カスタマーエンジニアとはどんな仕事?年収や必要なスキル、将来性も紹介

「カスタマーエンジニアってどんなことをするの?」
「カスタマーエンジニアの仕事ってきつい?」
「カスタマーエンジニアになるにはどうしたら良いの?」

と疑問に思っていませんか?

カスタマーエンジニアに興味はあるけど、実際の仕事内容や年収、どんなスキルが必要なのかなどぼんやりとしか把握できていないのではないでしょうか。

カスタマーエンジニアに関して詳しく知ることができれば、あなたが目指すべき職業なのか判断できるはず。

そこで今回はカスタマーエンジニアについて徹底的に解説します。仕事内容や年収、将来性はもちろん、他のエンジニアとの違いや向いている人、転職する方法まで詳細にお伝えしますね。

この記事を読めば、カスタマーエンジニアに関して詳細に知れ、あなたが目指すべき職業なのかどうかの判断材用になりますのでぜひ本記事を参考にして下さい。

目次

カスタマーエンジニアとは?

カスタマーエンジニアとは、改札機・コピー機といったハードウェアの設置やその内部にあるシステム(ソフトウェア)の運用・保守を担当する技術者です。

そもそも、各エンジニアが担当する仕事はシステム開発の工程によってわけられています(上画像)。

システムエンジニアやネットワークエンジニアが開発したシステムを現場へ設置し、実際に稼働するまでの点検作業を担うのが、カスタマーエンジニアというわけです。

また、稼働したシステムの定期的なメンテナンスはもちろん、システムに不具合やトラブルが生じた際もカスタマーエンジニア対処・解決にあたります。

いわばカスタマーエンジニアは現場監督。利用者に近い立場でシステムの保守・点検を行う欠かせない存在です。

カスタマーエンジニアの仕事内容

カスタマーエンジニアの主な仕事内容は下記の3つです。

  • システム機器の設置
  • システムの導入支援
  • システムの保守・点検

冒頭で挙げた例も踏まえ、それぞれ詳しく解説していきますね。

システム機器の設置

システム機器の設置は、カスタマーエンジニアが担当する仕事の1つです。具体的には、カスタマーエンジニアは次の流れでシステム機器の設置を行います。

  1. システムエンジニアが開発した製品システムを所定の場所へ設置
  2. システムが正常に稼働するか動作確認を行う
  3. 依頼主に製品を引き渡す

また、空調設備の手配や電源増設の相談など、設置する前に工事の必要が出てくるケースもあります。

そのため、カスタマーエンジニアには電気工事が行える知見とスキルが求められるのです。

システムの導入支援

カスタマーエンジニアは、依頼主に対してシステムの導入支援も行います。

導入支援とは、設置するシステムの設定や操作方法を依頼主へ説明する仕事です。

依頼主の多くは、カスタマーエンジニアほどシステムに対して専門的な知識を持ち合わせていませんからね。

そのため、カスタマーエンジニアがいなくても依頼主が製品システムを安全かつ円滑に使えるよう、ナビゲートするわけです。

カスタマーエンジニアの仕事には、依頼主へのわかりやすい説明と丁寧な対応も必要になりますね。

システムの保守・点検

上記でも解説しましたが、システムの保守・点検はカスタマーエンジニアが担う重要な仕事です。

依頼主へ納品する製品システムは、一般的な家電と違い、機能を維持するために定期的な保守が必要になります

そのため、カスタマーエンジニアは製品システムを納品した後も、月に1度はシステムの点検を行うわけです。

もちろん、システムにトラブルが発生した際はすぐに現場へ急行します。

ちなみに、企業のデータセンターへ導入する製品システムを納品した場合は、24時間の保守・点検が必要です。

その際、カスタマーエンジニアは三交代勤務で設置場所に常駐し、製品システムの監視を行います。

カスタマーエンジニアの保守・点検なくして正常なシステム稼働は難しいとも言えますね。

カスタマーエンジニアの平均年収

「カスタマーエンジニアの年収ってどれくらいなの?」

と気になっている方もいますよね。

下に、カスタマーエンジニアの平均年収をシステムエンジニア、会社員全体の年収とも比較できるようまとめました。

平均年収
カスタマーエンジニア 約489万円
システムエンジニア 約551万円
会社員の平均年収 約436万円

出典元:ITスキル研究フォーラム「IT技術者向けスキル診断 2016年度調査レポート」「平成29年 賃金構造基本統計調査」厚生労働省国税庁「令和元年分 民間給与実態統計調査」

上の表から、カスタマーエンジニアの平均年収は、会社員全体の平均年収よりも高い傾向にありますね。

一方、システム開発の上流を担当するシステムエンジニアよりは低い年収に位置します。

これは、システム開発においてどの工程を担当するかでエンジニアの平均年収が異なるためです。

とはいえ、カスタマーエンジニアの中でも、コンサルタントやマネジメントといった管理の仕事を担う人は平均以上の年収を獲得していますよ。

カスタマーエンジニアに必要なスキル

上記で解説したカスタマーエンジニアの仕事を卒なく行うためには、次3つのスキルが必要です。

  • コミュニケーションスキル
  • 故障診断(トラブルシューティング)スキル
  • 自走力

カスタマーエンジニアの仕事内容を頭に思い浮かべながら読んでいただくと、必要なスキルのイメージが湧きやすくなりますよ。

ではそれぞれ解説していきます。

コミュニケーションスキル

依頼主と多くのやり取りを行うカスタマーエンジニアにとって、コミュニケーションスキルは必要不可欠な能力です。

一見、エンジニアは機械とにらめっこするのが仕事、人と関わる機会は少ないイメージがありますよね。

しかし、カスタマーエンジニアの仕事では、機械に向き合うのと同じくらい人とも多く関わります。

上記でも解説した通り、システム機器の設置から導入支援、保守・点検にいたる仕事は、依頼主とコミュニケーションを取りながらでないと進められませんからね。

そのため、カスタマーエンジニアには依頼主の相談に乗り解決策を提示するなど、依頼主と良好な信頼関係が築けるコミュニケーションスキルが求められます

また、信頼を構築する上では依頼主へ状況をこまめに報告・連絡・相談できるまめさも大切になりますよ。

故障診断(トラブルシューティング)スキル

故障診断(トラブルシューティング)スキルは、稼働中のシステム製品に不具合やトラブルが発生した際に必要となる能力です。

システムの保守・点検は、カスタマーエンジニアが担う大切な仕事の1つですからね。

そのため、カスタマーエンジニアには現状から発生した不具合やトラブルの原因を特定し、復旧を図るスキルが求められます

特に、「何が原因か?」を特定できる能力は、コンサルタントやマネジメントといった上流の仕事にも欠かせないスキルです。

カスタマーエンジニアとしてのキャリアを見据える意味でも、鍛えておくと良いですね。

自走力

自走力は、これまで解説したコミュニケーションスキル、故障診断(トラブルシューティング)スキルの根幹を成す重要な能力です。

自走力とは、字の通り「自身の動力で走れる力」を指します。積極性や主体性、と言い換えても良いですね。

上司からの指示を待つ、といった受け身の姿勢では、依頼主との良好な関係作りやトラブルの早期解決は図りづらくなります。

そのため、現場監督の役割を果たすカスタマーエンジニアにとって、自身で考え素早く行動に出る自走力は欠かせないスキルといえるのです。

カスタマーエンジニアに資格は必要?

結論、カスタマーエンジニアになる上で取得しなくてはならない必須資格はありません

通常業務であれば、カスタマーエンジニアが行う仕事に必要な資格はないからです。

しかし、ハードウェアの電源や通信に関する保守・点検を行うには、次いずれかの資格が必要になります。

  • 電気工事士
  • 認定電気工事従事者
  • 工事担当者

電気工事に関する業務は上記の資格を持つ人が従事するよう、法律で定められているからです。

今後のキャリアやカスタマーエンジニアとして遂行できる仕事の幅を広げる意味でも、資格は取得しておいて損はないですよ。

カスタマーエンジニアとその他のエンジニアの違い

「エンジニアの職種ってたくさんあるみたいだけど、違いがよくわからない…」

システムエンジニアやバックエンドエンジニア・インフラエンジニアなど、エンジニアは職種ごとに名称がわかれているものの、一見するとややこしいですよね。

しかし、上記でも解説した通り、エンジニアの職種は担当する仕事によって名称がわけられています。

つまり、職種ごとの仕事内容が理解できれば、自然と区別ができるようになるわけです。

前置きが長くなりましたが、下記からはカスタマーエンジニアとの違いに焦点を当てながら、ほかのエンジニアの仕事内容を紹介していきますね。

カスタマーエンジニアとシステムエンジニアの違い

カスタマーエンジニアとシステムエンジニアの違いは、システムの設置・運用・保守を担当するか、設計・開発を担当するかです。

前者はカスタマーエンジニア、後者をシステムエンジニアが担当します。

製品システムの開発から運用にいたるまでの工程は地続きなため、システムエンジニアが開発した製品システムの運用・保守をカスタマーエンジニアが行う形になりますね。

システムの運用・保守担当がカスタマーエンジニア、開発担当がシステムエンジニアと覚えておくと、わかりやすいですよ。

カスタマーエンジニアとバックエンドエンジニアの違い

カスタマーエンジニアとバックエンドエンジニアの違いは、システムの設置・運用・保守を担当するか、Webシステムの設計・開発を担当するかです。

前述した通り仕事内容が異なるのですが、仕事内容がこのように解説すると、「システムエンジニアとバックエンドエンジニアって何が違うの?」と疑問を感じる人もいますよね。

そもそも、バックエンドエンジニアはWebシステムの開発に特化したエンジニア(Webエンジニア)の中でも、利用者の目に見えないサーバーやデータベースの処理を行うエンジニアを指す言葉です。

そのため、システムエンジニアとバックエンドエンジニアでは、担当するシステムの開発領域(広さ)が異なります。

種類に関わらずシステム全般の開発を行うシステムエンジニアの中に、バックエンドエンジニアが含まれると捉えるとわかりやすいですね。

ちなみに、Webシステムの開発に特化したWebエンジニアの中でも、どの位置を開発するかによってフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアにわかれますよ。

下の記事では、システムエンジニアについて詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。

システムエンジニアとはどんな仕事?年収や資格、将来キャリアパスも紹介

カスタマーエンジニアとマークアップエンジニアの違い

カスタマーエンジニアとマークアップエンジニアの違いは、システムの設置・運用・保守を担当するか、Webサイトの制作を担当するかです。

ちなみに、マークアップエンジニアは依頼主の目的を実現するWebサイトを制作するエンジニアのこと。

依頼主に近い立場のエンジニアという共通点はあるものの、カスタマーエンジニアとマークアップエンジニアでは担当する仕事内容が大きく異なりますね。

次の記事では、マークアップエンジニアについて詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。

【完全ガイド】マークアップエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、必要なスキルも紹介

カスタマーエンジニアとインフラエンジニアの違い

カスタマーエンジニアとインフラエンジニアの違いは、システムの設置・運用・保守を担当するか、サーバーやネットワークの設計・構築・運用を担当するかです。

ちなみに、インフラエンジニアはサーバーやネットワークなどを設計・構築・運用するエンジニアのこと。利用者が目せず触らない部分の設計や構築を担当する意味で、カスタマーエンジニアとは役割が大きく異なります。

また、システムの開発を担当するシステムエンジニアとも、利用者が触れる部分を開発しているかどうかという点で区別されますね。

先に述べたように、担当する仕事内容でわけると混乱せず覚えられますよ。

下の記事では、インフラエンジニアについて詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。

【徹底解説】インフラエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性・必要なスキルも紹介

カスタマーエンジニアの労働環境

「実際にカスタマーエンジニアとして働いている人の声が聞きたい!」

とカスタマーエンジニアの実態が気になっている人は多いはず。

カスタマーエンジニアを目指すなら、働いている人の感想や意見は事前に聞いておきたいですよね。

そこで下記からは、カスタマーエンジニアとして働く人の口コミを紹介しながら、その実態に迫っていきます。

カスタマーエンジニアってきついの?

上記の口コミから、カスタマーエンジニアには不眠不休で働かなくてはならない時もあるようです。

もちろん、務めている会社の規模や人員、自身の作業速度によってカスタマーエンジニアの忙しさは異なります。

しかし、依頼内容や納期次第では寝る間も惜しんで製品システムの設置をしなくてはなりません。自身のスキルや所属する会社の体力が物をいいますね。

カスタマーエンジニアのやりがいは?

自身の仕事振りや成果がカスタマーエンジニアとしてのやりがいに深く関係するようです。

いわばカスタマーエンジニアは、製品システムを支える縁の下の力持ち。

利用者に製品システムを違和感なく快適に利用してもらえるのも、カスタマーエンジニアの大きなやりがいになりますね。

カスタマーエンジニアの今後や将来性、需要は?

結論、カスタマーエンジニアの需要は現在、そして今後も増加する可能性が高いです。

出典元:IT人材白書2020 独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター

上の画像から、2021年現在でITに関する教養や専門スキルのある人材(IT人材)は、約31万人も不足しているのが現状です。

また、この人材不足は今後も加速し、2030年には約45万人に上ると予測が出ています。

そのため、製品システムの設置や導入支援、保守・点検といった専門スキルを持つカスタマーエンジニアの需要は今後も増加していくと言えるわけです。

もちろん、AIを活用した業務の自動化が進み、カスタマーエンジニアの需要が下がるといった異論もあります。

しかし、依頼主と良好な信頼関係を築いてこそ成り立つカスタマーエンジニアの仕事は、今後も人が行うべき仕事となる可能性が高いといえますね。

カスタマーエンジニアに向いている人は?
ここまで読み進めてくれてあなたは「自分はカスタマーエンジニアに向いているの?」と感じているでしょう。

あなた自身がカスタマーエンジニアに向いているか判断するためにカスタマーエンジニアに向いている人を紹介しますね。

カスタマーエンジニアに向いている人3選は以下の通りです。

  • 機械を触るのが好きな人
  • 体力に自信のある人
  • コミュニケーションを取るのが上手な人

順に解説していきますね。

機械を触るのが好きな人

カスタマーエンジニアはシステムを現場に設置し稼働させる作業を担っているため機械に触れることが多いお仕事であり、機械に触れることが好きな人は向いていると言えます。

先ほどもお話した通り、カスタマーエンジニアは情報システムやハードウェアなどの導入支援や設置をサポートする技術者です。

導入するシステムは客先によって異なるため、現場ごとで触れる機械が異なることも魅力ですよね。

またシステムの保守や点検も業務内容なので、システムの導入後の機器の知識も必要になります。

さまざまな機器に触れながら知識やスキルを身に着けたい方には、おすすめの職種ですよ。

体力に自信のある人

設置したシステムにいつ、どこでトラブルや不具合が生じるかわからないため、体力に自信がある人は向いています。

システムのトラブルや不具合って日時を選ばず突然起こるんですよ。「このタイミングで起きないで…」と思う時に起こるものです。

トラブルや不具合が生じた場合はただちに現場に駆けつけ、トラブル等の原因を探し解決しなければなりません。

時には問題を解決するために時間がかかることもあるでしょう。クライアントはすぐにシステムが復旧することを望んでいる場合がほとんどのため、夜間の長時間労働になることもありえます。

どんなタイミングでも迅速に対応できるスタミナを持っている方には向いていると言えるでしょう。

コミュニケーションを取るのが上手な人

安定してシステムを使えるようにクライアントの理解や協力も必要になるので、コミュニケーションを取るのが上手な人には向いているでしょう。

カスタマーエンジニアはクライアントが安定してシステムを使えるようにサポートしています。

安定してシステムを動かすにはクライアントにもシステムの使用上の注意や守ってもらわなければならないこともあるんです。

なので、クライアントにシステムの導入時しっかりと説明し理解してもらわなければなりません。

さらに問題が生じた場合はトラブルの原因を探るために状況把握を確実にしなければならないのでクライアントとコミュニケーションを取る必要があります。

初対面の人と問題なく会話ができたり、話の意図をくみ取ることが得意な人にはおすすめなお仕事ですよ。

カスタマーエンジニアに未経験からなる4STEP

カスタマーエンジニアの現状を知り、それでも未経験からカスタマーエンジニアを目指そうと考えている人は「どうすればカスタマーエンジニアに未経験からなれるの?」と感じていませんか?

そこで上記の問題を解決するべくカスタマーエンジニアに未経験からなる方法を紹介しますね。

カスタマーエンジニアに未経験からなる4STEPは以下の通りです。

ひとつひとつ詳細に解説していきますね。

STEP1:ITスキルを学習する

カスタマーエンジニアはさまざまなIT機器の設置や導入を行うため、ITスキルを学習することが必要です。

ITスキルを身に着けていれば、クライアント先で起きたトラブルを正確に把握でき必要な対応を取ることができますよ。

またIT業界は日々新しい技術が出てくるので、新しいシステムや技術を常に取り入れていくことも大切です。

おすすめの学習方法は勉強会やセミナーに参加することですよ。わからない点をすぐに質問でき、書籍などでは知れない実践的なスキルを学べたり新しい技術を学習できるからです。

時代の流れに合わせながら、新しいITスキルを身に着けていくことで仕事の需要も増えていきますよ。仕事が忙しい中でも、時間を有効に使って学習時間を確保していきましょう。

STEP2:コミュニケーションスキルを身に着ける

クライアントと円滑にコミュニケーションを取りながらお仕事を進めていくことで業務効率が上げられるため、コミュニケーションスキルを身に着けましょう。

クライアントはITの知識に詳しくない場合もあるので、専門的な話になると顧客が話を正確に理解できない可能性もあります。

そのためITの専門用語を嚙み砕いて話したり、わかりやすく例え話を入れるなどコミュニケーションの取り方を工夫すると良いでしょう。

クライアントの理解度を意識しながら、その場に合わせた会話ができるようにしていくことが重要ですよ。

STEP3:工学系の知識を習得する

カスタマーエンジニアはさまざまな機器を扱ったり、機器設置の際に電源や回線の確保を行うため工学系の知識を習得しておくと良いでしょう。

先ほどもお話した通り、カスタマーエンジニアになるとクライアントが購入したコンピューターや機器の点検や保守を行うことになります。またトラブルが生じた時は対応することも業務ですよ。

つまり機器を扱っていくことになるので、機器本体を動かすには「何が必要?配線は?電気工事は必要?」など学習できる範囲で知識を習得しておくと役立ちます。

おすすめの学習方法は本やe-ラーニングなどを活用し学習を進める方法ですよ。さまざまなレベルの書籍や講座がありますので、あなたの知識レベルに合ったものを選んで学べるからです。

転職前に機器に関して少しでも知識があると実際に機器に触れた時の理解度が異なりますので、できる範囲で機器や配線などの知識を身に着けておきましょう。

STEP4:エージェントに登録する

あなたにあった求人を効率良く探し出せるためエージェントに登録することをおすすめします。

おすすめのエージェントは以下の通りです。

エージェント名 特徴
リクルートエージェント 全職種を網羅している大手エージェント
求人数が多い
Geekly(ギークリー) ITエンジニア専門の転職エージェント
非公開求人多数あり
WORK PORT(ワークポート) 未経験求人に強いエージェント
無料ITスクールあり

エージェントに登録すれば担当者があなたの希望に沿う求人を見つけ紹介してくれますよ。さらに面接の日程調整や提出書類の添削などさまざまなサポートも受けられます。

カスタマーエンジニアの求人は数多く掲載されているため、あなたの希望に合った求人を見つけ出すには時間と手間がかかってしまうんです。

なのでエージェントに登録すれば大変な作業量を担当者にお願いできるため、時間を有効に使うことができますよ。

効率良くお仕事を探す最善の方法ですね。

カスタマーエンジニアに転職する4STEP

カスタマーエンジニアを詳細に知り、目指してみようと考えている方は「カスタマーエンジニアに転職する方法が知りたい!」と思っていませんか?

カスタマーエンジニアに転職する方法がわかれば、スムーズに転職の準備に入れますよね。
そこでカスタマーエンジニアに転職する4STEPを紹介します。

ひとつひとつ丁寧にお伝えしていきますね。

STEP1:機器に関する知識を身に着ける

機器に対してスキルを持っていないと対応ができないため、機器に関する知識を身に着ける必要があります。

機器の知識があれば機器にトラブルが生じた場合に原因を的確に究明できるので、転職時に高い適応力があると判断されやすいですよ。

カスタマーエンジニアはネットワーク機器やサーバー、プリンターからコピー機などさまざまな機器を扱いますよ。

中でもネットワークやサーバーの機器に触れる機会が多いので、ネットワークとサーバー機器から知識をつけていきましょう。

おすすめの学習方法は書籍を活用することです。初心者から経験者向けなどあなたの知識レベルに合う本を見つけてくださいね。

またIT業界の進歩は早いため新しい機器がどんどん出てくるので、時代の流れに取り残されないように常に情報に目を光らせておくと良いでしょう。

時間を有効に使って情報を取り入れ、機器に関する知識も習得することが転職への近道になりますよ。

STEP2:電気系統、配線に関する資格を取得する

システムの設置や保守を行う場合、電源や回線に触れることになるため電気系統や配線に関する資格を取得すると転職しやすいでしょう。

具体的には以下の資格が有効になります。

  • 電気工事士
  • 認定電気工事従事者
  • 工事担当者

上記のような資格を持っていなければ、電源や通信の保守管理を任せてもらえるので転職に有利になりますよ。

電源や通信の工事は危険な作業となるため有資格者にのみできる作業なので、ライバルに差をつけるチャンスでもありますね。

STEP3:ポートフォリオを作成する

あなたの実績や実力をアピールするために、ポートフォリオを作成しましょう。

口頭で「大きなプロジェクトに参加していました!」や「多くの実績があります!」と伝えても信頼度が高くありませんよね?

どのくらいの規模のプロジェクトでどのような仕事をしてきたのか相手にはわかりませんもんね。

そこでスキルや実績、経験を証明するためにもポートフォリオを作成することでスキルや技術レベルを目で見える形にすると伝わりやすいですよ。

参考にしたいおすすめのポートフォリオは以下の通りです。

名前 特徴
Shohei Momma’s Portfolio シンプルなデザインのポートフォリオ
仕事内容や実績を一目で確認できる
Yohei Munesada’s Portfolio モノクロのデザインながらトップページが印象に残るポートフォリオ
丁寧で詳細に紹介している
Naoto Suzuki’s Portfolio 大変シンプルなポートフォリオ
スキルをわかりやすく表示している

ライバルと差別化し自身をアピールするためにもポートフォリオは重要ですね。

STEP4:転職サイト、転職エージェントに登録する

あなたにあったお仕事を効率的に探せるので、転職サイトや転職エージェントに登録することをおすすめします。

おすすめの転職サイトは以下の通りです。

転職サイト 特徴
マイナビ転職エンジニア求人サーチ 大手ITエンジニア専用転職サイト。検索条件が豊富。
IT転職ナビ ITやWeb業界に特化した転職サイト。スカウトサービスあり
dodaエンジニアIT ITやWebエンジニア専用の転職サイト。求人数が豊富

おすすめの転職エージェントは以下の通りです。

転職エージェント 特徴
リクルートエージェント 大手エージェント。求人数が豊富
Tech Stars Agent(テックスターズエージェント) エンジニア特化型エージェント。スカウト機能あり
レバテックキャリア エンジニア特化型エージェント。ベストなキャリアを提案

転職サイトで就業条件などを確認しながらあなたがしていきたいお仕事を探してみましょう。あなたのスキルや実績をもとに希望するお仕事を丁寧に確認して進めていって下さいね。

転職サイトであなたの希望するお仕事を探すことももちろん良いですが、求人数も多く1つ1つ確認してお仕事を探していくのは大変な作業になります。

そこで時間を有効に使って転職をしていきたい方には転職エージェントをおすすめしますよ。転職エージェントなら、あなたの希望する条件の求人を紹介してくれるんです。

転職サイト、転職エージェントのどちらが良いということはありませんので、あなた自身が転職活動をしやすい方を活用して下さいね。

まとめ

今回はカスタマーエンジニアに関して詳しく解説してきました。

カスタマーエンジニアはシステムをクライアント先に設置、導入し運用や保守を行う職業です。

上記の業務を行う場合は資格は必要ありませんが、電気工事を伴う作業をする際は以下の資格のいずれかが必要になりますよ。

  • 電気工事士
  • 認定電気工事従事者
  • 工事担当者

上記の資格を持っていると活躍できる場が増えるためライバルに差をつけるためにも取得すると良いでしょう。

未経験からでもカスタマーエンジニアを目指すことは可能なので、目指そうと決断したらカスタマーエンジニアになる4STEPを参考に挑戦してくださいね。