インフラエンジニアとは?平均年収や資格、将来キャリアパスまで解説

IT関連における仕事で最も需要の高い職種がインフラエンジニアです。そこで今回は、インフラエンジニアの基礎情報から年収や将来性に関するまで詳しく解説します。

昨年、通商産業省は「IT人材需給に関する調査」という調査報告書の中で2030年に約79万人のIT人材が不足すると警鐘を鳴らしています。

このIT関連における仕事で最も需要の高い職種がインフラエンジニアです。そこで今回は、インフラエンジニアの基礎情報から年収や将来性に関するまで詳しく解説します。

インフラエンジニアとは?

「インフラ」とは「インフラストラクチャー」のことで日本語にすると「基盤」になります。従ってインフラエンジニアとは、「ITサービスの基盤を作るエンジニア」のことを指します。

インフラエンジニアの意味

世間一般に「インフラ」と言うと電気、ガス、水道、電車のような公共サービスを指します。これは生活をする上で必須の基盤であるため、総称して「インフラ」と呼ばれています。

同様にITサービスの世界では、IT機器類がネットワークで繋がるシステムを「インフラ」と呼びます。そしてこのインフラを作り上げるエンジニアを「インフラエンジニア」といいます。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの主な仕事内容は、下記の3つです。

  • システムの設計
  • 設計したシステムの構築
  • 構築したシステムの運用

それぞれ解説していきますね。

システムの設計

システム設計とは、インフラの規模と予算、スケジュールを決定します。ユーザー数や通信容量を見積ってサーバー機器やネットワーク経路を設計します。

万一、ユーザー数が許容量を超えた場合の対処方法もインフラエンジニアの仕事です。

設計したシステムの構築

システム構築とは、先に説明したシステム設計に基づき、サーバー機器類の設置やネットワークの接続、ソフトウェアのインストールなどを行うことを指します。

また、設計したインフラサービスが正しく稼働するかの動作チェックも行います。

構築したシステムの運用

システム運用とは、クライアントに納品したインフラサービスが24時間365日稼働するように監視・運用します。

障害が発生した場合は、真っ先に原因究明と障害復旧を担当。一般的にシステム運用は開発メンバーとは別の専任メンバーが行います。

インフラエンジニアの平均年収

年齢年収
20代300万円〜400万円
30代350万円〜400万円
40代400万円〜700万円

20代はインフラエンジニアの基礎を学ぶ期間のため、先輩エンジニアの指示を基に補助的な設計を担います。

一方、30代はインフラエンジニアの独り立ちも終えて安定的に会社に貢献できる年代です。更に仕事の質も求められる年代となり、若手エンジニアを育てながら自己のステップアップも考える必要があります。

40代はインフラエンジニアも円熟期となり、自身のキャリア選択が必要になります。更にスキルを磨いてスペシャリストを目指すのも良し、マネジメント能力を高めてゼネラリストを目指すこともできます。

この年代になると人によって仕事のスケール差が出て来ますので年収にも幅があります。更なる収入を目指すコースとしてフリーランスを狙うことも可能です。フリーランスとなると年収1000万円以上がベースになると言われています。

インフラエンジニアに必要な3つのスキル

インフラエンジニアに必要なスキルは、主に下記の3つです。

  • コミュニケーション能力
  • クラウドに関するスキル
  • 英文のリーディング能力

それぞれ解説していきますね。

コミュニケーション能力

インフラサービスの構築は、ネットワークやサーバー機器だけで無く、セキュリティやソフトウェアのスキルが求められるため、様々の技術者と進捗確認や課題共有等ができるコミュニケーション能力が必要です。

スキル②クラウドに関するスキル

物理サーバーは設置場所やコストの関係から仮想サーバーにシフトしています。これに伴ってインフラエンジニアは、仮想サーバーを構築するためのクラウドスキルが求められています。

スキル③英文のリーディング能力

インフラサービスの構築には、ネットワーク機器やサーバー機器に加えてさまざまなソフトウェアを扱います。

これらの機材を扱うためには、操作マニュアルやインストールマニュアル等を読みこなす能力が必要です。機材のマニュアル類は英語であることが殆どですので英文のリーディング能力が必須となります。

インフラエンジニアの資格おすすめ3選

インフラエンジニアになるために必須な資格はありません。しかしながら、未経験からインフラエンジニアを目指す方や転職を計画している方は取得して置くことが望ましい資格を説明します。

おすすめ資格①:シスコ技術者認定CCNA

シスコシステムズ社は世界最大手のネットワーク機器メーカーです。この企業が運営するネットワーク技術の認定試験が世界標準です。

本認定試験は5つに分類されており、CCNAは上から4番目のレベルに位置しております。注意すべき点として本認定試験は有効期限があり、3年で失効します。

したがって、3年毎に同試験あるいは上位レベルの試験に合格することが必要です。ITの世界は日進月歩であるため、日々、新しい知識を獲得していくという方針が理にかなっています。

おすすめ資格②:シスコ技術者認定CCNP

本認定試験は上述した「シスコ技術者認定CCNA」の上位試験となります。大規模ネットワークの構築を目指すエンジニアに向けた認定試験です。
CCNPは上から3番目のレベルに位置しております。

本認定試験は受験資格があり、CCNAの取得が義務づけられています。ネットワークのスペシャリストに相応しい試験といっても過言ではありません。

おすすめ資格③:LinuC(リナック)レベル1

本資格は3年前に始まったLinux技術者認定試験です。正式名はLinuC(リナック)と呼びます。本認定試験は3つに分類されており、レベルは上から3番目のレベルに位置しています。

Linux技術者認定試験は2種類存在し、今回ご紹介したLinuC(リナック)は日本市場向けの認定試験です。もう1つの世界市場向けの認定試験はLPIC(エルピック)です。認定試験の知名度は LPICですが、今後の流れを注視する必要があります。

インフラエンジニアの将来キャリアパス

スペシャリスト

スペシャリストは、これまで携わって来たプロジェクトの知識や経験を生かして更に高度な分野を目指すことです。

自己スキルの棚卸しをして自分が目指す分野を把握する必要があります。特にセキュリティの分野は日々進化しているため、関連知識を絶えず習得することが求められます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトが納期通りに円滑に進めるため、技術者の取りまとめをする職種です。

本職はマネジメント能力が必須ですがそれぞれのメンバーの話を聞き取るヒヤリング能力も必要です。各メンバーの得意なところを引き出して仕事に繋げることのできる人が適任者です。

まとめ

システムを作る上で、インフラの重要性は非常に高く、大規模システムになると必ずと言って良いほど欠かせないポジションになります。

市場においてもインフラエンジニアの需要は高く、エンジニアの中でも給与は高いです。これを機に、インフラエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

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