【完全ガイド】マークアップエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、必要なスキルも紹介

【完全ガイド】マークアップエンジニアとは?

インターネットの普及により、Webサイトを閲覧する機会が急速に高まっています。単に文章を掲載するだけでなく、見やすいデザインを考慮したり、どのデバイスでも閲覧できるようにするななどWebサイトの作り方も工夫が必要です。

工夫をこらしたWebサイトを作成するには、HTMLなどのマークアップ言語について理解して活用する必要があります。マークアップ言語を活用してWebサイトを作成するマークアップエンジニアは、Web開発でなくてはならない存在です。

そんなマークアップエンジニアについて知りたい人の中には、

「マークアップエンジニアってどんな仕事?」
「実際、年収はどれくらいなの?」
「マークアップエンジニアに必要なスキルは?」

など疑問に思っているでしょう。

マークアップエンジニアがWeb開発において大切な役割を担うとは分かっても、具体的にどんな作業をするのか知っておきたいですよね。年収や必要なスキルを考慮して、就職や転職を考えたいという人もいるはず。

そこで今回は、マークアップエンジニアの仕事について網羅的に解説していきます。マークアップエンジニアの仕事内容はもちろん、やりがいや年収、必要なスキルや資格についても紹介していきますね。

あなたがこの記事を読み終える頃には、マークアップエンジニアについて深く理解しているでしょう。マークアップエンジニアの仕事について知りたい方は、本記事を参考にしてください。

目次

マークアップエンジニアとは?

結論、マークアップエンジニアは「マークアップ言語の知識を持ち、それを活用して問題を解決する人たち」のことです。

そもそもマークアップエンジニアという言葉は、文章の構造やレイアウトを表現することを意味する「Markup(マークアップ)」と、「技術者」の意味を持つ英単語「Engineer(エンジニア)」が元になっているんですね。

コンピューターが文章を解釈しようとした場合、どの部分が見出しでどの部分が本文なのか、どの部分を強調させたいかなどを判別するために用います。

マークアップを表現するための言語を「マークアップ言語」といい、HTMLやXMLなどさまざまな種類があります。

マークアップ言語は、あくまで文章構造を表現するための言語であり、プログラムを動かすための言語ではありません。そのため、マークアップ言語はプログラミング言語とは異なるため注意してください。

さまざまな種類があるマークアップ言語ですが、この場合はHTMLが適切です。つまり、マークアップエンジニアは「HTMLを利用して、Webサイトを作成する人たち」という意味になります。

マークアップエンジニアの仕事内容

マークアップエンジニアが行う主な仕事内容は、下記の3つです。

  1. HTMLを利用したWebページ制作
  2. CSSを利用したWebページの装飾
  3. JavaScriptを利用した動的処理の作成

まず、HTMLを利用したWebページ制作はマークアップエンジニアのメインの仕事になります。さまざまなWebページを行き来できるのは、HTMLがあってこそです。マークアップエンジニアはタグの意味を理解し、適切な箇所にタグを設置しマークアップしていきます。

また、マークアップエンジニアはCSSを利用したWebページの装飾も行います。Webサイトを作成するには、必要な情報を掲載するだけでなく、「どのような見た目で掲載するか」が大切です。これを表現するための言語がスタイルシート言語で、現在ではCSSが広く利用されています。

さらに、JavaScriptを利用した動的処理もマークアップエンジニアの仕事の1つです。JavaScriptを利用すれば、Webサイトにアニメーション効果を付与したり、Webサービスが提供している機能(API)を利用できます。ほとんどのWebサイトでは必ずと言っていいほどJavaScriptが使われていて、JavaScriptに関する知識は必須です。

マークアップエンジニアの平均年収

年齢年収
20代250万円〜350万円
30代350万円〜500万円
40代600万円〜650万円

マークアップエンジニア(フロントエンドエンジニア)の年収は、20代で250万~350万、30代では350万~500万、40代では600万~650万程度です。ただし、スキルの程度によっては年収1,000万を超える場合もあります。

※平均年収のデータは、マイナビエージェント と 求人ボックスの情報を基にしています。

マークアップエンジニアに必要な言語

マークアップエンジニアに必要な言語は、マークアップ言語のみではありません。スタイルシート言語であるCSSや、プログラミング言語の中でもJanaScriptの習得が必要になるんですね。

会社や企業によってマークアップエンジニアの役割は多少異なりますが、一般的にWebサイト画面の制作全般を担うことになります。最近では、動画サービスの制作も多いことから動的な機能を付与するJavaScriptに関する知識やスキルも大切なんですね。

現場で活躍するマークアップエンジニアであれば、HTML・CSS・JavaScriptは習得すべき必須の言語と言えます。それぞれの言語が、作業において相互に作用するので並行して学んでいくのがおすすめですよ。

マークアップエンジニアに必要なスキル

マークアップエンジニアを目指そうか考えている人の中には、必要なスキルが気になる!という方もいるでしょう。主に、マークアップエンジニアに必要なスキルとして、

  1. Webサイトの制作スキル
  2. ライブラリ・フレームワークを扱う技術力
  3. コミュニケーションスキル

上記3つのスキルが挙げられます。

まず、マークアップエンジニア必須スキルの1つ目は、Webサイト作成に関わる複数の言語知識です。HTMLのようなマークアップ言語だけでなく、CSSやJavaScriptを理解しておけば、仕事がなくなる心配はありません。

また、ライブラリ・フレームワークの知識もマークアップエンジニア必須スキルの1つです。短期間でWebサイトが作成できるだけでなく、メンテナンスも楽にできることから、今日のWebサイト作成ではライブラリとフレームワークを利用するのが一般的となっています。

Webデザイナーとのコミュニケーションが欠かせないマークアップエンジニアにとって、コミュニケーションスキルは必須です。大規模なWebサイト制作の際は、複数のマークアップエンジニアと情報共有しながら仕事を分担します。仕事を円滑に進行させるためにも、周囲の人とコミュニケーションをとることを怠ってはいけません。

マークアップエンジニアにおすすめな資格

マークアップエンジニアは、資格を取得していなくてもなれる職業です。しかし、Web開発に関する資格を受験すれば、勉強した知識を仕事で活用できます。

そこで、マークアップエンジニアにおすすめな資格を3つ紹介していきます。おすすめの資格として、

  1. Webクリエイター能力検定試験
  2. HTML5プロフェッショナル認定試験
  3. 基本情報技術者

上記3つが挙げられます。

Webクリエイター能力検定試験とHTML5プロフェッショナル認定試験は、段階に応じて試験のレベルが分かれています。どちらも、マークアップエンジニアに大切なHTMLに関する知識やスキルにつながる内容になっていますよ。

また、IT技術に関する国家資格の一つで、IT技術の基本知識を有して実践利用できる人が対象です。上記2つの資格と比べて、Webに限らずIT技術に関する分野から幅広く問題が出題されるので注意してくださいね。

マークアップエンジニアとその他のエンジニアの違い

マークアップエンジニアは、エンジニアの中でもWeb画面の制作に特化した職種です。主にWebコンテンツの市場で活躍することが多いと言えるでしょう。

また、マークアップエンジニアは他のエンジニアと協力して仕事を進めていくことも多々あります。それぞれのエンジニアに仕事の特徴があり、活躍する市場も変わってくるんですね。

ITエンジニアを目指す方の中には、どのエンジニア職種を目指せば良いのか迷っている方もいるでしょう。そこで、マークアップエンジニアと他のエンジニアの違いについて紹介していきます。

同じITエンジニアの中でも、あなたに合った職種が見つかる可能性もあるので参考にしてみてください。

マークアップエンジニアとコーダーの違い

マークアップエンジニアはWebサイトを制作する職種なので、コーダーと同様の職種と考えている人も多いでしょう。ただ、それぞれの職種は役割が異なるんですね。

そもそもコーダーは、デザイナーの指示に沿ってコーディングをしていきます。コーディングの際には、アレンジを加えず指示書を守って忠実にコーディングすることが求められるんですね。

コーダーはHTMLやCSSを組み立てていく過程でJavaScriptなどを用いることは少なく、HTML・CSSで完結できる部分を担当する場合がほとんどです。オリジナリティや自分の意見を制作に持ち込むことはあまりないんです。

逆にマークアップエンジニアは、デザイナーの指示どおりにWebサイトを作るわけではありません。クライアントに合わせたサイトの目的を正しく理解して、SEO対策なども行ってより良いコンテンツを利用できるように制作を進めていきます。

SEOに限らずUIなどに関する知識も必要なマークアップエンジニアは、一般的にはコーダーよりもスキルが必要と言えるでしょう。扱えるスキルや知識量が増えていけば、マークアップエンジニアとしての価値も高まっていきますよ。

マークアップエンジニアとフロントエンドエンジニアの違い

フロントエンドエンジニアは、エンジニア職種の中でもマークアップエンジニアと仕事内容が似ているんです。他にも、Webコーダーがフロントエンドエンジニアやマークアアップエンジニアと似た役割を担っています。

そもそも、フロントエンドエンジニアが登場するまでフロントエンドの仕事を主に任されていたのはマークアップエンジニアでした。フロントエンドで要求されることが増えてきたことで、専門性に特化したフロントエンドエンジニアという職種が生まれたんですね。

また、フロントエンドエンジニアはマークアップエンジニアやWebコーダーのキャリアアップ後の職種でもあります。それぞれのエンジニアが、同じ現場で協力して作業することもあるんですね。

また、フロントエンドエンジニアについて詳しく知りたい方は以下の記事でも詳しく紹介しています。参考にしてみてくださいね。

【完全保存版】 フロントエンドエンジニアとは?【初心者必見】フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や年収、スキル、資格、将来性も解説

マークアップエンジニアとインフラエンジニアの違い

インフラエンジニアは、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどを含む総称です。そもそもインフラエンジニアとは、IT業務におけるインフラストラクチャを設計・構築・運用・メンテナンスまで行うエンジニアのことなんですね。

インフラエンジニアは名前の通り、インフラに関わるエンジニアというだけあって仕事内容は幅広いんですね。ネットワークの構築に関わるのはネットワークエンジニアですし、サーバーに関わるのがサーバーサイドエンジニアになります。

Webコンテンツの市場の中でも、ユーザーに触れる画面などのフロントエンドを担うのがマークアップエンジニアです。インフラエンジニアは、目に触れないバックエンド全般を担当する真逆の役割なんですね。

サーバーの保守に関わるインフラエンジニアの中には、サーバーに不具合があればすぐに現場に駆けつける必要がある方もいます。決して簡単な仕事ではありませんが、社会に対する貢献度も高くやりがいのある職種の1つです。

さらにインフラエンジニアについて深く知りたいという方は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

【完全ガイド】インフラエンジニアとは?【完全ガイド】インフラエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、必要なスキルも紹介

マークアップエンジニアとシステムエンジニアの違い

システムエンジニアという言葉は、エンジニア職種の中でもよく耳にするという方も多いでしょう。ITエンジニアの代表的な職種とも言えるのが、システムエンジニアです。

システムエンジニアは、名前の通りにコンテンツの核となるシステムの設計を担当しています。システムの設計は大きく分けると基本設計と詳細設計の2つに分けられているんですね。

中でも、主にユーザーの見える部分の仕様を考える基本設計ではそれぞれのエンジニアが関わり合うこともあります。ユーザーに見えるフロントエンド部分の中でも、画面制作に関わるマークアップエンジニアはWebコンテンツ制作の核となる存在です。

ただ、システムエンジニアはシステム設計の後にプログラムを作成し動作確認まで行います。システムエンジニアの仕事の中には、精密かつ地道な作業も多いのが特徴です。

さらにシステムエンジニアについて深く知りたいという方は、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

システムエンジニアとはどんな仕事?年収や資格、将来キャリアパスも紹介

マークアップエンジニアとデータベースエンジニアの違い

データベースエンジニアとは、データベースの開発・設計・管理などを行うエンジニアのことです。会社や企業の情報システムを支えるのに欠かせないのが、データベースエンジニアなんですね。

ITの活用が当たり前となった現在では、どの会社や企業でもインターネット上でのデータの管理や活用が欠かせなくなりました。データの活用に欠かせないデータベースは図書館のようなもので、常に整理しておくことで必要なデータをすぐに取り出すことが可能です。

また、データベースエンジニアは担当する業務内容によって以下の3職種に分類されます。

  1. データベース開発・設計者
  2. データベース管理者
  3. データベース運用者

それぞれの業務で扱う知識やスキルは異なりますが、データベースに関わるプロフェッショナルなのがデータベースエンジニアです。マークアップエンジニアとは、大きく業務内容や必要とされるスキルが変わってくるんですね。

さらにデータベースエンジニアについて知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。

今更聞けない!データベースエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、資格も紹介

マークアップエンジニアの仕事はきつい?やりがいはある?

もし、あなたがこれからマークアップエンジニアになろうか考えているのであれば、

「マークアップエンジニアの仕事に、やりがいはある?」
「実際、きつい仕事なんじゃ…?」
「マークアップエンジニアが、自分のやりたいことなのか考えたい。」

など気になる方もいるでしょう。人生の幸福度を左右する仕事のやりがいや、つらさは大事な判断材料になります。

そこでここでは、マークアップエンジニアの仕事はきついのか?ややりがいについて解説していきます。

仕事選びに大切なのは、仕事のメリットとデメリットの両方を踏まえて考えることです。マークアップエンジニアがあなたに合った仕事かどうかチェックしてみてくださいね。

マークアップエンジニアはきつい仕事?

調べてみたところ、マークアップエンジニアはきついと検索している人は一定数いるようです。ただ、なぜマークアップエンジニアはきつい印象を持たれているのか知りたいですよね。

マークアップエンジニアがきつい仕事だと言われている理由として、

  • 給料が低い
  • キャリアアップしづらい職種
  • CMSの進歩によって、将来性が見込みにくい

などが挙げられます。

実際、ITエンジニア全体の平均年収が500万円前後(2021年6月現在)の中、マークアップエンジニアの平均年収は450万円前後(2021年6月現在)と下回っています。もちろんスキルや実務経験、会社や企業によって給与は異なるので参考程度に捉えてくださいね。

また、マークアップエンジニアが主に扱うのは画面の表示に関する分野です。プログラムに関しては専門のエンジニアが担当し、デザインはWebデザイナーと仕事が分担されて周辺の技術を身に付ける機会が少ないこともあるんですね。

さらに、最近ではCMSを使うことで知識のない人でもWebサイトの作成ができるようになりました。上記の理由を踏まえると、Webデザインに特化しているなどの専門性がないマークアップエンジニアは需要が下がっていく傾向にあります。

マークアップエンジニアのやりがいは?

結論からいうと、マークアップエンジニアはやりがいのある仕事です。自身の専門スキルを追求して極めていくやりがいや、クライアントにコーディングしたWebサイトを使ってもらい感想を頂けることもあるでしょう。

また、Webサイト制作に関するプログラミング言語やライブラリなど、最先端の知識や技術に触れていたい人にもおすすめです。常に新しい知識や技術をキャッチアップすることは、あなたのキャリアアップにもつながる可能性があります。

さらにマークアップエンジニアには、SEO対策を踏まえてユーザーが使いやすいWebサイトを制作するスキルが求められます。だからこそ、SEOに関する分野を追求したいなどの1つのことを極めたい方も向いているでしょう。

マークアップエンジニアは、専門性を追求することも幅広い知識を身につけてマルチに活躍することもできる職種です。あなたのやりたいことや伸ばしていきたいスキルに沿ったマークアップエンジニアを目指してみてください。

マークアップエンジニアの将来性やキャリアパスは?

先ほど、CMSの台頭もありマークアップエンジニアの需要は下がっていく可能性もあると紹介しました。ただ、身につけていく知識やスキルの分野によって、キャリアパスや将来性も大きく変わってくるのも事実です。

仕事は、ただお金をもらうだけでなく生活の中でも多くの時間を費やします。あなたの生活における満足度を左右する大切な要素だからこそ、将来性や今後のキャリアパスは確認しておきたいですよね。

そこで、マークアップエンジニアのキャリアパスや将来性について詳しく紹介していきます。マークアップエンジニアの先のキャリアまで見据えていきたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

マークアップエンジニアに将来性はある?

IT技術の進歩や発達が急速に進む現在では、どのような仕事であっても将来性が必ずあるとは言い切れません。だからこそ仕事の需要がなくなっていくかもしれないというリスクと向き合うことも大切なんですね。

マークアップエンジニアの将来性を脅かす要因としては、以下のような理由が考えられます。

  • 技術の進歩によるコーディングの自動化
  • Webコーダーやマークアップエンジニアの増加による需要の低下

コーディングの自動化に関しては、マークアップエンジニアに限らずほとんどのITエンジニアが考慮すべき不安要素ですよね。また、同業者が増えれば独自性や自分自身に付加価値をつける必要があります。

マークアップエンジニアの将来性を高めていくのに大切なのは、周辺の業務にも参画していくことでしょう。周辺の業務とは、フロントエンドのマークアップ部分を担当するなどサイト制作以外の作業のことです。

また、他の職種へのキャリアアップも選択肢の1つになります。マークアップエンジニアのキャリアパスについては以下で詳しく紹介していきますね。

マークアップエンジニアのキャリアパス

マークアップエンジニアの業務も網羅できる職種として、フロントエンドエンジニアだと知っている方は多いでしょう。ただ、フロントエンドエンジニアにはどんなスキルが必要なのかや他のキャリアパスも確認しておきたいですよね。

そもそもキャリアパスには、キャリアアップという意味も含んでいます。現状の職種より知識やスキルが必要になることは前提に置いておきましょう。

マークアップエンジニアのキャリアパスとしては、

  • Webデザイナー
  • Webディレクタ
  • フロントエンドエンジニア

などが挙げられます。

それぞれのキャリアパスに必要なスキルや職種の特徴など、詳しく紹介していきますね。

Webデザイナー

1つ目のキャリアパスは、Webデザイナーです。その名の通り、Webサイトのデザインを考える職種で、クライアントの要望に沿ったデザインを提案します。

マークアップエンジニアと同じく、HTMLなどの言語知識を必要としますが、それ以外にもWebデザイナーになるには、いくつかの知識が必要です。例えば、UI・UXを意識したデザインの知識が挙げられます。

UI(User Interface)はユーザーとデバイスの「接点」を意味しており、Web開発においては画面上に表示されているWebサイトそのものです。Webデザイナーは、さまざまなユーザーに対して使いやすいレイアウトを構築するためのデザイン力(UIデザイン)が求められます。

一方、UX(User eXperience)はユーザーの「経験」を意味し、Webサイトの利用を通して「ユーザーがどのように感じたか」に注目するのがポイント。

Webデザイナーは、単にWebサイトを作るのではなく、Webサイトの利用を通してユーザーが感じることを基にして、レイアウトを構築するためのデザイン力(UXデザイン)も求められます。

ほかにもWebデザイナーは、PhotoshopやIllustratorなどの画像編集・加工ソフトを頻繁に用いるため、これらソフトウェアが使いこなせることが前提です。

Webディレクター

2つ目のキャリアパスは、Webディレクターです。ディレクターは「監督」「指導者」といった意味を持ち、Webサイト制作の陣頭指揮をとるのが主な仕事。

マークアップエンジニアやWebデザイナー、そのほかWebサイト制作に関わるメンバーの管理や予算・品質の管理などを行います。マークアップエンジニアと同様に、Web開発の知識が求められることはもちろん、ディレクター特有のスキルも必要です。

例えば、広告媒体としてのWebサイトを制作する場合は、より多くのユーザーを集客するため、マーケティングの知識が求められます。

また、クライアントの要望を正確に聞き出して最適なものを提案するため、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルも必要です。

フロントエンドエンジニア

キャリアパスの中でも、おすすめしたいのがフロントエンドエンジニアです。なぜなら、フロントエンドエンジニアの仕事は幅広く、肩書きにとらわれずさまざまな仕事や案件に関わることができるからなんですね。

しかし、フロントエンドエンジニアに必要とされるスキルは多いのも事実です。決して簡単な道のりではないですが、その先のキャリアパスまで見込むと目指す価値はあります。

フロントエンドエンジニアになるには、マークアップエンジニアのスキルにプラスして、

  • gitなどのバージョン管理ツールに関する知識
  • ReactなどJavaScriptのフレームワークを用いて、webアプリを制作可能
  • PHPやMySQLに関する知識やスキル

など上記の知識やスキルが必要になります。プログラミング言語への関わりが浅かったマークアップエンジニアの方の中には、難しそうと感じる方もいるでしょう。

ただ、会社や企業がWebマーケティングに特化しているなどの場合は、フロントエンドエンジニアに求められるスキルのハードルが低いこともあります。あなたが進もうとしているキャリアパスに、必要な知識やスキルを事前にチェックして身につけていってくださいね。

マークアップエンジニアになるためのロードマップ

先ほどおすすめの資格で紹介しましたが、マークアップエンジニアに必要な資格はありません。なので、必要なスキルを順番に身につけていくというのがマークアップエンジニアへの道のりとなります。

そこでここでは、マークアップエンジニアのロードマップをステップで紹介していきます。以下のステップに沿って、マークアップエンジニアを目指してみてください。

  • STEP1:HTML・CSSの基礎知識を身につける
  • STEP2:HTML・CSSを使って実際にWebサイトを作成できるようになる
  • STEP3:JavaScriptの基礎知識を身につける
  • STEP4:Webサイト内に動的な表現を作成できるようになる
  • STEP5:ポートフォリオなどを活用しながら、求人や企業に応募する

まず、HTMLやCSS、JavaScriptの知識を身につけるのであればProgateがおすすめです。Progateはプログラミング学習サービスで、動画で学んだ後に実践という工程を繰り返して知識やスキルを身につけることができますよ。

また、マークアップエンジニアの就職・転職活動の際にはポートフォリオが必要になるケースが多いでしょう。マークアップエンジニアのポートフォリオ作成方法については、以下で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

新卒からマークアップエンジニアになるには?

最近ではプログラミング学習サービスびの普及などにより、大エンジニアの仕事は身近に感じられるようになってきました。リサーチしたところ、会社によっては30万円以上の初任給を提示しているところもあるんですね。

実際に、新卒でマークアップエンジニアを採用している企業はあります。ただ、Webコンテンツ市場の求人はやはり経験者採用のケースがほとんどなのも事実です。

IT系の学部やWeb系の専門学校などで学んでいたのであれば、企業を探して応募してみましょう。もし専門的に学んだ経験がないのであれば、独学に頼らずスクールなどに通うのも1つの方法です。

実際にマークアップエンジニアの現場で必要とされるのはスキルです。どんな学習方法であってもスキルがあれば企業や会社に採用される可能性は高まります。

ただ注意して欲しいのは、実際の現場でしか学べない知識や実践経験もあるということ。まずはマークアップエンジニアを募集している企業に就職する上で有利なスクールの受講などがおすすめですよ。

未経験からマークアップエンジニアなるには?

そもそも、未経験からマークアップエンジニアを目指せるのか疑問に思っている方もいるでしょう。結論からいうと、未経験からでもマークアップエンジニアは目指すことができます。

Web業界での求人をチェックしてみると、やはり実務経験があるエンジニアや即戦力になる人材を優遇する傾向にあります。もちろん、マークアップエンジニアも同様です

ただ、どんなエンジニアの方も最初から経験者だったわけではありません。新卒や部署の異動など理由はさまざまですが、未経験の状態からマークアップエンジニアとして仕事に取り組んだでしょう。

だからこそ、未経験者であっても必要な知識とスキルがあればマークアップエンジニアになることはできます。まずは本記事で紹介しているマークアップエンジニアになるためのロードマップに沿って学習を進めていきましょう。

独学で目指せるかどうかは以下で詳しく解説しますが、分からないことを直接聞けるメンターができるのでスクールの活用がおすすめですよ。

独学でもマークアップエンジニアは目指せる?

未経験から独学でマークアップエンジニアになりたいのであれば、アプリやインターネット上の学習サービスを利用しましょう。最近では、progateやドットインストールなど学習サービスも充実してきています。

一般的なプログラミング言語を独学で習得するのは難しいですが、マークアップ言語であれば独学で学ぶことができます。独学で学習を進める上で、これ以上1人で学ぶのは難しいと感じたらスクールの活用やオンライン講座を受講する方法もあります。

上記でも紹介した通り、マークアップエンジニア未経験者であっても必要な知識とスキルを身につけることが大切です。あなたに合った学習方法を見つけてみてくださいね。

マークアップエンジニアになるためのおすすめ学習方法

実際、マークアップエンジニアになるために最適な学習方法が知りたいですよね。せっかくあなたの時間やコストを支払うのであれば、効率よく最短ルートを進みたいはず。

そこでここでは、マークアップエンジニアになるための学習方法を難易度別に紹介していきます。あなたの知識の習熟度や、スキルに合わせて学習方法を選んでみてくださいね。

  • 初級:Progateなどの学習サービスを活用
  • 中級:オンラインスクールを受講する
  • 上級:書籍を活用する・スクールの講師などメンターに直接教えてもらう

基礎知識が身についていなければ、まずはアプリやインターネット上の学習サービスで学んでいきましょう。中には無料のサービスもあるので、ハードルは高くありませんよ。

また、中級・上級ではスクールに通うなどしてメンターを作ることを強くおすすめします。書籍を読んでも、内容を理解できなければ本末転倒ですからね。

マークアップエンジニアにおすすめの学習本

新しい知識やスキルを身に付ける手段の1つが、書籍で学習する方法です。今では電子書籍の普及によって、読みたい!と思ってすぐ購入することができおすすめです。

プログラム言語に関する書籍は、現場のエンジニアの方にとっても難解なものもあります。そこでここでは、マークアップエンジニア初中級者の方にもおすすめできる学習本を紹介していきます。

マークアップエンジニアにおすすめできる学習本の1つ目が、「いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本 人気講師が教える本格Webサイトの書き方」です。

すぐに使えるHTMLやCSSの基礎がしっかりと学べる入門書で、実際にサイトを作りながらスキルを身につけていくことができます。しっかりと文法を学んで。HTMLを使いこなしたい人におすすめの1冊です。

また、Javascriptについて学んでいきたい方には、「確かな力が身につくJavaScript「超」入門」もおすすめの1冊になります。

先ほど紹介した「いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本」と同様に読みやすく、とにかく丁寧な解説でしっかりと学べる1冊になっています。

また、JavaScriptの学習本については以下の記事でも詳しく紹介しています。参考にしてみてくださいね。

【2021年最新】Java学習本/参考書おすすめ10選!初級、中級、上級別に紹介

マークアップエンジニアのポートフォリオの作り方

ITエンジニア未経験の方の中には、ポートフォリオが必要かどうか疑問に思っている方もいるでしょう。最近では、エンジニアにもポートフォリオを求める会社や企業が増えてきていて、必要になるケースが多いんですね。

会社や企業にとって、知識やスキルがあるといえど未経験の人を採用するのはリスクです。未経験の人の中でも、どの程度技術や意欲があるのか判断するのにポートフォリオは使われているんですね。

ただ、そもそもポートフォリオを作ったことがない人も少なくないでしょう。ポートフォリオは、一般的にデザイナーが作成するものでハードルが高そうですよね。

結論から言うと、マークアップエンジニア未経験のポートフォリオはレベルが高い必要はありません。あなたがどんな知識を身につけ学んできたのかや、スキルがあることを証明できればいいんですね。

もちろん、簡易的なポートフォリオでもいいという訳ではありません。あなたが何をできるのか、実績や制作物を掲載したポートフォリオを作成するようにしましょう。

まとめ

今回は、マークアップエンジニアの仕事について解説しました。マークアップ言語は一般的なプログラミング言語と比べると習得しやすく、学習することでエンジニアを目指すきっかけになる方もいるでしょう。

さまざまなIT技術の進歩や、技術者の数も増加傾向にありエンジニアの今後は誰にも予想することはできません。それは、マークアップエンジニアも同様です。

ただ、あらゆる職種の中でもマークアップエンジニアはやりがいも可能性もあるお仕事です。もし、マークアップエンジニアを目指そうか悩んでいるのであれば、仕事内容や収入などあらゆる側面から総合的に判断してみてくださいね。

本記事は、マークアップエンジニアに関する多くの疑問を解決できる内容となっています。マークアップエンジニアについて知りたい方は、本記事を参考にしてください。

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