孤独で責任重大?データベースエンジニアがきつい3つの理由と将来性について解説

孤独で責任重大?データベースエンジニアがきつい3つの理由と将来性

「データベースエンジニアはブラックな仕事が多い?」
「データベースエンジニアの仕事はキツい?」

など、データベースエンジニアになりたいけれども不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

データベースエンジニアはインフラ系のIT職の中でも特に専門性が高く、高年収が期待できる仕事です。

しかし、「データベースエンジニアはきつい」という声が多いのも事実なんですね。最初からきついことを知らずにデータベースエンジニアを目指すと精神的に苦しくなってしまう可能性が高いです。

お金ややりがいのためならいくらきつくても頑張れるという方もいるかもしれませんが、それでも思っていたのと違ったなどといった事態を避けるためにも、データベースエンジニアがどのようにきつい仕事かを知っておくべきでしょう。

そこで今回は、データベースエンジニアの仕事がきついと言われる理由や、きつい仕事に耐えてでも目指す価値のある仕事かどうかについて解説します。

そもそもデータベースエンジニアってどんな仕事?

データベースエンジニアはその名の通りデータベースの専門家です。データベースとは、システムのデータを保管する倉庫のようなもののことを言います。データベースの構造がシステムの仕組みに大きな影響を及ぼすので、データベースエンジニアは責任重大な仕事です。

データベースエンジニアは具体的にはデータベースの設計・構築や導入、チューニングなど。データベースエンジニアとしてプロジェクトチームに参画し、データベースに関連する業務を一通り請け負います。

データベースエンジニアの仕事内容はこちらで詳しく解説しているので、深く知りたい方はチェックしてみてください。

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データベースエンジニアはきつい?

データベースエンジニアの仕事は正直きついです。

まずデータベースエンジニアとして働けるようになるまでの道のりが長かったり、現場によっては休みがなかなか取れなかったりときつい理由は様々。

そのため、データベースエンジニアを目指していても途中で諦めてしまう人やキャリアチェンジをする人もよくいます。それでもどうしてもデータベースエンジニアになりたいのなら、多少はきついことを理解したうえで目指すのがおすすめです。

データベースエンジニアがきついと言われる3つの理由

それでは、データベースエンジニアはどうしてきついと言われるのでしょうか。きついと言われる理由は以下の3つです。

  • 基本的にデータベースエンジニアは一人だけ
  • 重大な情報を扱うので責任が重い
  • 正直地味なポジション

といったのが大きな理由ですね。それぞれを詳しく見ていきましょう。

基本的にデータベースエンジニアは一人だけ

データベースエンジニアが複数人雇われることはありません。基本的には単独でチームの中のデータベースの専門家として業務を行います。

そこでデータベースエンジニアの他にサーバーエンジニアなどインフラの専門家がいれば良いですが、開発だけのチームに一人で参画するとなると、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。

それに、一人で仕事をすると言っても、データベースに関する業務はたくさんあります。それ故に、業務過多で残業続きになってしまうことも少なくありません。

また、データベースエンジニアは基本一人で業務を行うので、相談相手もいません。万が一相談事がある場合チームのリーダーに相談する選択肢もありますが、リーダーは自分よりもデータベースに関して詳しくないケースの方が多いです。

そのため、業務で行き詰まったときに相談できず困ることもあります。一人で技術の壁にぶつかっていくのは想像以上に過去なので、あらかじめ理解しておきましょう。

重大な情報を扱うので責任が重い

データベースに格納するデータは、個人情報やシステムの核となるファイルなど重要なものばかりなので、データベースエンジニアにミスは許されません。

もし仮にミスをしてしまうと、個人情報の流失、システムダウンなどが起こり、会社自体が存続の危機になってしまう可能性もあるんですね。

またデータベースエンジニアを雇う余裕がある企業となると大手が中心。その分データが流出してしまった場合の損害も大きいでしょう。

したがって、データベースエンジニアになるにあたっては、正確さにこだわりすぎるくらいのスタンスで業務に取り組む必要があることを理解しておきましょう。

正直地味なポジション

データベースエンジニアに限らず、インフラ周りの仕事はどうしても地味と思われがち。実際にデータベースエンジニアの仕事は地味です。

データベースエンジニアの仕事は、監視・運用だとトラブルが無いかをチェックしたり、設計やチューニングだと設定などのデータを調整したりします。

開発のようにはっきりとした成果がわかりにくく、特に下流工程だとなかなか達成感が得られません。縁の下の力持ち、昔から地味なポジションに抵抗がない人に向いているかもしれないですね。

データベースエンジニアはやめとけという声も多い!

「本当にそんなにきついの?」
「まてまて。もっときつい仕事があるからそんなにきつくないでしょ?」

とここまで読み進めているあなたは思っていませんか?

実際にデータベースエンジニアとして働いている人の口コミもフリーランスのミカタでは徹底的に調査しました。その結果を元に、本当にきついのか?見ていきましょう。

データベースエンジニアの口コミを調査してみると、「データベースエンジニアが必要とされる現場が限られていて仕事が無い」「データベースだけでなくAI開発などのスキルが無いと高年収が期待できない」などといった声が見受けられました。

これまでデータベースエンジニアの仕事そのものがきつい理由を解説してきましたが、データベースエンジニアはやめとけという声が多いのはただ仕事がきついだけではなさそうですね。

年収を上げるにはデータベース+αのスキルが必要、大手なので倍率が高いなどといった条件があり、データベースエンジニアとして高年収を狙うにはエンジニアとしてかなり優秀と言われるレベルのスキルが必要なことがわかります。

データベースエンジニアの仕事って割に合ってるの?

データベースエンジニアの仕事はきついうえにやめとけという声も多いです。そんな中で、あえてデータベースエンジニアを目指す価値はあるのでしょうか。

データベースエンジニアの年収を見て、仕事量・内容と給料が見合っているのかを考えてみましょう。

データベースエンジニアの平均年収は489万円

DODAが掲載しているデータベースエンジニアの求人から算出したデータベースエンジニアの平均年収は489万円でした。

ちなみにDODAが発表した「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」によると、2020年度の日本全体の平均年収は409万円。これと比べるとデータベースエンジニアは全体よりも少し年収が高めとわかります。

ただ、IT職でも専門性が高い仕事なのに思っているより低いと感じる方もいるのではないでしょうか。その理由としては、求人による年収の差が大きく、年収が低い仕事のほうが圧倒的に多いという原因が考えられるでしょう。

データベースエンジニアは運用レベルだと400万円台が相場。それに対して設計やチューニングなどが上流工程をこなせるレベルになると年収600万円以上、さらに+αのスキルがあると800万円〜900万円台、大手企業の求人だと1,000万円以上も期待できます。

ちなみにDODAが実施したアンケートによると、データベースエンジニアの年収データを見てみると、年収が300万円以上〜400万円未満の層が最も多く全体の25%を占めています。また、年収300万円〜600万円の層に集中しており、このラインだけで63%という状態。

それに対して年収800万円以上を稼いでいるのは全体の8%程度。このように、データベースエンジニアは稼げる仕事と言っても、データベースだけで高年収層に入ることができるのはほんの一部です。

次で詳しく解説しますが、データベースエンジニアの年収相場が下流工程で400万円、上流工程で600万円、上流工程+αのスキルで800万円となると、妥当な金額でしょう。したがって、データベースエンジニアは特に精神的にきつい部分はある仕事であっても、その分しっかりと給料は受け取れる仕事と言えます。

参考:https://doda.jp/guide/zukan/050.html

マネジメント職、開発職などとの年収を比較

データベースエンジニアはIT業界の他の仕事と比べてどれくらいのポジションにある仕事なのでしょうか。マネジメント職や開発職など他の職種とも比較してみましょう。

【ITエンジニアの職種別平均年収(年収順)】

  • プロジェクトマネジャー:664万円
  • プリセールス:658万円
  • ITコンサルタント:584万円
  • IT戦略/システム企画:575万円
  • 研究開発:544万円
  • データサイエンティスト:516万円
  • システム開発/運用:473万円
  • サーバーエンジニア:463万円
  • ネットワークエンジニア:455万円
  • パッケージ導入/システム導入:452万円
  • スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア:443万円
  • 制御系ソフトウェア開発:427万円
  • Webサービスエンジニア:419万円
  • SE/プログラマ:417万円
  • テクニカルサポート:409万円
  • 運用/監視/保守:381万円
  • デバッグ/テスター:379万円
  • ヘルプデスク:349万円

引用:ITエンジニアの年収はどのくらい?給料アップを目指す方法と考え方┃DODA

先程解説しましたが、データベースエンジニアの平均年収は489万円でした。データベースエンジニアは専門性の高く、インフラの基幹となるデータベースを取り扱う責任も伴う仕事です。

年収で見ると管理職や研究職には及びませんが、開発職の中では待遇が良く、IT業界全体で見ても高年収な仕事とわかります。したがって、データベースエンジニアはもちろん大変ではありますが、きつくても稼ぎたい方におすすめの仕事と言えます。

そもそもデータベースエンジニアは将来性のある仕事なの?

これまでデータベースエンジニアの仕事の需要について見てきましたが、目指すに当たって最も大事なのが将来性です。将来性がない仕事だと、データベースエンジニアになれるだけのスキルを身に着けた頃には仕事がない、稼げないということが想定されます。

それでは、データベースエンジニアの将来性についてわかりやすく解説していきますね。

クラウド化が進んでいて、クラウドの知識が無いエンジニアは生き残りにくい

データベースのクラウド化は世界中で進んでおり、アメリカの調査会社ガートナーによると、2022年までに世界中のデータベースのうち75%がクラウドにデプロイもしくは移行するとされています。

もちろんオンプレミス型にもメリットはあるので、データベースエンジニアの需要が0にはならないでしょうが、それでも需要が年々減っていくことが予測されます。

日本は海外と比べて、保守的な社風の企業が多かったり、クラウドに詳しいエンジニアの確保が難しかったりするので、クラウドへの移行は難航している模様。しかし、どの企業もクラウドの導入に対して後ろ向きという訳ではありません。

災害時のバックアップや導入スピードの速さから、いずれクラウドを導入したいと考えている企業は多いです。それに加え、先ほど解説した通り、現代ではデータベースエンジニアというよりは、インフラ周りの業務を一通りこなせる人材が求められている状況。

そこでクラウドを使いこなせて特にデータベースに強いエンジニアという立場を確立すれば、仕事に困らないどころか、高年収が期待できるでしょう。

参考 全データベースの75%が、2022年までにクラウドにデプロイあるいは移行される。米ガートナー予測<br /> Publickey

データベースエンジニアの求人や平均年収については、下記の記事で詳しく解説していますので、興味がある方は是非参考にしてくださいね。

データベースエンジニアの求人は少ない?平均年や収おすすめサイトも紹介データベースエンジニアの求人は少ない?平均年収やおすすめサイトも紹介

大量のデータを使いこなせるエンジニアは今後さらに需要が高くなっていく見込み

データベースエンジニアに対しては、大量のデータを使いこなせる能力も求められるようになってきています。実際にデータベースエンジニアの高年収案件は、ビッグデータ系の案件が多いです。

そのため、データベースエンジニアからAIエンジニアになる人は年々増えています。AIエンジニアになるにはデータベースに加えて、ディープラーニングに関する知識が必要です。

ディープラーニングについて1から学ぶのは大変ですが、AI分野も勢いのある分野なので、学ぶ価値は大きいでしょう。

まとめ

データベースエンジニアは、責任が重いうえに仕事も見つかりにくいなどの理由からきついとよく言われています。それに、データベースのクラウド化が進んでいることから、データベースエンジニアの需要もクラウドに奪われつつあります。

そのため、稼げるデータベースエンジニアを目指すなら、現代ではクラウドやディープラーニングなど、データベース+αの知識が必要です。ただ他のエンジニアと比べると、データベースエンジニアすでにデータベースの知識があるので、クラウドエンジニアやAIエンジニアなど、今勢いのある仕事へスムーズにキャリアチェンジできます。

実際にこれらの仕事へのキャリアチェンジに成功している人も多いです。したがってデータベースエンジニアを目指すなら、データベースの知識を活かして働ける仕事も視野に入れつつ目指しましょう。

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