フリーランスエンジニアに資格は必要?レベル別におすすめ資格を紹介

「フリーランスエンジニアは資格を取った方がいいの?」
「フリーランスエンジニアにおすすめの資格を知りたい!」
「資格を取得するための勉強方法は?」

この記事を訪れたあなたはこのような疑問を持っているのではないでしょうか?

フリーランスエンジニアとして活躍するために、エンジニアの仕事に役立つ資格を探している方は多いでしょう。

そこで今回はフリーランスエンジニアおすすめの資格9選を紹介!レベル別のおすすめ資格から、資格を取得メリット、勉強方法まで解説します。

この記事を読めば、あなたのレベルにあった資格や効率的に学習できる方法を理解できますよ。

それでは参ります。

フリーランスエンジニアに資格は必要?

フリーランスエンジニアになるために必須の資格はなく、一切資格を持っていなくてもフリーランスエンジニアは名乗れます。

フリーランスの場合は自分で仕事を受注しなければなりませんが、スキルや実績をアピールして受注に繋げるのが一般的です。

クライアントが仕事を依頼する際には「アプリケーションの開発経験がある」「Javaを用いた開発経験3年以上」など、実際に何ができるかを判断基準としています。

スキルや実績をアピールできれば、資格がなくてもフリーランスエンジニアとして活躍できるといえるでしょう。

ただし、資格を取得することにはメリットもあるので次の解説で詳しく解説していきますね。

フリーランスエンジニアが資格を取るメリット

資格がなくてもフリーランスエンジニアとして活躍できますが、資格によってアピールできることもあります。

フリーランスエンジニアが資格を取るメリットは以下の3つです。

  • 知識や向上心の証明になる
  • スキルアップに繋がる
  • 仕事の幅が広がる

それぞれのメリットについてひとつずつ解説していきます。

知識や向上心の証明になる

資格は知識を持っている証明になります。クライアントの中には知識が不足しているエンジニアだと見抜けずに仕事を依頼し、苦い思いを経験した人もいるでしょう。

そういったクライアントに対しても、資格があれば知識の証明になり安心材料になります。

また、資格を取得するためには勉強する必要があるため、積極的に学べる向上心を持っていると証明できます。

「がんばります!」と口で言うよりも、資格を取得した方がクライアントに対してエンジニアとしての向上心をはっきりと示せるでしょう。

スキルアップに繋がる

資格の取得に向けて勉強すればエンジニアとしてスキルアップできます。アピールできるスキルや実績がほとんどない場合は、資格の取得を目標にして勉強を始めるのもひとつの方法です。

資格を取得する際に獲得したスキルをアピールして仕事の受注に繋げ、実績を増やせば他の仕事を受注できる可能性も高まるでしょう。

仕事の幅が広がる

資格を取得する過程でスキルを獲得すれば、エンジニアとしてできることが増えます。また、資格の有無を条件にしているような仕事にも挑戦できるようになるため仕事の幅が広がるでしょう。

エンジニアとしてやりたい仕事がある場合は、その仕事に必要な資格の取得を目指すのがおすすめです。

【初級】フリーランスエンジニアにおすすめの資格3選

いよいよここからは、フリーランスエンジニアにおすすめの資格9選をレベル別に紹介していきますね。

フリーランスエンジニアにおすすめの資格のうち、初級者向けとして以下の3つの資格をご紹介します。

エンジニアの基礎的な知識を持っているとアピールできる資格のため、エンジニアの登竜門として取得を目指すと良いでしょう。

ITパスポート試験

ITパスポート試験
出典元:【ITパスポート試験】情報処理推進機構 – IPA

ITを活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

出題範囲はAIなどの新しい技術に関する知識や経営全般、IT、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野にわたります。

どのような職種でも活用できる知識のため、エンジニアとして活躍するなら最低限知っておくべき知識だといえるでしょう。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし7,500円随時受験日の3か月前100時間

受験料が5,700円から7,500円に改定され、令和4年4月以降実施の試験から新料金7,500円が適用されます。

試験は月に数回実施されており、前日まで申し込み可能です。

応募条件はなく、合格率は50%前後となっています。前提知識を持たない場合の勉強時間目安は約100時間と言われており、毎日5時間勉強すれば1か月程度です。

口コミ

関連する知識を元々持っていると少し楽なようです。範囲が幅広いので、勉強を始めてみると前提知識のある範囲が見つかるかもしれません。

基本情報技術者

出典元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験

上位者の指導の下に情報技術を活用した戦略立案やシステムの設計・開発・運用ができると証明する国家試験です。

出題範囲はコンピュータシステムや開発技術からマネジメントの知識まで幅広いのが特徴となっています。

基礎がしっかりと身につくため、ITエンジニアとしてキャリアをスタートしたい方におすすめの資格です。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし7,500円年2回(4月/10月)受験日の3か月前200時間

受験料が5,700円から7,500円に改定され、筆記により実施する試験は令和3年度秋期試験、CBT方式で実施する試験は令和4年4月以降実施の試験から新料金7,500円が適用されます。

応募条件はありませんが、合格率が20~30%と低くしっかり勉強しなければ合格できない試験です。

前提知識を持たない場合の勉強時間目安は200時間と言われています。毎日5時間勉強すれば1~2か月程度ですが、仕事の合間に勉強する場合はそれなりの期間がかかるでしょう。

口コミ

朝の時間を試験勉強にあてて基本情報技術者の資格を取得した方もいるようです。勉強する時間帯を決めて習慣にするのは良い方法かもしれませんね。

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019

出典元:ORACLE MASTER Portal – be an ORACLE MASTER-|オラクル認定資格制度|Oracle University

ORACLE MASTERはOracle Database の管理スキルを証明する資格として 27 万人を超えるエンジニアから選択されてきた資格です。

ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階があるため、最も難易度の低いブロンズから取得してみましょう。

ITエンジニアとして必要な Oracle Database に関する基礎知識があることや、データベースの日常的な運用管理についての基本を理解していることを証明できます。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし32,340円受験チケット購入後6か月以内随時40時間

「ORACLE MASTER Bronze 12c」の取得には「12c SQL基礎」と「Bronze DBA 12c」の両方への合格が必要でしたが、2020年1月より「ORACLE MASTER Bronze DBA 2019」が導入されました。

「ORACLE MASTER Bronze DBA 2019」は「Bronze DBA Oracle Database Fundamentals」への合格のみで取得できます。

オラクル認定システム (CertView) 経由でピアソンVUE社に申込む形式で、テストセンターまたはオンラインでの受験となります。

口コミ

ORACLE MASTERブロンズの試験勉強は暗記がメインとなっているようですね。実務経験がなくても勉強すれば取得できるという声も多いので、挑戦してみると良いでしょう。

【中級】フリーランスエンジニアにおすすめの資格3選

フリーランスエンジニアにおすすめの資格のうち、中級者向けとして以下の3つの資格をご紹介します。

初級者向けよりもワンランク上の資格なため勉強時間の確保が必要ですが、確実にスキルアップに繋がるでしょう。

応用情報技術者

出典元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:応用情報技術者試験

基本情報技術者のワンランク上にあたる国家資格です。

独力で情報技術を活用した戦略の立案や、信頼性・生産性の高いシステムの構築、安定的な運用サービスの実現ができると証明します。

技術から管理、経営まで幅広い知識と応用力が身に付くため、スキルアップのためにも取得を目指してみると良いでしょう。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし7,500円年2回(4月/10月)受験日の3か月前200時間

受験料が5,700円から7,500円に改定され、令和3年度秋期試験から新料金7,500円が適用されます。

応募条件はありませんが、合格率が20%前後と低く、基本情報技術者の資格を持っている場合の勉強時間は200時間が目安です。

基本情報技術者の資格を取得せずに前提知識なしでいきなり応用情報技術者の資格を取得する場合は、さらに時間がかかるでしょう。

口コミ

記述式の問題が難しいようですね。単なる暗記ではなく、しっかりと理解しながら勉強を進めることが大事になるでしょう。

AWS認定 クラウドプラクティショナー

出典元:AWS Certified Cloud Practitioner

AWS(Amazon Web servic)とは多くの企業で利用されているクラウドサービスです。AWS認定資格はAmazonの公式認定資格でAWSを扱うスキルを持っていると証明できます。

AWS認定資格は11種類あり、最初は基礎コースの「クラウドプラクティショナー」を受験するのがおすすめです。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
13歳以上11,000円随時随時50時間

AWS認定資格は種類によって概要が異なるため、今回は「クラウドプラクティショナー」に絞って表を作成しました。

13歳以上であれば受験できますが、18歳未満の場合は親権者の同意が必要です。

受験日はピアソンVUEあるいはPSIから申込む形式で、テストセンターまたはオンラインでの受験となります。

ITパスポート試験や基本情報技術者に合格している場合は50時間ほどの勉強時間で充分だと言われていますが、IT関係の知識がない場合は100時間ほどかかるかもしれません。

口コミ

最初は分からないことも多そうですが、得られる知識が多いぶんかなり勉強になるでしょう。

LinuC(Linux技術者認定資格)レベル1

出典元:IT資格といえば LinuC | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan

オープンソースであるLinuxは、コンピューターのアーキテクチャから学んで本質的な技術力を身につけるのに最良のOSです。

様々なITサービスを支える技術でもあるため、全てのIT技術者に求められる技術力を証明できる認定資格です。

LinuCはレベル1~3がありますが、下位レベルの認定を受けないと上位レベルを受験できないため、まずはレベル1から受験しましょう。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし16,500円受験チケット購入後1年以内随時1~3か月程度

LinuCはレベルによって概要が異なるため、今回はレベル1に絞って表を作成しました。

受験日はピアソンVUEから申込む形式で、テストセンターまたはオンラインでの受験となります。

勉強時間目安は公式ホームページで初めての方の場合は1~3か月程度と公表されていますが、1日何時間を想定しているのか明らかにされていません。

仮に1日1時間勉強するとしても、3か月間毎日勉強すると約90時間になるため、100時間はかかるといえそうです。

口コミ

この方は2か月半の勉強時間で合格されたようです。公式ホームページで公表されている「1~3か月程度」という勉強時間目安はある程度参考になると言えるでしょう。

【上級】フリーランスエンジニアにおすすめの資格3選

フリーランスエンジニアにおすすめの資格のうち、上級者向けとして以下の3つの資格をご紹介します。

上級者向けでかなり難易度の高い資格ですが、取得すれば仕事の幅が広がるほか、信頼度が格段に上がります。

システム監査技術者

出典元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:システム監査技術者試験

情報処理技術者向けの国家資格のなかでも高度な知識・技能を証明する資格です。

情報システムにまつわるリスクを分析し、コントロールを点検・評価・検証して、説明責任を果たす監査人や情報システム責任者などを目指す方に最適となっています。

試験は午前と午後に分かれており、午後は記述式の問題です。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし7,500円年1回(10月)受験日の3か月前100時間以上

受験料が5,700円から7,500円に改定され、令和3年度秋期試験から新料金7,500円が適用されます。

応募条件はありませんが、合格率が20%以下と低く難易度の高い試験です。

前提知識を持っている場合でも勉強時間は100時間必要だと言われています。前提知識を持たない場合は初級~中級の資格を取得するための勉強時間も必要になると覚悟しましょう。

口コミ

多くの資格を持っている方でもシステム監査技術者は3回受験するまで受かっておらず、かなり難易度の高い資格のようです。

ネットワークスペシャリスト

出典元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ネットワークスペシャリスト試験

情報処理技術者向けの国家資格のなかでも高度な知識・技能を証明する資格です。

ネットワークの固有技術からサービス動向まで幅広く精通し、目的に適合した大規模かつ堅牢なネットワークシステムを構築し運用できると証明します。

ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし7,500円年1回(4月)受験日の3か月前60時間以上

受験料が5,700円から7,500円に改定され、令和4年度から新料金7,500円が適用されます。

応募条件はありませんが、合格率が20%以下と低く難関の試験です。

前提知識を持っている場合でも勉強時間が60時間は必要だと言われています。前提知識を持たない場合は初級~中級の資格を取得するための勉強時間もかかるでしょう。

口コミ

3回受けて合格しており一発合格の難しい試験だと分かります。根気強く勉強を続けることが大切です。

ITストラテジスト

出典元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ITストラテジスト試験

情報処理技術者向けの国家資格のなかでも高度な知識・技能を証明する資格です。

事業企画、業務改革推進、情報化企画、製品・サービス企画などの部門において、ITを活用した基本戦略の策定・提案・推進を遂行できると証明します。

ビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す方に最適な資格です。

概要

応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
条件なし7,500円年1回(4月)受験日の3か月前100時間以上

受験料が5,700円から7,500円に改定され、令和4年度から新料金7,500円が適用されます。

応募条件はありませんが、合格率が20%以下と低く難易度の高さがうかがえますね。

前提知識を持っている場合でも勉強時間は100時間必要だと言われています。前提知識を持たない場合は初級~中級の資格を取得するための勉強時間も必要になると覚悟しましょう。

口コミ

中小企業診断士とITストラテジストの親和性が高いようです。既に中小企業診断士の資格を保有している方はITストラテジストの勉強がしやすいかもしれませんね。

フリーランスエンジニアが資格を取得するためのおすすめ勉強方法3選

フリーランスエンジニアにおすすめの資格9選をご紹介しましたが、「どうやって勉強すればいいの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。

おすすめの勉強方法3選は以下のとおりです。

ひとつずつ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

資格取得向けのスクールに通う

独学が苦手な方には資格取得向けのスクールに通うのがおすすめです。

オリジナルの教材が提供されるため、教材選びで失敗するリスクがないのは嬉しいですよね。資格取得に向けたカリキュラムが組まれており、計画的に学習を進められるのもメリットです。

通学形式や通信形式のスクールがあるため、自身の利用しやすい形式を選択すると良いでしょう。

こちらの記事でおすすめのスクールを紹介していますので参考にしてください。資格取得向けのスクールに絞らず、エンジニアとしてのスキルを身につけられるスクールを幅広く紹介しています。
→Coming Soon

参考書で独学する

資格に対応した参考書が数多く出版されているため、独学でも資格取得を目指せます。

インターネット上のレビュー等を参考にしながら自身のレベルに合った参考書を選択しましょう。

独学の場合は教えてくれる人がおらず、自分で理解するしかないため、レベルの合っていない参考書を選択すると行き詰まってしまう可能性があります。

とはいえ、自分のペースで好きな時間に好きな場所で学習を進められるのは大きなメリットですね。スクールに通うよりも費用を抑えられるのも嬉しいポイントです。

Webサイトを活用する

プログラミング学習サイトを活用するほか、オンライン講義を受講できるUdemyなどの動画サイトを活用して学習する方法があります。

「基本情報技術者試験ドットコム」など資格取得のサポートを目的としたサイトもありますので、探してみると良いでしょう。

過去問題を公開している場合も多いため、資格の公式ホームページもチェックするのがおすすめです。

まとめ

今回は、フリーランスエンジニアにおすすめの資格9選をご紹介しました。まとめると以下のようになります。

難易度試験名応募条件受験料受験日受験申し込み開始勉強時間目安
初級ITパスポート試験7,500円随時受験日の3か月前100時間
基本情報技術者7,500円年2回(4月/10月)受験日の3か月前200時間
ORACLE MASTER Bronze DBA 201932,340円受験チケット購入後6か月以内随時40時間
中級応用情報技術者7,500円年2回(4月/10月)受験日の3か月前200時間
AWS認定 クラウドプラクティショナー13歳以上11,000円随時随時50時間
LinuC(Linux技術者認定資格)レベル116,500円受験チケット購入後1年以内随時1~3か月程度
上級システム監査技術者7,500円年1回(10月)受験日の3か月前100時間以上
ネットワークスペシャリスト7,500円年1回(4月)受験日の3か月前60時間以上
ITストラテジスト7,500円年1回(4月)受験日の3か月前100時間以上

どの資格も勉強時間がかなりかかりますが、そのぶん得られる知識も多いでしょう。エンジニアとしての知識を身につけたい方や仕事の幅を広げたい方はぜひ挑戦してみてください。

この記事がフリーランスエンジニアとしてのスキルアップに役立てば幸いです。