フリーランスエージェントのマージンはいくら?手数料の仕組みや公開しているサービスも紹介

フリーランスエージェントサービスのマージンはいくら?

フリーランスとして働く人にとって、仕事を獲得するためにフリーランスエージェントを活用することは一般的になってきました。リサーチしたところ日本のフリーランス人口は300万人を越え、エージェント会社によっては登録数が20万人を越えるところもあります。

仕事が獲得できるかは個人のスキルにも左右されますが、ひとまず登録しておいて仕事を受けられる窓口を作っておくのは良いですよね。

ただ、

「そもそも、エージェントサービスで仕事をするとマージンって抜かれるの?」
「手取りが少なくなったりしないの?」
「どのようにエージェントサービスは成り立っているんだろう?」

と疑問に思っていませんか?

エージェントから案件を受注して、その仕事がどれくらい自分の報酬になるのかと考えたら気になって当然ですよね。ただ、エージェントに直接マージンの話は聞きづらかったり、そもそもマージンについて知る機会がなかったという人も少なくないのでは?

そこで今回は、フリーランスエージェント活用する際に生じるマージンについて解説していきます。

また、マージンを公開しているサービスの紹介やエージェントを選ぶ際のポイントも紹介していきます。ぜひ参考にして案件獲得、フリーランスエージェントを決める際に活用してみてください。

フリーランスエージェントのマージン(手数料)とは?

フリーランスエージェントサービスは運営するのは一企業。だからこそ、運営するためのコストは必然的に掛かっています。

サーバー代やドメイン代、エージェントの人件費、活動報告などの諸経費などなど。運営を維持し、仕事を依頼したい企業様と仕事を獲得したいフリーランスをマッチングさせ、プロジェクトの成功へと導くのがエージェントサービスを展開している企業が行うことです。

ではどのようにマージン、つまりは手数料を得て会社の利益を取得しているのでしょうか?まずはフリーランスエージェントのマージンについて解説していきますね。

そもそもマージン(手数料)って?

そもそもマージンとはなにか改めて言葉の意味を理解しておきましょう。

マージンとは、「利ざや」「手数料」などという意味です。流通業界では、販売額と仕入原価の差額のこと、製造業界では、売上高から製造原価を差し引いたもののことをいいます。

利ざやといっても、その中には利益はもちろんですが、販売に関する諸経費(人件費、運搬費、倉庫費、営業費、販売促進費、一般管理費、保険料、借入金など)も含まれており、マージンからこれらの費用を差し引いたものが、営業利益となります。

引用元:https://www.elite-network.co.jp/dictionary/margin.html

ちょっと上記のビジネス用語集を参考にするとややこしくなりますね。

簡単に説明すると、フリーランスがエージェントを活用して案件を獲得する際に支払う手数料のことです。

あなたがフリーランスとしてエージェントを活用すると、エージェント会社側は、営業コストやカスタマーサポートの人件費、継続的な案件紹介、トラブル時の対応など、必要経費がかかります。

その必要経費を賄うための必要な手数料であるということ。

あなたは一人で仕事を獲得できたわけではありません。エージェントがいたからこそ今仕事ができているのです。今仕事ができていることに関してのお礼、感謝としてマージンを支払うわけですね。

マージンについて理解すると、「じゃあエージェントを活用したら僕がマージンを支払わなくてはいけないの?」と思うのではないでしょうか。

いいえ。あなたが直接的に支払うことはないんですね。エージェントの仕組みについて理解していきましょう。

フリーランスエージェントサービスの仕組み

上記でも解説しましたが、エージェント会社の収益源はこの中間マージン、いわゆる手数料で成り立っています。

エージェントごとにマージンのパーセントは異なりますが、原則上記の図解のような形の仕組みとなっているんですね。

原則エンドユーザーと言われるフリーランス、いわゆるあなたは、エージェントサービスに登録します。その後、エージェントがあなたに紹介できそうな案件を探し紹介を行う流れです。

その後、エージェントと企業様、あなたを含めた3者面談を行い、互いにお仕事を依頼したいのか?面談をします。その面談の結果、合格した場合にはエージェント会社と契約を交わしお仕事がスタートとなります。

直接お仕事を引き受ける場合は、このエージェントが入らないため、企業様と直接契約を交わしお仕事を進めていくのが一般的です。しかし、今回はエージェントを通していますよね。

なので例えば、企業様がエージェント会社に30万円のお支払いを行う、エージェント会社が手数料を差し引いてあなたに残りの金額を支払うといった流れになります。

上記のようにしてエージェント会社、ないしサービスは成り立っているんですね。

エージェントサービスは基本無料で登録可能

ほとんどのフリーランスエージェントサービスへの登録は、基本的に無料です。

仮にエージェントサービスへの登録を有料にして、フリーランスの人や働き手に使ってもらえなくては困ってしまいますよね。だからこそ登録自体のハードルは低くなっています。

フリーランス側であるあなたからお金をもらう仕組みではなく、お仕事が開始した場合の企業様からお金をもらい、その差し引きで手数料をもらって、フリーランスの人へお支払するといった仕組みをとっています。

だからこそ、フリーランスのエージェントサービスは原則無料で登録ができるのです。

上記の仕組みはエージェントだけでなく、転職サイトや求人サイトも同じ仕組みを取っているのも覚えておきましょう。

フリーランスエージェント会社のマージン(手数料)は基本非公開

フリーランスエージェント会社のマージンは、基本的に非公開となっています。

「なんで非公開なの?」「公開している会社の方がいいのかな?」と疑問に思っている人もいるはず。

「非公開だとかなり多く手数料抜いてるんじゃ?」って疑ってしまいますよね。搾取しているエージェントもいる可能性はあります。しかし、Web上で公開されているエージェントサービスであればその心配はありません。

なぜなら膨大な手数料を抜いていたら、後々フリーランス側や企業様側からの口コミや評判による風評被害でビジネスとして成り立たなくなるケースがあるからですね。

また非公開であることが、あなたにとってメリットにもなりうるんです。

マージンが公開されている場合、そのパーセントが適正値として公開されているため下がることはほとんどありません。しかし、非公開の場合には交渉の余地があります。

マージンはエージェント会社で一律に定めている場合と、営業担当が案件ごとにマージンを設定する場合に大きく分けられます。前者の場合にはマージンが公開されているケース、後者の場合には非公開のケースが多いんですね。

非公開の案件の場合には、営業担当が案件の内容や報酬額を考慮してマージンを設定しています。営業担当もどれくらいのマージンであれば適正かと考えているので、受注する側としては交渉の余地がありますよね。

非公開という言葉からはマイナスなイメージを連想する人が多いですが、上記のようなメリットも存在します。マージンに限らず、仕組みや言葉を正しく理解することを意識してみてください。

マージンの仕組みが理解できたところで、マージンの平均相場はどのくらいなのか?見ていきましょう。

フリーランスエージェントのマージンの相場は平均20〜30%

フリーランスエージェントのマージンは、一般的に20〜30%と言われています。たとえば、100万円の報酬が支払われる案件であれば、働き手の手取りは70万円〜80万円になるということ。この相場をみると、

「1つの案件に対して、エージェント側の利益が多くない?」
「マージン率をもっと下げることはできないの?」

と疑問に思った人もいるのではないでしょうか?

さきほど上記で解説したフリーランスが快適に働くための必要経費に加えて、もちろんエージェント側の利益もここに含まれます。これらの必要経費と利益を合わせた時に、エージェント側のマージン(手数料)は20%〜30%程度になるんですね。

ただ、マージン率の交渉はフリーランスエージェントによってできる場合があります。どういった場合で可能なのかは、以下で解説していきますね。

フリーランスエージェントはマージン(手数料)よりも報酬単価を意識しよう

フリーランスエージェントを使う際には、マージン(手数料)よりも報酬単価を意識しましょう。

報酬が同じ100万円でマージン率が異なるのであれば、もちろん低いパーセントの方がいいですよね。

ただ報酬とマージン率がともに異なる場合は、最終的な報酬単価が高い方を選びましょう。エージェントを活用するのは、案件を獲得して収入を得るため。報酬単価を意識して案件を探してみてください。

フリーランスエージェントでマージン(手数料)を公開しているサービス

決して数は多くありませんが、マージンを公開しているフリーランスエージェントサービスもあります。代表的な2社について紹介するので、マージン率はどの程度なのかチェックしておきましょう。

PE-BANK

PE_BANK
出典元:PE_BANK(https://pe-bank.co.jp/)

PE-BANKは、株式会社PE-BANKが運営するフリーエンジニア専門のエージェントサービスです。30年以上もフリーエンジニアを支援し続けている実績のある会社です。

報酬受取回数に対しマージン率が定められていて、13回以上であれば報酬の90%を受け取ることができます。長期にわたって活用していくと恩恵が受けられるのが特徴で、最終的には報酬の92%を受け取ることができます。

紹介されている案件とのマッチングが高ければメリットが大きいので、参考にしてみてください。

Midworks(ミッドワークス)

Midworks
出典元:Midworks(https://mid-works.com/)

ミッドワークスは、株式会社Branding Engineerが運営するIT系フリーランスエージェントサービスです。7年以上フリーランスを支援しており、エリアとしては関東がメイン。

会社自体が還元率80%以上とホームページに記載しており、公開されているマージン率は10〜15%程度とフリーランスエージェントの相場の約半分。福利厚生等の保証もこの中に含まれているのが特徴です。

ただ、ミッドワークスはフリーランスエンジニアやWebデザイナーがメインの対象。実務経験や実績が重視されるのは前提なので確認しておきましょう。

まとめ

今回は、フリーランスエージェントのマージン(手数料)について解説しました。収入に直結するマージンは、自身の生活や生計を立てるうえで大切な要素。

マージンが低ければいいという訳ではないので、マージンについて正しく理解したうえでフリーランスエージェントを活用してみてください。

複数のエージェントや案件を比較検討することで、あなたの収入を上げる可能性にもつながるのでおすすめです。ご自身にあったエージェントサービスを探す際に、本記事を参考にしてみてください。