アプリエンジニアとはどんな仕事?年収や将来性、未経験からの転職法も紹介

「アプリエンジニアって何する仕事なの?」
「目指したいけど、年収や将来性が気になる…」
「就職や転職するにはどうしたらいいの?」

と悩んでいませんか?

アプリエンジニアという言葉の響きから「何か良さそう!」と感じている方も多くいますよね。

しかし、目指すなら実際に稼げるのか、今後の需要は大丈夫なのかなどの詳しい事情は知っておきたいはず。

そこで今回は、アプリエンジニアを丸裸。仕事内容から将来性、なるために必要なスキルや就職・転職のロードマップまで詳しくご紹介します。

この記事を読めば、アプリエンジニアへの理解はもちろん、あなたが目指すべき最適な職業なのかも決められるようになりますよ。

アプリエンジニアとは?

アプリエンジニアとは、スマホ専用のアプリやWeb上で使えるショッピングサイト、企業の経理システムといった業務アプリなどの設計・開発・動作確認を担当する技術者を指す言葉です。

別名、アプリケーションエンジニアともいわれていますね。

アプリエンジニアは、個人から法人といった幅広い依頼主の要望に沿い、パソコンやスマホなどのあらゆる電子機器で使えるアプリの開発を担当します。

そのため、「誰に向けどんなアプリを設計・開発できるか」次第で仕事の幅や報酬はさまざまです。

自身のスキルが物をいうエンジニアというわけですね。

アプリエンジニアの仕事内容

アプリエンジニアが行う主な仕事内容は、下記の4つです。

  1. アプリの設計
  2. プログラムの開発
  3. 開発したプログラムの実装テスト
  4. 実装したアプリの点検・保守

アプリエンジニアは1~4の手順に沿って仕事を行います。

そのため、1つひとつの仕事をバラバラに理解するのではなく、1~4の流れで頭に入れるとイメージしやすいですよ。

ではそれぞれ解説していきますね。

1.アプリの設計

まず、アプリエンジニアは依頼主の要望を考慮し、「どんなアプリを作るのか」を企画・設計します。

完成形のイメージがないまま手探りでアプリを作り始めては、依頼主の要望に応えられなかったり、開発へ余計な手間や時間がかかる可能性も高くなりますからね、

そのため、作り始める前にアプリにどのような機能を盛り込むか、どんなデザインにするかなどの企画を練るわけです。

作るアプリの仕様や機能が具体的にイメージできてから開発し始めることで、依頼主の要望に沿うアプリを効率的に作れます。

2.プログラムの開発

作るアプリのイメージができたら、企画・設計に沿ってアプリのプログラムを開発します。

ただ依頼主の要望に応えるだけでなく使いやすさを考慮して開発できるかは、アプリエンジニアの腕次第です。

いくら高性能なアプリが作れても、使いづらくては宝の持ち腐れですからね。

開発スキルはもちろんですが、「アプリは使うために作る」というのを念頭に置きながら開発進められるかが重要です。

3.開発したプログラムの実装テスト

アプリエンジニアの仕事は、「アプリを開発したら終わり」なんてことはありません。

開発したプログラムが設計通りの仕様になっているか、問題なく使えるかどうかの実装テストもアプリエンジニアが担当する重要な仕事の1つです。

もしかしたら設計内容に漏れや不足点があるかもしれません。テストの中で不足点や問題があればすぐさま修正作業を行います。

念入りなチェックは、依頼主との良好な信頼関係に、仕事の獲得や継続にも繋がりますよ。

4.実装したアプリの点検・保守

実装したアプリを定期的に点検・保守するのも、アプリエンジニアの仕事です。

アプリエンジニアは設計から開発・テストといった実装前だけでなく、実装後のメンテナンスも担当します。

とはいえ、アプリエンジニアは点検・保守の計画を立て、作業自体は専門のエンジニアが行うというケースが一般的ですね。

企画・設計から開発・テスト、点検・保守と、アプリ作りに必要な工程を一貫して担うのがアプリエンジニアなのです。

アプリエンジニアの平均年収

アプリエンジニアの仕事内容が理解できた方の中には、

「アプリエンジニアの年収ってどれくらいなの?」

と気になっている方もいますよね。

下に、アプリエンジニアの平均年収を、システムエンジニア・会社員全体の年収と比較できるようまとめてみました。

平均年収
アプリエンジニア 約451万円
システムエンジニア 約551万円
会社員の平均年収 約436万円

出典元:ITスキル研究フォーラム「IT技術者向けスキル診断 2016年度調査レポート」「平成29年 賃金構造基本統計調査」厚生労働省国税庁「令和元年分 民間給与実態統計調査」

上の表から、アプリエンジニアの平均年収は一般会社員の年収よりも高く、システムエンジニアよりも低い年収に位置しているのがわかります。

これは、アプリエンジニアの報酬が開発するアプリの規模やどんな依頼主(個人または法人)なのかによって変動するためです。

また、コンサルティングやマネジメントといった上流工程の仕事ができるアプリエンジニアは、平均以上の年収を獲得しています。

つまり、アプリエンジニアの年収は自身が担当できる仕事の幅やスキルはもちろん、所属する会社の方針によって異なるわけです。

アプリエンジニアに必要な言語

「アプリエンジニアに必要なプログラミング言語ってどれだろう?」

と疑問を感じている方も多いはず。

どの言語を学んだら良いかなんて、経験者でもなければ見当もつかないですよね。

そこで、下にアプリエンジニアへ必要なプログラミング言語をまとめました。

必要なプログラミング言語
Androidアプリの開発 Java・Kotlin
iOSアプリの開発 Swift
Webアプリの開発 PHP・Ruby

上の表を見て気付いた方もいるかもしれませんが、アプリエンジニアに必要な言語は担当する仕事によって異なります。

そもそも、プログラミング言語は何かを作るために使うもの。何を作るか次第で必要な言語は違います。

そのため、アプリエンジニアにおいても「どんなアプリを作るか」によって必要な言語が異なるわけです。

上記のプログラミング言語をまんべんなく学ぶのも良いですし、1つの開発言語に特化して極めてみるのもおすすめですよ。

アプリエンジニアに必要なスキル

上記で解説したアプリエンジニアの仕事を卒なく行うためには、次3つのスキルが必要です。

  • 開発スキル
  • 情報収集スキル
  • 論理的思考力

アプリエンジニアの仕事内容を頭に思い浮かべながら読んでいただくと、必要なスキルのイメージが湧きやすくなりますよ。

ではそれぞれ解説していきます。

開発スキル

開発スキルは、アプリエンジニアに必須のスキルです。

上記でも解説しましたが、企画・設計に沿ったアプリの開発は、アプリエンジニアが担当する仕事の1つですからね。

また、多くのアプリエンジニアはネット上にあるツールを活用してアプリ開発を行います

今はわざわざお金をかけなくても、アプリ開発に必要なツールをネットで手に入れられますからね。

中には、統合開発環境(IDE)と呼ばれる複数の開発ツールを1つにまとめたお得ボックスもあります。

使い方次第では効率的に開発を進められますよ。

情報収集スキル

適切な情報を素早く収集できるスキルも、アプリエンジニアに必要なスキルの1つです。

そもそも、ITの世界では日々たくさんの新しい技術やツールがものすごい速さで生まれています。

今日までの当たり前が明日には覆されている、なんてことは決して珍しくありません。

そのため、IT業界で働く方々へ要求されるスキルも変化を続けています。

情報収集を怠れば、自身の成長が止まりキャリアや報酬に響くだけでなく、卒なくやれている今の仕事にも支障が起きかねません

アプリエンジニアとして活躍し続けるのであれば、適切な情報を素早く収集できるスキルは必須といえるのです。

論理的思考力

論理的思考力(物事を順序立てて考える力)も、アプリエンジニアに必要なスキルの1つです。

考えが矛盾や飛躍することなく物事を順序立てて考えられなくては、プログラミング言語を用いたコーディングはもちろん、アプリの設計や開発は務まりません

設計に矛盾があっては依頼主からの理解は得られませんし、順序がめちゃくちゃなコーディングではそもそもシステムを構築できませんからね。

また、依頼主と円滑なコミュニケーションを取るためにも、論理的思考力は重要です。

意見が取引先へずれなく伝わるからこそ、良好な信頼関係が築けます。

論理的思考力は、アプリエンジニアが仕事を行う上で根幹となるスキルといえますね。

アプリエンジニアに資格は必要?

結論、アプリエンジニアになる上で必要な資格はありません

アプリエンジニアの仕事に「この資格がないとできない」といった業務はないからです。

しかし、資格は就職や転職、フリーランスとして案件を獲得する際などで信頼へ繋がる武器になります。

そのため、自身をアピールする武器の1つとして資格を取得しておくのも良いですね。

ちなみに、取得する資格は特に信頼性の高い次の6つがおすすめです。

  • 基本情報技術者
  • システムアーキテクト
  • Android技術者認定試験
  • App Development with Swift
  • オラクル認定Javaプログラマー
  • Python3エンジニア認定基礎試験

「自分に資格は必要なのか?」を考えた上で、取得に動き出すと良いですよ。

アプリエンジニアとその他のエンジニアの違い

「エンジニアの職種ってたくさんあるみたいだけど、違いがよくわからない…」

システムエンジニアやインフラエンジニア・Webエンジニアなど、エンジニアは職種ごとに名前がわかれているものの、一見するとややこしいですよね。

しかし、エンジニアの名前が何を基準にわけられているかがわかれば、このややこしさは解決できます。

結論、エンジニアの名前は担当する仕事によってわけられています。

そのため、エンジニアごとの仕事内容が理解できれば、自然と区別できるようになるわけです。

前置きが長くなりましたが、ここからはアプリエンジニアとの違いに焦点を当てながら、ほかのエンジニアの仕事内容を紹介していきます。

ぜひ、上記を頭に入れながら読み進めてみてください。

アプリエンジニアとシステムエンジニアの違い

アプリエンジニアとシステムエンジニアの違いは、アプリに関する設計・開発・点検を担当するか、情報システムに関する設計・開発を担当するかです。

簡単にいうと、「アプリを作るか情報システムを作るか」の違いですね。上記でも解説した通り、エンジニアによって担当する仕事は異なります。

そのため、アプリを担当するのがアプリエンジニア、情報システムを担当するのがシステムエンジニアと覚えておくとわかりやすいですよ。

ちなみに、「システムエンジニアの仕事にアプリエンジニアの仕事が含まれる」との認識もあるため、アプリエンジニアはシステムエンジニアの一部と捉えても問題ないでしょう。

アプリエンジニアとインフラエンジニアの違い

アプリエンジニアとインフラエンジニアの違いは、アプリに関する設計・開発・点検を担当するか、システムの基盤となるサーバーの構築を担当するかです。

このように、アプリエンジニアと並べてインフラエンジニアを紹介すると、「じゃあインフラエンジニアはサーバーを作るのが仕事なんだ!」と思う方もいるかもしれませんね。

しかし、インフラエンジニアはサーバーを作るのが仕事ではありません。

もともと作ってあるサーバーを組み立てる(構築する)のがインフラエンジニアになります。

具体的には、サーバーの購入からWindowsやデータベース、必要なアプリのインストールまでを行うわけです。

そのため、アプリを作るのがアプリエンジニア、サーバーを組み立てるのがインフラエンジニアと覚えておくとわかりやすいですよ。

アプリエンジニアとWebエンジニアの違い

アプリエンジニアとWebエンジニアの違いは、アプリに関する設計・開発・点検を担当するか、Webシステムの開発・点検を担当するかです。

ちなみに、WebエンジニアはWebシステムの開発に関わる技術者を指す総称のため、どの開発工程を担当するかで名称が異なります。

利用者の目に見えないサーバーやデータベースの処理を行うバックエンドエンジニアや、利用者の目に見えるサイトの仕様や使い勝手をより良くするフロントエンドエンジニアなどが代表的ですね。

アプリを担当するのがアプリエンジニア、Webシステムを担当するのがWebエンジニアと覚えておくとわかりやすいですよ。

アプリエンジニアの労働環境

「実際にアプリエンジニアとして働いている人の声が聞きたい!」

とアプリエンジニアの実態が気になっている人は多いはず。

アプリエンジニアを目指すなら、事前に働いている人の感想や意見を聞いておきたいですよね。

そこで下記からは、アプリエンジニアとして働く人の口コミを紹介しながら、その実態に迫っていきます。

アプリエンジニアってつらいの?

上記の口コミから、アプリエンジニアは仕事自体の辛さよりも、求められるスキルレベルは上がっているから辛いという側面の方が強いようです

また、0からアプリを開発するには相応の経験やスキルを積み重ねなくてはなりません。

アプリエンジニアには、ただ依頼主の要望の応えるだけでなく、依頼主では気が付かないより良い提案ができる幅広い知見や経験が必要になりますね。

アプリエンジニアのやりがいは?

スマホ利用者が増えていることから、「スマホアプリ」という大きな市場で活躍できるのはアプリエンジニアのやりがいに繋がりますね

もちろん、理想の仕事や報酬が獲得できるかは、自分のスキル・実績次第です。

とはいえ、社会全体に求められる仕事ができるのは、大きなやりがいになりますね。

アプリエンジニアの今後や将来性、需要は?

結論、アプリエンジニアの需要は現在、そして今後も増加する可能性が高いです。

先でも軽く触れましたが、スマホを利用する人は年々増えており、それに伴いアプリ開発のできるエンジニアを求める企業も増えています。

そのため、アプリ開発に関わる仕事が減る可能性は低いといえるわけです。

とはいえ、アプリエンジニアなれば理想の仕事や報酬が約束されるとは限りません。

アプリエンジニアの需要が高くなればなるほど、目指す人も増えるため、競争も激化しますからね。

理想の生活ができるかは、上記で解説した3つのスキル(開発・情報収集・論理的思考力)はもちろん、積み上げた実績次第です。

各々の理想次第ではありますが、Webアプリやスマホアプリ・業務系アプリなど、さまざまな用途で利用できるアプリの開発技術を習得しておくと良いですね。

また、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントといった上流工程の仕事に必要なコミュニケーション・マネジメント能力も磨いておくと、選べるキャリアの幅も広がりますよ。

アプリエンジニアへ就職・転職するためのロードマップ

いざアプリエンジニアへ就職・転職しようにも、道のりがわからなくては目指しようもないですよね。

また、アプリエンジニアになるなら、遠回りせずできれば最短で職に就きたいと望んでいる人は多いはず。

そんな方は、次のロードマップを参考にアプリエンジニアへの就職・転職を目指すと良いですよ。

上画像を見ればわかるように、アプリエンジニアへの就職・転職を目指すなら、アプリやシステム開発をメインに行う企業を狙うのがおすすめです。

もちろん、アプリ開発に必要な基礎知識やプログラミング言語を自ら学んだ上で就職・転職するのも良いですね。

アプリエンジニアが行う開発・点検・保守といった仕事は、実務でないと経験が積めないものでもあります。

そのため、アプリやシステム開発をメインに行う企業への就職、またはシステムエンジニアWebエンジニアとして経験を積んだ後にアプリエンジニアへ転職すると良いですよ。

独学でもアプリエンジニアへ就職・転職できるの?

結論、独学のみでアプリエンジニアへ就職・転職するのは困難といえます

上記でも解説したように、アプリエンジニアの仕事は実務を通じて経験を積まないと身につかないものだからです。

そのため、アプリ開発に必要な基礎知識やプログラミング言語を自ら学んだ上で就職・転職を目指すと良いですよ。

未経験からでもアプリエンジニアへ就職・転職できるの?

アプリエンジニアへの就職・転職は、未経験からでも可能です。

何かを始める、目指す時のスタートラインは誰もが未経験ですからね。

とはいえ、アプリエンジニアに関する知見やスキルが0の状態でいきなり就職・転職を目指しても、ポテンシャル採用を積極的に行う企業でない限りなれる可能性が低いケースもあります

そのため、不安な方はアプリ開発に必要な基礎知識やプログラミング言語を自ら学んだ上で就職・転職を目指すと良いですよ。

フリーランスのアプリエンジニアへ独立・転身できるの?

結論、アプリエンジニアがフリーランスとして独立・転身を果たすのは可能です

しかし、フリーランスのアプリエンジニアとして受けられる仕事は、在宅型よりも常駐型の案件が多くなります。

アプリの開発を1人で行うのは無謀ですからね。

そのため、チームでコミュニケーションを取りながら円滑に開発が進められるよう、フリーランスが受けられる案件の多くは常駐型になるわけです。

もちろん、在宅型の案件を受けられないわけではありませんが、上記の理由から獲得するのが難しいことは抑えておくと良いですよ。

まとめ

今回はアプリエンジニアの仕事内容から将来性、なるために必要なスキルや就職・転職のロードマップまで紹介しました。

アプリエンジニアは、現在はもちろん今後も需要が高まる魅力的な仕事です。

仕事の有無には困らないものの、理想の仕事や報酬を獲得できるかは、自分のスキル次第で決まります。

そのため、先のキャリアを見据えながら必要なスキルや実績、進むべき企業を選べると良いですよ。

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