フリーランスエンジニアの仕事内容を職業別にわかりやすく解説

「フリーランスエンジニアの仕事内容を知りたい!」
「フリーランスエンジニアってどんな職種があるの?」
「フリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法は?」

将来は独立して個人で仕事をやっていきたいと考えているあなたは、エンジニアとしてフリーランスに興味をお持ちでありませんか?

エンジニアとしてフリーランスでやっていくためには、仕事を自分で確保しなければなりません。その獲得方法を知らなければ、あなたの不安は消えることはないでしょう。

エンジニアとしての仕事内容を知っておくことや、あなたの得意とする分野でフリーランスとしてやっていくために必要なスキルも押さえておきたいはず。

そこで今回は、フリーランスエンジニアの仕事内容9選を紹介!職種毎の仕事内容や年収、スキルについてくわしく解説していきます。

この記事を読めば、エンジニアとしてフリーランスで仕事がしたいとお考えているあなたの「知りたいこと」を網羅的に理解することができますよ。

またフリーランスエンジニアについてくわしく知りたい方は、以下の記事でくわしく解説しているので一緒に閲覧してくださいね。

フリーランスエンジニアとは?年収から案件内容、実態まで簡単に解説

それでは参ります。

【職種別】フリーランスエンジニアの仕事内容一覧表

まず、フリーランスエンジニアを職種別で主な仕事内容や年収、平均単価を一覧にしていますので、ご覧ください。

職種 主な仕事内容 年収 平均単価(月額)
システムエンジニア システムの要件定義・設計・運用 700万円 60万円~
プログラマー プログラミング 600万円 50万円~
データベースエンジニア システムのデータベースを構築 600万円 70万円~
ネットワークエンジニア ネットワークシステムの設計・運用・管理 650万円 65万円~
サーバーエンジニア システム運用における保守業務 700万円 50~70万円程度
セキュリティエンジニア ウィルスや情報漏洩防止対策 800万円 66万円~
フロントエンドエンジニア web制作プログラミング・最終調整 500万円 55万円~
Webエンジニア webアプリケーション開発 600万円 55万円~
組み込みエンジニア 制御システムの設計 570万円 55万円~

エンジニアの案件の多くは月額での表記が多く、携わる案件の単価によって年収は変わりますが、平均すると上記の表のようになります。

会社員でエンジニアとして働くよりも、平均年収は全体的に少し高めになっています。

これは、フリーランスエンジニアにとっては会社員が受けている社会保険や厚生年金などの恩恵がない分といえるでしょう。

【職種別】フリーランスエンジニアの仕事内容

それでは、フリーランスエンジニアの職種をくわしく見ていきましょう。フリーランスエンジニアの職種は下記の通りです。

以上9つの職種の仕事内容や必要なスキルをそれぞれ詳しく解説していきます。

システムエンジニア

平均年収 700万円
平均単価(月額) 60万円~

システムエンジニアの仕事は、開発依頼者の要望分析から定義づけ、基本から詳細までの設計も行い、最終のシステム稼働のテストまで多岐に渡ります。

プロジェクトの内容によってはエンジニアもプログラミング作業を行うことはありますが、基本的には上流工程の部分が担当です。

システムエンジニアにとって必要なスキルは、まとめると以下の通りになります。

  • 顧客の要望をまとめる設計図や仕様書を作成するスキル
  • プロジェクト管理能力
  • コミュニケーション能力
  • プログラミング能力

開発依頼者が抱えている課題を解決するため実装可能なシステムを提案したり、現場のエンジニアとの密なやり取りをするためのコミュニケーション能力が必要となります。

また、プロジェクトを円滑に進めて進捗を確認し、調整する能力や、設計工程や仕様書の作成を的確に意図や要望を伝えられるものを作成する能力も求められますね。

場合によってはプログラミングも担当しなければならない時もあり、開発依頼者に最適な提案をするためにもプログラミングの技術は必要ですよ。

もっとくわしくシステムエンジニアについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

システムエンジニアとはどんな仕事?年収や資格、将来キャリアパスも紹介

プログラマー

平均年収 600万円
平均単価(月額) 50万円~

プログラマーの仕事内容は、システムエンジニアが設計した仕様書に基づきプログラミングを行うことです。

プログラミング以外にも、設計通りに動作するかのテストする作業も含まれており、バグを発見すれば修正作業も行います。

プログラマーに必要なスキルは、システムやソフトウェアを作り上げるためのプログラミング言語が扱えることです。必要な知識・スキルをまとめると以下の通りになります。

  • プログラミング能力
  • ハードウェアやネットワークの知識
  • コミュニケーション能力

その他、ハードウェアやネットワークについての知識も必要ですね。

パソコンと向き合って黙々と作業するイメージの強いプログラマーですが、相手の要求をきちんと理解した上で作業する必要があるため、コミュニケーション能力も必要ですよ。

もっとくわしくプログラマーについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【初心者必見】プログラマーとは?仕事内容や年収、スキル、将来性も解説

データベースエンジニア

平均年収 600万円
平均単価(月額) 70万円~

データベースエンジニアの仕事内容は、必要な時にデータを取り出せるシステムを構築・運用することが仕事です。

このエンジニアの腕の見せ所は、どのようなデータを集め、分析すれば企業戦略に活かせるかを一緒に考えることにあります。

データベースエンジニアの必要なスキルは、まとめると以下の通りになります。

  • データベース関連の製品知識
  • ソフトウェアに関する知識
  • セキュリティやデータモデルに関する知識
  • コミュニケーション能力

様々なデータベース製品を扱えることが必要です。例えば、「Oracle Database」や「Microsoft SQL Server」などのソフトに関連する知識やSQL言語が扱えることは必須です。

その他、セキュリティやデータモデルに関する知識のほかに、トラブルへの対応力、コミュニケーション能力も必要となるエンジニアですね。

もっとくわしくデータベースエンジニアについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

今更聞けない!データベースエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、資格も紹介

ネットワークエンジニア

平均年収 650万円
平均単価(月額) 65万円~

ネットワークエンジニアの仕事は、サーバーと端末、またはサーバー同士をネットワークで綱くためのシステムを設計・構築・運用することから、保守サービスまで行います。

ネットワークエンジニアは専門性の高い職業です。必要な知識・スキルは以下の通りになります。

  • ネットワーク関連の周辺機器の知識
  • セキュリティに関する知識
  • 各種周辺機器を実際に設定業務を行えるスキル

ネットワークや周辺機器の知識、保守・運用も行うためセキュリティの知識も必要になってきます。

ルーターやスイッチ、ブリッジなどの設定作業やVLAN、IPの設定作業も行うので、知識だけではなく実務スキルも必要ですね。

セキュリティに関する知識では、ファイヤーウォールやIDS、IPSの知識が必要になりますよ。

ネットワークへの不正アクセスはトラブルを引き起こす原因にもなるため、セキュリティに関する知識を身に付けておくことは重要です。

もっとくわしくネットワークエンジニアについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ネットワークエンジニアとはどんな仕事?年収や資格、将来性も簡単に紹介

サーバーエンジニア

平均年収 700万円
平均単価(月額) 50万円~70万円

サーバーエンジニアの仕事内容は、サーバーを基本設計から行い設計図を元にOSのインストールからパラメータの設定作業、構築・運用が主な業務になります。

24時間365日稼働し続けるためサーバーの稼働を常に監視したり、サーバーが故障した場合などの交換保守に立ち会うことも業務の一つです。

サーバーエンジニアが必要とする知識・スキルは以下の通りになります。

  • サーバーOS・構築ができるスキル
  • サーバーの設計・構築・運用に関する知識
  • クラウドに関する知識
  • セキュリティに関する知識

サーバーOSでは、WindowsやUnix系、Linux系の知識とプログラミングスキルが必要です。ミドルウェアでは商用ミドルウェアやオープンソースを問わず幅広い知識が必要ですね。

WebサーバーであればApache、データサーバーではOraceやMySQLを扱うための知識のほかに、仮想化についてのVMwareやHyper-Vを扱えるスキルが必要になってきますよ。

もっとくわしくサーバーエンジニアについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【初心者必見】サーバーエンジニアの仕事内容や年収、将来性、資格やスキルも紹介

セキュリティエンジニア

平均年収 800万円
平均単価(月額) 66万円~

セキュリティエンジニアの仕事内容は、企画・設計・実装・テスト・運用の5つのステップに分けられます。

システムのコンサルによってどのようなセキュリティが必要なのかを提案・企画し、そのセキュリティに配慮した設計することが仕事です。

また、OSの設定やプログラミングも行い実装し、システムに問題がないかをテストすることや、アプリケーションのアップデートやシステム障害やサイバー攻撃の対応も行います。

セキュリティエンジニアに必要なスキルは、以下の通りです。

  • ネットワークの知識
  • Webアプリケーションの知識
  • 制御・組み込み系ソフトが扱えるスキル
  • コミュニケーション能力

以前まではネットワークに関連する知識が必要とされていましたが、最近ではWebアプリケーションの知識やスキルも必要です。

自動車や家電や産業機械など、あらゆるものがネットと繋がって便利さが増した分セキュリティも必要になり、組み込み系ソフトも使える知識も必要になってきています。

フロントエンドエンジニア

平均年収 500万円
平均単価(月額) 55万円~

フロントエンドエンジニアはWeb制作に携わる仕事です。

Webデザイナーのデザインを元にHTMLやPHPの設計・実装やWordPressなどのCMSの構築・カスタマイズを行います。

フロントエンドエンジニアとして必要なスキルは、以下の通りです。

  • HTMLやCSS3などWebページを制作する知識
  • JavaScriptによるコーディングスキル
  • デザインフレームワークの知識
  • Photoshopなどの画像編集ソフトのスキル

最新バージョンである「HTML5」や「CSS3」は必須となるでしょう。

また、Webページに動的コンテンツや双方的な処理を実装するために必要なJavaspriptも使えると良いですね。

開発現場によってはデザインフレームワークを使用することがあったり、デザイナーとの連携を行うため画像編集用ソフトにも知見があると良いですよ。

もっとくわしくフロントエンドエンジニアのことがくわしく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【初心者必見】フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や年収、スキル、資格、将来性も解説

Webエンジニア

平均年収 600万円
平均単価(月額) 55万円~

Webエンジニアの仕事内容は、クライアントの要望を聞いて企画・要件定義を行ってサイトの制作や環境を構築したり、実際にプログラミング業務も行います。

設計・開発後の運用・保守サービスも行い、サーバー上で処理が停止しないようにバックアップを定期的に取得したり、モニタリングや異常時の復旧作業も大切な仕事ですね。

Webエンジニアにとって必要なスキルは以下の通りです。

  • プログラミングスキル
  • セキュリティに関する知識
  • LAMP環境に関する知識
  • クラウドに関する知識
  • データベースに関するスキル

通常では、システム開発やスケジュールを管理する上流工程、主に仕様書に基づいて実際にプログラミングを行う下流工程に分けられます。

Webエンジニアは上流から下流までの全工程を担当することが多いので、プログラミングスキルは必須です。

セキュリティに関する知識も必要な他、サーバー運用やバックエンドシステムの構築を行うために必要なLAMPの知識も必須になってくるため、幅広い知識が求められますよ。

もっとくわしくWebエンジニアのことがくわしく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

フリーランスWebエンジニアとは?年収や単価、仕事内容、案件獲得方法を紹介

組み込みエンジニア

平均年収 500万円
平均単価(月額) 55万円~

近年では自動車から家電製品に至るまで様々な機器にコンピューターが組み込まれていますよね。

そのコンピュータを制御するために必要なソフトウェアを開発することが組み込みエンジニアの主な仕事です。

組み込みエンジニアに必要なスキルは以下の通りです。

  • ハードウェアの知識
  • プログラミングスキル
  • 電気・電子基盤に関する知識
  • コンピューターの仕組みに関する知識

組み込みエンジニアが使う言語は主に、「C言語」「C++」「アセンブリ」という言語です。これらの言語でのプログラミングスキルは必須ですね。

データ格納やメモリなどのコンピュータの知識や、電子基盤の設計も業務に含まれることがあるため、コンピューターに関する知識も必要になってきます。

組み込みエンジニアは回路図面を参考にしながらの設計や機能見当をしなければならないこともあるため、ハードウェアの知識もあった方が良いでしょう。

フリーランスエンジニアとして仕事を獲得する4つの方法

フリーランスエンジニアは自分で動いて仕事を獲得しなければなりません。なぜなら、フリーランスで働くということは、個人と企業と直接契約を結んで責任を持って業務を請け負うことだからです。

では、フリーランスで既に活躍されているエンジニアは、「どうやって仕事を獲得しているのか?」気になりますよね。

ここではフリーランスでエンジニアとして仕事を獲得するための方法をまとめています。

以上4つの獲得方法を紹介していきますね。

営業活動を行う

営業活動は、フリーランスで働く上でとても大切です。なぜなら、自分をいかに売り込むかがポイントになるからです。

自ら行動しないとせっかく持っている能力やスキルを見てもらえませんよね。したがって、自分の実績や技術力をどのような方法でアピールするかを考えましょう。

例えば、自分でWebサイトを立ち上げたり、ポートフォリオを作成するなど自分をアピールする場を作り上げることが大切です。

クラウドソーシングサイトを利用する

近年では副業や個人で仕事を請け負う際に、個人と企業を仲介してくれるクラウドソーシングサイトを利用する人が増えています。

なぜなら、仕事の依頼者である企業にとっては社員を抱える必要がなく経費を抑えられるという利点があるからです。

実際にあなたが持っているプログラミングスキルや、実績のあるエンジニアとして仕事内容で検索してみると数多くの案件が掲載されていることでしょう。

それだけエンジニアの需要は高く、企業はあなたの力を求めているということですね。

案件によっては単価が見合わない場合もあるので、案件内容の詳細はきちんと確認して応募をしましょう。

紹介や口コミを利用する

あなたの友人や知人、同業の企業からの「紹介」や「口コミ」で案件を獲得できることもあります。

あなたがエンジニアとして会社で働いていた場合、同業者と一緒に働く機会もあったはずです。その人脈を活かして自分をアピールすることで、仕事をもらえることもあります。

例えば、あなたが在籍していた会社のお得意様や同業者から信頼を得ていた場合、独立を期にお得意様経由で新たな案件が飛び込んでくるケースも珍しくありません。

それには、何よりも「紹介したい」と思ってくれるような信頼を得る必要があります。

技術力のほかにエンジニアの必須スキルでもあるコミュニケーション能力が必要と言えるでしょう。

エージェントに登録する

フリーランスエンジニア向けのエージェントに登録することも仕事を獲得する有効な手段の一つです。

なぜなら、エージェントに登録することによって面談を通してあなたに最適なフリーランス案件を紹介してくれるからです。

例えば、自分で行動してアピールすることは根気と労力が必要ですが、エージェントに登録すればそれらをエージェントが代行してくれます。

実際に利用するかは別として、登録だけしておくと後々役に立つこともありますよ。

フリーランスエンジニアが効率的に仕事を獲得するなら

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出典:フリーランスのミカタ

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まとめ

今回の記事では、フリーランスエンジニアの仕事内容をくわしく解説しています。

フリーランスエンジニアの職種は以下のを9つです。

  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • データベースエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • Webエンジニア
  • 組み込みエンジニア

上記の職種に応じたそれぞれのくわしい仕事内容、必要なスキルや気になる年収、月額単価もまとめました。

エンジニアはプログラミングという特別なスキルを活かした仕事内容なため、フリーランスとして独立したとしても、十分高収入を得ることができる職業です。

個人で仕事を獲得するためには、自分で行動しアピールすることで案件獲得していきましょう。

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