ぜひ登録して案件を探してみましょう。
それでは参ります。
目次
プログラミングのフリーランス案件の種類と平均単価
フリーランスになるうえで、一番気になるのは種類や平均単価ではないでしょうか。ある程度種類などを知っておかないと、自分にできるのか不安になってしまいますよね。
平均単価も知っておくことで何個の案件を自分で獲得すれば、生活が担保できるのか理解できるはずです。
プログラミングのフリーランス案件の種類は、以下の通りです。
- システム開発
- Webサービス開発
- スマホアプリ開発
- ゲーム開発
- OS開発
上記の5通りが主流です。それぞれの案件内容や平均単価について紹介していきます。
システム開発
システム開発は2つの職種に分かれます。システムエンジニアとプログラマーです。システムエンジニアは設計をする人で、プログラマーはそれをプログラムする人ですね。
何が違うのかというと、計画するか実行するかなんですよね。主な仕事内容としては、
- システムエンジニア
- 要件をする
- 設計書を作る
- プログラマー
- プログラミングをする
- プログラミングのテストをする
- システムを導入する
になります。システムエンジニアは案件を進めるにあたって必要事項を集めるのがメインのお仕事です。逆にプログラマーは、その定義をもとに実際にプログラミングをする人のことを指します。
システム開発は以下の5工程に分かれます。
- お客様の要件を聞く
- 要件を満たす設計をする
- 設計通りにプログラムをする
- バグがないかどうか、プログラムをテストする
- システムにプログラムを導入する
上記のうちプログラマーは3~5を担当し、この工程はどの職種でも使うため、どんな職種だとしても通用するプログラマーになれますよ。
プログラマーの平均単価は下記のとおりとなっております。下記の金額よりも、低い金額であれば安く叩かれますし、高い金額を請求すればクライアントから案件を依頼されなくなる可能性もあるので、平均単価は理解しておくことをおすすめします。
プログラマーの平均単価:45万円
Webサービス開発
Webサービスは、Web上で、通信技術を利用し、様々なサービスを提供します。具体的を挙げると、動画投稿サイトやショッピングサイト、現在ご覧になっているWebサイトなどもWebサービスです。
Webサービス開発では、以下の3つの開発が必要です。
- Webページ
- Webサーバー
- データベース
プログラマーの主な仕事内容はWebサーバーの開発です。プログラミングだけではなく、インターネットの知識も必要とします。
Webサービス開発の平均単価は下記のとおりとなっております。インターネットの知識を必要とする分、他の職種より単価が高くなっております。
Webサービス開発の平均単価:70万円
スマホアプリ開発
スマホアプリはスマートフォンの特定の機能を提供することができます。実用的なものから娯楽的なものまで、ピンからキリまであります。
スマホアプリ開発の主な仕事内容もシステム開発と同じ、プログラミングからシステムの導入までです。機能の内容に合わせて、使用するiPhoneとAndroidによって言語やツールが異なってくるので、注意が必要です。
スマホアプリ開発の平均単価は下記のとおりとなっております。ちなみに、機能の実装次第で、ばらつきが大きいのが特徴ですね。
スマホアプリ開発の平均単価:60万円
ゲーム開発
ゲームを開発をする職種です。
ゲーム開発の主な仕事内容もシステム開発と同じ、プログラミングからシステムの導入までです。しかし、システム開発とは違って、ゲームプログラミング特有の、グラフィックやキャラクターの動きの設計も必要とします。
ゲーム開発の平均単価は下記のとおりとなっております。ゲーム開発も、機能の実装、言語やプラットフォーム次第でばらつきが大きいのが特徴ですね。
ゲーム開発の平均単価:50万円
OS開発
OSとは、Operating System(オペレーティング・システム)の略のことです。
コンピューターの基礎となる部分を開発します。
OS開発の主な仕事内容もシステム開発と同じ、プログラミングからシステムの導入までです。しかし、プログラミングだけではなく、コンピューターの基礎知識を必要とします。
OS開発の平均単価は下記のとおりとなっております。難易度が高く、コンピューターの基礎知識を必要とするため、他の職種より単価が高くなっております。
OS開発の平均単価:70万円
プログラミングのフリーランス案件の獲得方法
ここからは案件の獲得方法を紹介します。メリットやデメリットなどを見て、自分に合ったものを探してみましょう。また、なかなか仕事が見つからなかったら、同時に何個もやってみるのも手です。
案件獲得方法は以下の9つです。
- エージェントの活用
- クラウドソーシングの活用
- スキルシェアサービスの利用
- 知人、友人の紹介
- SNSでの発信
- Qiitaの活用
- ブログでの発信
- オンラインサロン、コミュニティの活用
- 企業へ直接コンタクト
上記の9つの方法について詳しく解説していきますので、参考にしてください。
1.エージェントの利用
エージェントは自動的に、受注者と発注者をマッチングしてくれるサービスです。受注者はスキルを申請し、希望する職種の仕事を紹介してもらえます。
エージェントを利用することで、新規の案件獲得活動を減らせられるんですね。
本来エージェントを利用しない場合は、ご自身でクライアントを探しにいく営業活動が発生します。しかし、エージェントはあなたにあったクライアントを紹介してくれるんです。
つまりあなたはエージェントに登録してお仕事の紹介が来るのを待っていればいいというわけなんですね。そのため、プログラミング案件を獲得したいフリーランスの場合は、エージェントの活用は必須といえるでしょう。
2.クラウドソーシングの利用
クラウドソーシングは不特定多数に仕事を募集するサイトです。仕事がサイト内に掲載されているので、自分にあった仕事を探します。
エージェントと比べて、仕事を紹介してもらう仲介役がいなくなったようなサービスですね。
エージェントはある程度スキルがなければお仕事を紹介してもらえません。しかしクラウドソーシングはご自身で希望の仕事にエントリーする仕組みです。
したがってフリーランス歴が短く、スキルがそこまで無い人でも案件獲得に繋がります。案件によっては単価の低いお仕事はたくさんありますが、最初はしょうがない部分もあります。
クラウドソーシングを活用し、ご自身の実績を増やしていって単価を上げていくようにすれば問題ありません。
なのでフリーランス1年目やスキルが無い人は、クラウドソーシングを活用しましょう。
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3.スキルシェアサービスの利用
スキルシェアサービスは、スキルを売り買いするサービスです。
プログラミングでは、主に以下の2種類の方法があります。
- プログラミングのノウハウを教える
- 制作する
スキルシェアサービスで特徴的なのはやはりノウハウを教えることですね。求める人が多い需要がある分野ほど、仕事を獲得できますよ。
逆に、需要のあまりない分野はあまり仕事がありません。常に需要のある分野や新しいスキルを取り入れる必要があります。
また、お客様はできる限りスキルのある方に教えてもらいたい人が多いです。そのためお客様に自分のスキルを証明するために、ある程度実績もあった方がいいですね。
なのでクラウドソーシングやエージェントなどで実績を積み上げてから利用するのがベストかもしれません。
4.知人、友人の紹介
知人や友人のプログラマーがいる方限定ですが、仕事を紹介してもらうことも選択肢の一つです。
知人や友人は受注先と面識がある可能性が高いので、案件を獲得しやすいです。また知人や友人経由だと、クライアント側も雑な対応などはできません。
間にいる知人や友人の顔もありますからね。なので、案件獲得のみならず案件を進行していく上で仕事を進めやすいなどのメリットもあります。
したがって知人や友人、前職の人脈などを上手に活用して案件獲得するのはおすすめです。
5.SNSでの発信
自分のスキルをSNSに発信することによって、案件獲得もできます。あなたの投稿を見た企業などから、声をかけてもらえらたりその投稿経由でお仕事を紹介してもらえる可能性があるということですね。
普段利用しているSNSであるからこそ、過去の投稿や履歴を見ればクライアント側もどの人物がどんな人なのか?信用できそうなのか?判断できますよね。
お仕事を依頼する側にとっても人物像がわかりやすい仕事の依頼のしやすもあります。したがってSNSでのあなたが何をできる人なのか?有益な投稿をしていくのは欠かさず行いましょう。
意外な人からお仕事の依頼が来る可能性もありますし、フォロワーが増え高いエンゲージメント率のアカウントができれば、インフルエンサーとしての活動もできるかもしれません。
SNSには様々な可能性を秘めていますので、コツコツと継続していくのがベストです。
ただし注意点も必要なんですね。雑な投稿や人を批判するような投稿をしてしまうと、案件が獲得しにくくなります。投稿内容は考えて投稿するようにしましょう。
6.Qiitaの活用
Qiitaは技術の共有サービスとして有名です。しかし、Qiita Jobsという求人サイトも運営しています。仕組みとしてはエージェントと同じです。
しかし、Qiitaならではのメリットがあります。Qiitaで投稿した記事や読んだ内容を発注者側にアピールできるんですね。ですので、普段からQiitaを利用する方におすすめです。
7.ブログでの発信
SNSはそのサービス上での投稿になります。また投稿に制限もあり掲載できる情報量に限りがあります。
しかしブログは制限がありません。何万文字でも情報を掲載できますし、動画を載せることもできます。また、成果物へリンクを飛ばすことも可能なんですね。
なので、ブログで発信を行うことで、あなた自身のポートフォリオサイトにもなります。そのサイトを見れば、あなたが作った成果物がどんなものなのか?クライアント側も判断しやすくなります。
自身のある作品を掲載して、その実績を企業様に見てもらうことで案件獲得につながる可能性は大です。
他にもブログで発信することで言語化能力などを高めたり、企業様と面談するときにもそのポートフォリオサイトを見てもらえれば、特に細かい説明をしなくて済むなどのメリットもあるんですね。
更新していくのが手間といったデメリットもありますが、デメリット以上にメリットが大きいので案件獲得をしていきたいプログラマーは欠かさず行いましょう。
8.オンラインサロン、コミュニティの活用
オンラインサロンはオンライン上の会員制コミュニティのことです。
「オンラインサロンでどうやって案件獲得するの?」と疑問に思っちゃいますよね。実はオンラインサロンってのは仕事の宝庫なんです。
オンラインサロンは1つのコミュニティです。そのコミュニティに属している人は、仕事を依頼したいときに、下記の3パターンで考えます。
- 全く知らない人へ外注する
- もともと知っている人へ外注する
- オンラインサロンのメンバーへ外注する
上記3つの方法で仕事を依頼する側だとしたら、2か3を選ぶ人が多いはず。もともとの知り合いかオンラインサロンで出会った人。
それぞれその人の素性が知っているからこそ、仕事も依頼しやすいですよね。なので、オンラインサロンやコミュニティのは活用していくのも1つの手段です。
ただし、口コミでしかやっていないオンラインサロンやコミュニティには注意が必要なんですね。怪しい商材を販売してくる可能性もありますからね。
なのでオンラインサロンに入るのであれば、信頼できるコミュニティであるかどうかを判別するようにしてください。その中でプログラミングの案件が獲得できるよう、あなた自身で交流を深めていきましょう。
9.企業へ直接コンタクト
企業にメールや電話など、直接コンタクトを取るという方法もあります。
直接コンタクトを取るため、非常に手っ取り早いです。しかし、企業にとったら見ず知らずのセールスマンのような存在です。何件かにコンタクトを取って、やっと案件を獲得できたってことはざらにあります。
案件を獲得するコツは信頼されることです。スキルがあり、コミュニケーションがしっかり取れると、仕事を頼みたくなるなります。
信頼を勝ち取ることが鍵になってきます。
プログラミングのフリーランス案件があるエージェントサービス3選
いざ、エージェントサービスを利用しようとしても、サービスの数が多すぎて、どれがいいのかわかりずらいですよね。そこでおすすめのエージェントサービスを3選紹介します。
おすすめのエージェントサービスは以下の3つです。
- フリーランスのミカタ
- レバテック
- フリーランススタート
自分の探している仕事が見つからないってならないように、どのような方におすすめかも紹介しています。
フリーランスのミカタ
フリーランスのミカタは、ITエンジニア・WEBクリエイター向けのサービスです。
特徴は、専任のコンサルタントがサポートしてくれます。いつも同じ担当者ですので、気軽に相談することができます。単価交渉なども行ってくれます。
フリーランス未経験でも、大変おすすめできるサービスとなっております。
レバテック
レバテックは大手のエージェントサービスです。
登録者数No.1、利用したいエージェントNo.1と、大変好評となっております。
特徴は専門特化していることです。ITエンジニアとデザイナークリエイターといったように専門によって分かれます。そのため、自分の望む仕事が見つけやすくなっております。
また、経験者向けの案件が多いので、経験者にはおすすめしたいサービスです。
フリーランススタート
案件数が非常に多いことが特徴です。50社ものエージェントと契約しているため、莫大な案件数となっております。Webエンジニア系の案件が多いので注意は必要ですが、2021年4月現在では、約20万件もの案件があります。お気に入りの仕事が見つかるはずです。
また、職種ごとにも相場を確認することができます。このサービスを利用すると、知らず知らずのうちに、低単価の案件を受けていることはありません。
絶対に失敗したくない方におすすめです。
プログラミングのフリーランス案件を獲得する際の注意点
ここでは注意点を紹介します。せっかく獲得した仕事も注意点を守らなければ台無しです。トラブルの原因にもなったりするほど大事なことです。
注意点は以下の3点です。
- 契約内容を明確にする
- できないことは受注しない
- こまめな報連相
上記の3点について詳しく解説していきますので、気を付けるように心掛けましょう。
契約内容を明確にする
契約前に契約を明確にすることは大事です。少しでも疑問点があれば聞くべきです。金銭的なことや仕事内容などが絡んでいる可能性もあります。
仕事は契約が全てですから、帰ってくるのは自分です。ですので、全てわかった状態で仕事を始めてください。
できないことは受注しない
自分の能力以上の仕事は受注しないようにしましょう。確かに、報酬は魅力的かもしれません。しかし、様々なデメリットがあります。
まず、仕事がなかなか続きません。自分にとって難しい内容です。なかなか作業が進まず、仕事がしんどくなります。また、度が過ぎると、能力詐称にあたる恐れがあります。せっかく獲得した仕事ですが、契約が解除される可能性があります。
さらに、受注者に迷惑をかけてしまいます。納期に間に合わなかったり、求められるスキルより低く、受注者が希望する品質より悪くなる可能性があります。
難しい仕事は、スキルアップしてから引き受けましょう。
こまめな報連相
報連相とは「報告・連絡・相談」の略のことです。これらは、仕事をするうえで欠かせないことです。
例えば、仮に納期に遅れるとわかったとします。ただ急いで作業をするだけではなく、遅れると分かった時点で連絡をします。そうすることで、被害を最小限に抑えることができます。
何かがあったときは、報連相を実行しましょう。
まとめ
今回は、失敗しない案件の種類と獲得方法などを紹介しました。
特に注意するべき点は、以下の3点です。
- 魅了と感じる案件を選ぶ
- 自分に合った案件の獲得方法で探す
- 注意点をしっかり守る
この3点をしっかりすれば、案件を獲得し、より良いフリーランスライフが送れるかと思います。
この記事でフリーランスになる参考となったら幸いです。
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