データベースエンジニアのフリーランス需要や案件を解説!必要スキルやなる方法、将来性も解説

データベースエンジニアのフリーランス需要や案件を解説!

データベースエンジニアとして働いている方や、近い将来データベースエンジニアになろうとしている方の中には、フリーランスになって今よりも稼ぎたいと思っている方も少なくないはず。

しかし、フリーランスは雇用が不安定な働き方です。それに、インフラ系エンジニアのフリーランスは数も限られるので、独立しようとしても、

「そもそもデータベースエンジニアはフリーランスの仕事があるの?」
「フリーランスになったところで稼げるの?」

と不安な部分が残ってしまいますよね。

データベースエンジニアは正社員よりもフリーランスの方が稼げます。ただし、フリーランスの案件は減少気味です。

そのため、データベースエンジニアに限らずフリーランスに独立するなら、自分のスキル・経歴でどれくらい稼げるか、どんな案件を獲得できるか具体的に見通しを立てたうえで独立することが大切でしょう。

そこで今回は、フリーランスのデータベースエンジニアの求人数や平均年収、求められるスキルなどについて解説します。

データベースエンジニアのフリーランス需要や求人数は?

まず、フリーランスを目指すにあたって把握しておくべきなのが需要です。需要が無い仕事を今から目指すのは危険でしょう。それでは、フリーランスのデータベースエンジニアの需要はどれくらいあるのか解説していきます。

データベースエンジニアのフリーランス需要

フリーランスに限らずデータベースエンジニアの需要は全体的に下がっています。

データベースエンジニアはこれまでだとインフラ側の仕事なので、開発職はあまり担当してきませんでした。しかし、DevOpsの考え方が広まり、開発と運用両方を兼ねたチーム形態でプロジェクトを進めることで、開発側がデータベースを設計・構築するケースが増えています。

インフラ側の視点で見ても、ネットワーク・サーバーを含めたインフラ全般をこなせるエンジニアが求められるようになっています。そのため、データベースしかスキルのないデータベースエンジニアは需要が下がっているのが現状。

従来のようなシステム開発の現場でのデータベース設計〜運用のような案件も減りつつあります。データベースエンジニアとして仕事を獲得するなら、開発、インフラ全般、クラウドのようにデータベース以外にも何かしらのスキルを持ったエンジニアを目指すべきでしょう。

データベースエンジニアのフリーランス案件・求人数

レバテックフリーランスで取り扱っているフリーランスの求人28,755件のうち、データベースエンジニアの案件は781件でした。100件単位で案件があることを考えると、多くはありませんが少なくもありませんね。

しかし、この数字は全てが従来のデータベースエンジニアの業務内容の案件ではありません。もちろんデータベースの設計業務もありますが、SQLを使ったデータ分析や、クラウドを使ったデータベース構築といった業務も含まれています。

従来のオンプレミス型のデータベース設計・構築案件は少ないです。このようにフリーランスの案件からも、データベースエンジニアにはデータベース以外のスキルが求められていることがわかります。

データベースエンジニアのフリーランス案件相場や平均年収は?

フリーランスとして独立しても思いの外稼げない人は少なくありません。実際のところデータベースエンジニアはどれくらい稼げるのでしょうか。

それでは、フリーランスのデータベースエンジニアの案件単価の相場や平均年収を見ていきましょう。

案件単価の相場

レバテックフリーランスに掲載されているフリーランスのデータベースエンジニアの求人の案件単価の平均値は66万円でした。ちなみに最高で145万円、最低で32万円となっており、データベースエンジニアの案件単価は幅が広いことがわかります。

平均値にあたる66万円前後の求人を見てみると、従来のデータベースエンジニアの業務であるオンプレミス型のデータベースの設計・構築の案件が中心です。上流工程をこなせれば、平均程度の単価が期待できると思っても問題なさそうですね。

平均年収

データベースエンジニアの平均年収は先ほど紹介した単価から考えると大体750万円〜800万円程度でしょう。ちなみに一般企業で働くデータベースエンジニアの平均年収は489万円。

フリーランスに独立するだけで年収が1.5倍ほどになります。年収ではなく手取りで考えても580万円〜600万円程度。正社員より稼げるのは確かなので、データベースエンジニアがフリーランスに転身するメリットは大きいと言えるでしょう。

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データベースエンジニアのフリーランスになるために必要なスキル

データベースエンジニアは年収面などでフリーランスを目指すメリットが大きいです。しかし、求められるスキルが身に着いていないと案件を獲得できません。

それでは、フリーランスのデータベースエンジニアに必要なスキルを確認しましょう。

コミュニケーションスキル

データベースエンジニアは基本的に1チームに1人配属されて、データベースに関する一連の業務を担当します。チームにいるデータベースの専門的な知識を持っているのは自分ひとりだけなので、チームのメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、ベストな提案をする必要があります。

特にインフラは設計ミスが許されません。そこでコミュニケーションミスが起こると、サービスの運用が開始されてから欠陥によるトラブルが発生してしまう可能性があります。

したがって、データベースエンジニアには必ず周囲のエンジニアと円滑に連携を取れる能力が必要です。

開発・言語

ここからはデータベースエンジニアに必要なスキルというよりは、データベースの知識を身に着けたうえで、追加で持っていると良いスキルを紹介します。まず稼げるデータベースエンジニアを目指すのに身に着けておくと良いのがプログラミングの知識です。

データベースエンジニアの需要が下がっている理由の一つに、開発職がデータベースなどインフラの構築を行う企業が増えていることが挙げられます。しかし、このような企業で働くエンジニアのスキルは開発の経験がメイン。

データベースをはじめ、インフラに関する専門的な知識は、インフラエンジニアとして働いてきた人の知識に劣るでしょう。そこでデータベースの経験が豊富なデータベースエンジニアが開発スキルを身に着ければ、データベースをはじめインフラ構築の場面で活躍できるはずです。

インフラ全般(クラウドの知識があるとなお良し)

先ほど解説したように、現代ではデータベースエンジニアよりもインフラ全般を一通り構築できるインフラエンジニアが求められています。そのため、データベースだけでなくサーバーやネットワークの経験も積んで、一通りインフラの設計・構築ができるエンジニアを目指すのも一つの手です。

また、コスト的な面からインフラにオンプレミスではなくクラウドを採用する企業が増えています。そのため、クラウドでのインフラ構築経験があると、より活躍の場が広がるでしょう。

データサイエンス

ビッグデータ活用の場面で、データベースやSQLに関する知識が豊富なデータベースエンジニアの需要は高くなっています。フリーランスのデータベースエンジニアの高単価案件も、データ分析の経験が求められる求人ばかりです。

プログラミングに数学、統計学と学ばなければいけないことは多いですが、今まさにトレンドの技術ですし、学ぶ価値は大きいでしょう。

フリーランスのデータベースエンジニアになる前の注意点

フリーランスのデータベースエンジニアになる前に把握しておくべき注意点はいくつか存在します。独立に失敗しないように、注意てもしっかり確認しておきましょう。

最低でも1年は経験を積む

比較的経験が浅くても担当できる運用・監視案件でも最低1年の実務経験は必須なので、今すぐフリーランスになりたくても1年は辛抱しましょう。ただ、フリーランスは今持っているスキルを切り売りして働くのが基本。

下流工程の経験しかないと、上流工程へのスキルアップが難しく、いつまでも安い単価のまま働かなければいけなくなってしまいます。したがって、先ほど解説したようにできるなら3年以上、上流工程の実務経験を積んだうえで独立してください。

従来のデータベースエンジニア案件は減少傾向

何度も解説してきましたが、従来のようなシステム開発の現場におけるオンプレミス型のデータベース構築の需要は下がっています。その代わりにクラウドを使ったデータベース構築ができるエンジニアなど、データベース以外にもスキルを持っているエンジニアが求められているのが現状です。

データベースのスキルしかないと、応募できる案件がより狭まり、自分が希望する条件に合った案件が見つかりにくくなるでしょう。したがって、先ほど紹介したクラウドやプログラミングなど、データベース以外にももう一つスキルを身に着けたうえで独立しましょう。

得意とするデータベースを持っておくべき

データベースの操作は種類によって異なります。そのため、一つのデータベースに特化してスキルを磨くと、より需要のあるデータベースエンジニアを目指せます。

定番だとOracleやMySQL業務用システムでよく採用されるSQL Serverなど、参画する現場を選んで着実に一つのデータベースのスキルを磨きましょう。データベースにおいても実務経験があるのと無いのとでは仕事の獲得しやすさが変わってきます。

したがって突き詰めるデータベースに関しては、全く業務で触れたことのないデータベースを1から学ぶのではなく、実務で触れたことのあるデータベースから突き詰めるものを選びましょう。

データベースエンジニアでフリーランスになるには?

それでは、フリーランスのデータベースエンジニアになるには、どのようにキャリアを形成すれば良いのでしょうか。データベースエンジニアの定番のキャリアルートを紹介します。

STEP1:運用・監視の経験を積む

まずは運用SE、インフラエンジニアとしてデータベースの運用・監視の経験を積むことからスタートします。

運用・監視業務は24時間体制で行うものなので、深夜シフトになってしまうこともあるかもしれません。ただ、運用・監視経験すらないと案件を獲得できないので、地道に経験を積みましょう。

STEP2:上流工程に挑戦する

目安としては3年ほど運用・監視業務を経験したら、設計や構築などの上流工程を任せてもらえるようになります。上流工程の経験があるかどうかで、案件の単価や応募できる数が大きく変わります。

フリーランスに独立するつもりなら基本的にはここまでのルートをクリアすることを目標に業務に取り組みましょう。

STEP3:得意なデータベースを一つ作る

フリーランスでは、データベースごとに案件が用意されているので、得意なデータベースを持っていると案件が獲得しやすくなります。

業務で使うデータベースの種類は、勤務先次第な面が大きいので、業務を通して得意なデータベースを見つけましょう。また、データベースにこだわりがあるなら資格の取得も検討してみてください。

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STEP4:独立する

フリーランスのデータベースエンジニアとして働くために必要なスキルが身についたらいよいよ独立です。

念の為貯蓄に余裕を持ったうえで、フリーランスのエージェントに登録するなどして、自分に合った案件を探しましょう。

フリーランスのデータベースエンジニアは未経験からでも目指せる?

未経験からいきなりフリーランスを目指そうとする人も少なくないはず。しかし、データベースエンジニアはじめ、インフラエンジニアは1回のミスが大きな命取りになってしまうため、フリーランスで未経験者の採用を行っていません。

加えて、データベースエンジニアは特に専門性が高いジャンルです。そのため、実務経験が少ないエンジニアでも案件を獲得しにくいでしょう。

これまで解説したように、最低でも3年、上流工程の経験を積んだうえで独立するのが無難です。

未経験からデータベースエンジニアは不可能?理由や必須キャリアとスキルも紹介

フリーランスのデータベースエンジニアに将来性はある?

専門性の高い分野に進むうえで心配なのが将来性ですよね。正直なところ、データベースの知識しかないデータベースエンジニアの将来性はあまり期待できないでしょう。

徐々にSEやインフラエンジニアなど、別の職種の業務のうちにデータベース関連業務が当たり前に含まれるようになってきているのが現状。

どうしてもデータベースだけの仕事がしたいなら、もしかするとフリーランスではなく正社員を目指したほうが満足のいく働き方ができるかもしれません。

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フリーランスのデータベースエンジニア以外にも道はある!

データベースに関わる仕事を続けたいなら、データベースをメインとするのではなく、業務の一つとしてデータベースの知識が求められる職種を目指すのも一つの手です。

フリーランスとして需要がある仕事は以下の通り。

  • プログラマー
  • インフラエンジニア
  • データサイエンティスト
  • クラウドエンジニア

データベースはシステムの核となるので、どんな現場でもデータベースの深い知識と経験は役に立ちます。1から新たにスキルを身に着けなければいけないのが大変ではありますが、これらの職種も検討してみてください。

まとめ

フリーランスのデータベースエンジニアのデータベースに特化した案件は年々減少していくでしょう。その代わり、データベースに加えてクラウドなどの知識が求められる案件が増加傾向にあります。

したがって、フリーランスに独立するなら、データベースエンジニアとしての実務経験だけでなく、もう一つの職種での実務経験も積む必要があるでしょう。これを考えると、データベースエンジニアとして独立できるするには長い道のりになります。

しかし、データベースエンジニアの案件は100万円超えも多く高単価です。大変ではありますがその分見返りも大きいので、データベースや開発などの知識を磨いて、稼げるフリーランスを目指しましょう。

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